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年度 2015
科目名 バイオメカニクス
担当者名 伊東 太郎
単位 2
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科目目的
Course Objectives
 バイオメカニクス(生体力学)の学修によって,身体運動の運動成果(パフォーマンス)がおよそ物理学,解剖学および生理学が示す原理に従っていることを理解することを目的とする.
到達目標
Class Goal
 スポーツにおけるパフォーマンスを向上させるために,力学的にどのような要因を改善することが必要なのか,思考できることを目標とする.受講生の運動・スポーツの「動きをみる目」が変わり,スポーツ指導の現場で活かしていけることを期待する.
授業内容
The Content of the Course
 身体運動の仕組みについて力学的理解を中心に学修していく.バイオメカニクスの学修には,解剖生理学・機能解剖学・運動生理学の知識が欠かせないため,その内容も織り交ぜながら授業を進める.
授業計画
Class Plan
1.バイオメカニクスとは? バイオメカニクスがスポーツ指導に果たす役割.
2.骨と筋による関節の動き,筋収縮と筋電図
3.力学の基礎(1)力の分解と合成,生体におけるテコ
4.力学の基礎(2)仕事,パワー,エネルギー
5.力学の基礎(3)身体重心位置の求め方,重心の速度と加速度
6.力学の基礎(4)床反力と重心加速度
7.力学の基礎(5)ニュートンの運動方程式
8.力学の基礎(6)水平投射と斜方投射
9.力学の基礎(7)力学的エネルギー保存の法則
10.歩き始めと歩行のバイオメカニクス
11.走行のバイオメカニクス
12.跳・投・打動作のバイオメカニクス(1)
13.跳・投・打動作のバイオメカニクス(2)
14.水泳のバイオメカニクス
15.飛行中のボールと流体力学
定期試験
授業方法
Class Method
 授業では実験デモンストレーション結果を提示し,現象の法則性を見出そうとする,「課題発見・解決型授業」に力点をおいて学修を進める.
授業時間外学習
Review and Preview
 授業では,前回の授業内容に基づき内容を更に発展していく.そのため,授業の復習を欠かさないこと.
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(100点)

教科書
Textbook
教科書は用いない.適宜,プリントを配布する.
参考書
Reference Books
石毛 勇介監訳 Griffiths IW 著/バイオメカニクスと動作分析の原理/ナップ
中村隆一・齋藤宏・長崎浩著/基礎運動学 第6版/医歯薬出版
地域との連携
Cooperation with the Community

担当教員への連絡方法
How to make Contact
連絡や質問等はt_ito21@mukogawa-u.ac.jpにメールしてください。伊東研究室GA303,オフィスアワー木5限.
受講上の注意
Notices
 力学計算が非常に多いので電卓は毎時間必携である.

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