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年度 | 2015 |
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科目名 | 消費科学 |
担当者名 | 吉田 恭子 |
単位 | 2 |
科目目的 Course Objectives |
「消費科学」は生産、流通、消費について、その実態を明らかにするとともに、いかにしてこれを生活の豊かさの向上に結びつけるかを考える科学である。この科目はテキスタイルアドバイザーの資格科目であるので、衣生活の面を中心に消費を考え、生活者として、またアパレル分野で活躍する際に必要な考え方と知識を体系的に身につける。 |
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到達目標 Class Goal |
衣生活を中心として消費者が望む品質を知り、消費者行動を理解する。また、繊維製品の生産・流通・消費についての一連の基礎的知識を修得する。 |
授業内容 The Content of the Course |
繊維製品を中心とした消費の観点から、消費者、商品、企業の三者を総合的に考えるために、消費とは何かを知り、@繊維製品の品質について、消費者の要求や企業の品質保証について学ぶ。A消費者の行動(購買行動など)についての知識を得る。B繊維産業を例にあげ、企業における生産、流通のしくみや販売の形態を知る。以上のほか、環境問題と消費についても触れる。 |
授業計画 Class Plan |
1 消費と消費科学
(1)消費とは・消費科学とは (2)消費科学の領域と変遷 2 品質とは (1)品質とは (2)衣料品の品質 (3)消費者要求と商品の品質 3 品質評価と品質保証 (1)品質の評価と評価方法 (2)品質保証とそのシステム 4 繊維製品の品質表示 (1)品質表示の種類 (2)家庭用品品質表示法による表示 5 サイズ表示と原産国表示 (1)衣料品のとサイズ表示 (2)原産国表示 6 繊維製品の安全性と消費者苦情 (1)繊維製品の安全性とは (2)繊維製品の消費者苦情 7 消費者行動の特徴 (1)消費者行動とは (2)消費者行動の変化 (3)消費者行動とライフスタイル 8 消費者行動に及ぼす要因 (1)心理的要因 (2)社会的要因 (3)経済的要因 9 商品と消費者行動 (1)商品の分類 (2)店舗の種類と商品 (3)購買行動と消費者情報 10 消費者調査 (1)消費者調査の種類と特徴 (2)消費者調査のプロセス (3)衣生活と消費者調査 11 繊維産業の構造 (1)産業構造とその変化 (2)繊維産業の変遷と現状 12 繊維・繊維製品の生産 (1)繊維・繊維製品の種類 (2)繊維・繊維製品の生産動向 13 繊維製品の流通 (1)流通市場の構造 (2)流通業態 (3)情報化の進展と流通 14 繊維製品の消費 (1)繊維製品の消費動向 (2)アパレルの消費 15 繊維製品と環境問題 定期試験 |
授業方法 Class Method |
衣生活からみた消費科学について解説を行うとともに、受講者とともに、科学的な視点からの考察を加えていく。 |
授業時間外学習 Review and Preview |
・教科書があるので、事前に該当箇所を予習する。
・一般新聞の生活、経済、産業の欄に常に注意をはらうとともに、繊研新聞(H1号館5階エレベーターホールで閲覧可能)に目を通し、繊維産業・ファッションビジネスになど関する記事をチェックし、繊維製品の消費についての理解を深める。 |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(80点) ・レポート[作品含む](20点) ・レポート点(20点)と期末試験期間中の筆記試験(80点)の合計(100点)で評価。 |
教科書 Textbook |
日本衣料管理協会刊行委員会 編/衣生活のための 消費科学/(社)日本衣料管理協会 |
参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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担当教員への連絡方法 How to make Contact |
担当教員の研究室、e-mailアドレス等は、Student Guide For Academic Studies に記載。 |
受講上の注意 Notices |
この科目は、テキスタイルアドバイザー(1級・2級)の資格取得に必要な科目である。 |
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