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年度 2015
科目名 天然物化学実験
担当者名 石黒 京子・奥 尚枝・高 明・吉富 久恵
単位 1
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科目目的
Course Objectives
日本薬局方に収載される代表的な生薬を鑑別し、生薬試験法の原理および操作法を理解する。また天然物質の抽出、分離精製法を実施し、天然物の取扱い法の修得する。
到達目標
Class Goal
・代表的な薬用植物の形態を観察する。
・代表的な生薬を鑑別できる。
・代表的な生薬の確認試験を実施できる。
・天然物質の代表的な抽出法、分離精製法を実施できる。
授業内容
The Content of the Course
薬用植物園において植物を観察することにより、薬用植物の区別ができるようにする。また日本薬局方収載の代表的な生薬の確認試験を実施する。低学年の実習で修得した化学実験や分析実験の基本操作技術を応用し、天然物質の単離と精製を行い、代表的な生薬成分についての知識を得る。
授業計画
Class Plan
必修科目

第1回 実習講義と実験準備
第2回 薬用植物の観察(薬用植物園において形態を調べ、薬効を知る。) 
第3〜6回 日本薬局方収載の生薬の試験法を修得する。
 (1) 全形生薬の性状の観察
 (2) 日本薬局方収載の漢方処方に配合される生薬の鑑定
 (3) 確認試験による未知生薬の同定
      オウバク、オウレン、カンゾウ、トウヒ、ロートコン、コウボウ、
      サイコ、シャクヤク、センブリ、ニンジン、ボタンピ、トコン
 (4) 生薬から薬効成分の抽出、単離および精製法を修得する。
  (a)オウバクの抽出
  (b)ベルベリン塩酸塩の分離と再結晶による精製
  (c)薄層クロマトグラフィーによる確認
第7回 実習の片付けと実習試験
授業方法
Class Method
SGDを取り入れて実験を行い、PBL形式でスペクトルの演習を行う。
授業時間外学習
Review and Preview
薬用植物学、天然医薬品学および有機構造解析学の講義で学んだ知識を確実なものにしておくこと。
評価方法
Evaluation Method
・平常点等(100点) 配点内訳:評価の前提としてすべて出席すること。実習レポート(20点)、実習試験(30点)と実習中の態度・手技・口頭試問等(50点)により評価する。

教科書
Textbook
石黒京子/天然物化学実験実習プリント/生薬学研究室作成
参考書
Reference Books
滝戸 道夫 他/カラーグラフィック薬用植物 第3版/廣川書店
柿沢 寛、楠見 武徳/有機機器分析演習/裳華房
海老塚 豊、森田 博史/パートナー天然物化学/南江堂
野呂 征男 他/薬用植物学 改訂第6版/南江堂
地域との連携
Cooperation with the Community

担当教員への連絡方法
How to make Contact
生薬学研究室(総合薬学教育研究棟5階)
受講上の注意
Notices
実習に先立って個々の項目に関する下調べを必ずしておくこと。

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