シラバス参照 |
年度 | 2015 |
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科目名 | 伴奏法 |
担当者名 | 多田 秀子 |
単位 | 2 |
科目目的 Course Objectives |
音楽表現の中で、パートナーと五分五分の関係にある伴奏の重要性を理解し、伴奏に求められている柔軟で確実なテクニックや多彩で豊かな音楽性について考察し、質の高い演奏技能を習得する。その上で、一人では完成できない曲を共に作り上げていく喜びを感じ、更に多彩で深い表現を求めて自主的に探究していく力を養うことを目的とする。 |
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到達目標 Class Goal |
パートナーと共に音楽を表現することに喜びを感じるために、安定した信頼できるテクニックを習得すること。また、ともに音楽を作り上げていくパートナーの息遣いを感じ、そのフレーズに相応しい表現のために柔軟な対応ができる力を養うことを目標とする。 |
授業内容 The Content of the Course |
演奏家、音楽教師として生き生きとした音楽表現をするために重要な伴奏について、その役割を理解し、伴奏者として信頼されるテクニック、音楽的知識を習得し、センスを磨く。主に声楽家、管弦楽器の重要なレパートリーを取り上げ、それぞれの曲に求められているさまざまな表現法を考察し、演習する。個々の学生が抱えている問題についても丁寧に指導する。 |
授業計画 Class Plan |
第1回 伴奏についての認識、理解
伴奏するために必要な毎日の訓練について 第2回 初見能力のアップを図る 第3回 イタリア古典歌曲の伴奏 第4回 イタリア歌曲の伴奏法を考察する 第5回 イタリア歌曲の表現方法を探究する 第6回 ドイツ歌曲の歌詞の意味を知り、表現方法を考察する 第7回 ドイツ歌曲の歌詞内容を理解し、表現する 第8回 ドイツ歌曲の伴奏の方法を探求する 第9回 ドイツ歌曲の伴奏の表現を深める 第10回 ドイツ歌曲の伴奏のより良い表現を目指す 第11回 ドイツ歌曲の伴奏についてのまとめ 第12回 オーケストラ伴奏のついた作品の伴奏についてその方法を考察する 第13回 オーケストラ伴奏のついた作品の伴奏の方法を探求する 第14回 オーケストラ伴奏のついた作品の伴奏の表現を深める 第15回 まとめ及び前期にとりあげた作品の発表 第16回 フランス歌曲の歌詞の意味を知り、表現方法を考察する 第17回 フランス歌曲の歌詞内容を把握し、表現する 第18回 フランス歌曲の伴奏の方法を探求する 第19回 フランス歌曲の伴奏の表現を深める 第20回 フランス歌曲の更に音楽的な表現を目指す 第21回 日本歌曲の情景を描き、ふさわしい表現方法を考察する 第22回 日本歌曲の歌詞内容にふさわしい表現をする 第23回 日本歌曲の伴奏の方法を探求する 第24回 日本歌曲の伴奏の表現を深める 第25回 日本歌曲の魅力を感じて更に音楽的な表現を目指す 第26回 オペラの伴奏について方法を探求する 第27回 オペラの伴奏について歌手の立場からも探求する 第28回 オペラの伴奏のよりふさわしい表現をする 第29回 音色、バランス、ペダル、ブレス、テンポ、音楽的流れなどに配慮して総仕上げ 第30回 成果発表テスト |
授業方法 Class Method |
授業で取り上げられる曲をパートナーと共に発表し、その表現方法等について探究していく。取り上げる曲については、学生からの希望も考慮する。柔軟な対応力を養うために、パートナーは曲により組み分ける。 |
授業時間外学習 Review and Preview |
授業で取り上げられる曲についてしっかり譜読みをし、意味、内容までわかるように準備すること。授業終了後は、各曲が自分のレパートリーとなるよう更に自主的に練習を重ねること。授業で取り上げれなかった曲についても、本科目の修得内容を活用して主体的に取り組む。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点等(100点) 配点内訳:授業内演奏60点と授業への積極的参加度40点 |
教科書 Textbook |
適宜プリントを配布する。 |
参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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担当教員への連絡方法 How to make Contact |
火曜日5限のオフィスアワーを利用して研究室 M-31-10 を訪問する。
メールアドレス hide7041@mukogawa-u.ac.jp に連絡する。 |
受講上の注意 Notices |
声楽専修及び管弦専修の学生と共に受講することが望ましい。
事前の練習と、人の演奏を聴き自分なりの意見を持ち積極的に発言する態度が必要。 |
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