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年度 | 2015 |
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科目名 | 図学・情報基礎演習T |
担当者名 | 杉浦 徳利・宇野 朋子・鈴木 利友・福田 哲也・柳沢 和彦 |
単位 | 2 |
科目目的 Course Objectives |
建築設計を学ぶ上で必要となる情報処理の基礎的な知識、能力を習得する。また図学の基礎を学ぶことにより、2次元の平面に描かれた図形の観察や作図を通して、3次元の空間を理解、表現するトレーニングを行い、空間把握能力を向上させることを目的とする。 |
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到達目標 Class Goal |
建築設計を学ぶ上で重要な図学および情報処理の基礎を身に付けるとともに、これらを建築設計にかかわるさまざまな問題解決や提案に活用することを目指す。
本科目が対応する建築学科・大学院建築学専攻修士課程(6年)、および建築学科(4年)の学習・教育到達目標(◎は特に対応する到達目標) ◎A-1(6年)語学や諸学の基礎学力の習得、及び自らの主張を社会に提案し、合意を形成できる実践的能力を修得する。(4年)語学や諸学の基礎学力の習得、及び自らの主張を社会に提案し、合意を形成できる基礎的能力を培う。 |
授業内容 The Content of the Course |
まず建築学科で学ぶ上で必要な、情報処理の基礎知識、能力を、すぐに使うものから順に、早期に習得する。その後は図学やCADによって空間情報を取り扱う訓練を行う。図学は直線、平面を投影図によって理解するトレーニングを積んだ後に、透視投影を理解し、透視図を正しく描けるようにする。CADはVectorWorks等を用いて、基礎的な造形ができるようにする。 |
授業計画 Class Plan |
1.建築学科で学ぶための情報処理の基礎
第1回 ガイダンス、インターネットの仕組みと情報社会の倫理 スタジオの利用方法 第2回 インターネット社会における安全への知恵と情報セキュリティ Wordの活用による文書の作成 第3回 小テスト1 Photoshopによる画像処理の基礎 PowerPointによるプレゼンテーションの作成 第4回 Excelの活用による表やグラフの作成と表計算 第5回 ExcelとWordの連携による文書の作成 Illustratorによるプレゼンテーションの基礎 第6回(前半) 小テスト2 2.図学の基礎1 第6回(後半) 投影(投象)の基礎、第一角法と第三角法、点の正投影、直線の正投影 第7回 立体解析の手法(副投影法、回転法、ラバット法) 第8回 平行な2直線、2直線の交点、2直線の交角(副投影法による解法) 第9回 2直線の交角(回転法による解法)、平面の投影、平面上の点、平面上の直線 第10回 平面上で交わる2直線、平面上の図形の実形、平面と平行な直線、平面と直線の交わり 第11回 平行な2平面、交わる2平面、直線、2平面の交角 第12回(前半) 小テスト3 3.CADの初歩 第12回(後半) VectorWorksの初歩 第13回 仮想空間における造形1 第14回(前半) 仮想空間における造形2 4.図学の基礎2 第14回(後半) 透視投影(一点透視) 第15回 透視投影(一点透視と二点透視) |
授業方法 Class Method |
授業計画1は、講義室における講義と、スタジオにおけるソフトウェアの操作の学習、および課題に基づく演習を組み合わせて行う。第3回、第6回に小テストを行う。
授業計画2は、教員による解説と、演習問題を組み合わせて行う。第12回に小テストを行う。 授業計画3は、スタジオにおける操作の学習と、課題に基づく演習を組み合わせて行う。 授業計画4は、教員による解説と、演習問題を組み合わせて行う。 |
授業時間外学習 Review and Preview |
各回の授業内容を確実に復習して理解し、次回の授業に臨むこと。宿題は次回の授業までに必ずやってくること。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点等(100点) 配点内訳:授業への積極的参加度(10点)、課題および小テスト(90点)で採点する。 |
教科書 Textbook |
システムテクニカルサービス株式会社/『情報リテラシーT』/システムテクニカルサービス株式会社 |
参考書 Reference Books |
小川恒一他/演習 図学と製図/電気書院 岩井實他/基礎応用 第三角法図学 第2版/森北出版 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
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担当教員への連絡方法 How to make Contact |
<担当教員(非常勤講師)紹介>
福田 哲也 福田哲也建築設計事務所 代表 (株)遠藤秀平建築研究所を経て、独立。住宅、店舗 をはじめ建築全般・インテリア・リノベーションの設計・デザインを手掛けている。 |
受講上の注意 Notices |
補習、再試験について:定期試験において不合格となった学生は、所定の期間に再試験受験手続を行うとともに、9月に開講する補習に必ず出席し、指示された提出物を期限までに提出すること。補習に出席しない場合は、再試験受験手続を行っていても原則として不合格とする。再試験において提出した提出物の点数は0.8をかけ、上記評価方法に基づく得点に加算する。再試験の評価において、60点以上の得点はすべて60点とする。 |
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