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年度 2015
科目名 ピアノ特殊研究
担当者名 宮下 朋樹
単位 2
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科目目的
Course Objectives
さまざまな時代のピアノ作品や音楽書を用いて、演奏法、読譜、演奏解釈の方法を研究する。
本科目は、中高教科音楽を教授するに足る発展的知識及び技能等を修得し、全人的教職実践力と関連づけて理解する。
到達目標
Class Goal
読譜の方法や、演奏技術の基礎を見つめなおし、音楽家・ピアノ教師として独り立ちするための技能を身につけることを目標とする。
教職課程履修学生は、学修内容を中高教科音楽の内容及び教材の研究・開発に関連づけて、より主体的創造的に探究する。
授業内容
The Content of the Course
バッハのインヴェンションと組曲、フーガ、古典派のソナタ、ロンド等の作品等を教材にして作品の形式や演奏解釈の方法を探っていく。また、偉大なピアニスト、ピアノ教師であった音楽家の著作を読みながら、ピアノ奏法の基礎や音楽家としての心構えを再確認していく。
授業計画
Class Plan
第1回 ピアノ奏法の基礎の再確認。
第2回 演奏解釈とタッチの研究 (バッハ インヴェンション 1番を用いて)
第3回 演奏解釈とタッチの研究 (バッハ インヴェンション 4番を用いて)
第4回 演奏解釈とタッチの研究 (バッハ インヴェンション 8番を用いて)
第5回 バッハ 組曲の研究 その@ (アルマンド、クーラント)
第6回 バッハ 組曲の研究 そのA(サラバンド、ジーグ)
第7回 初見視奏の訓練 その@
第8回 初見視奏の訓練 そのA
第9回 演奏解釈とタッチの研究 (ショパン 前奏曲ハ短調を用いて) 
第10回 演奏解釈とタッチの研究 (ショパン 前奏曲ホ短調を用いて)    
第11回 演奏解釈とタッチの研究 (ショパン 前奏曲ロ短調を用いて)
第12回 フーガの研究   (バッハの平均律クラヴィーア曲集を用いて) 
第13回 ソナタ形式の研究 (ソナチネアルバムを用いて)
第14回 ロンド形式の研究 (ベートーヴェン 悲愴ソナタを用いて) 
第15回 前期のまとめ 課題作品の仕上げと演奏
第16回 ゲンリッヒ・ネイガウスの著作「ピアノ演奏芸術」を読む。
第17回 ゲンリッヒ・ネイガウスの著作「ネイガウスのピアノ講義」を読む。    
第18回 グレン・グールドのドキュメンタリー映像の鑑賞。 
第19回 ピアノ幼児教育のテキストの研究。その@(トンプソン、バーナム等を用いて)
第20回 ピアノ幼児教育のテキストの研究。そのA(ヤマハ、カワイのメソード等を用いて)   
第21回 修了演奏会で演奏する作曲家の理解を深める。その@(文献を読んで)    
第22回 修了演奏会で演奏する作曲家の理解を深める。そのA。(その作曲家の異なる作品に触れて) 
第23回 修了演奏会で演奏する作曲家に関連してレポート課題を決定する。    
第24回 ブルグミュラー 25の練習曲集を用いて演奏解釈、指導法を考える。   
第25回 シューマン ユーゲントアルバムを用いて演奏解釈、指導法を考える。   
第26回 日本人作曲家の子供のための作品を用いて演奏解釈、指導法を考える。
第27回 ドキュメンタリー番組「小沢征爾」の鑑賞。   
第28回 シューベルト「楽興の時」より第6番を用いて、演奏解釈の方法を考える。
第29回 シューベルト「楽興の時」より第6番の演奏。
第30回 後期のまとめ レポートの仕上げと課題作品の演奏。
授業方法
Class Method
毎回の授業のために課題が与えられ、意見を交換しながら研究を進めていく。
授業時間外学習
Review and Preview
課題曲の演奏のための準備練習や、楽書購読が求められる。
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](50点)
・平常点等(50点) 配点内訳:授業への積極的参加度(予習を含め)及び ピアノ課題の習熟度(50点)

教科書
Textbook

参考書
Reference Books

地域との連携
Cooperation with the Community

担当教員への連絡方法
How to make Contact

受講上の注意
Notices
充分な勉強意欲が求められる。
必要に応じて教材のプリントを配布します。

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