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年度 2015
科目名 音楽科指導法V
担当者名 小松原 祥子
単位 2
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科目目的
Course Objectives
1.多文化教育のテーマを元に教材研究・発表を行う。
2.音楽的知識を表現と関連させながら、分かりやすく伝える方法について、探求する。
3.上記目的を踏まえ、音楽教育学の視点から全人教育推進に要する資質能力の向上に資する。
到達目標
Class Goal
学生は、下記目標に到達することにより、教職実践力を構成する授業力及び指導力を高める。
@中等音楽教育の現場をイメージした上で、多文化音楽の指導法を多角的に理解し、教材分析・
指導案作成・実践を行うことができる。
授業内容
The Content of the Course
 音楽科の内容に関するテーマに基づいた実践事例を検討した上で、各自がテーマを選択し、教材研究・模擬授業・討論を行う。また、テーマに関連した教員採用試験問題も取り上げる。
授業計画
Class Plan
 以下の内容について指導事例を検討・実践する。また、担当テーマによる指導案作成・
模擬授業・相互評価を行う。

<西洋音楽史の指導>
第1回 バロック〜古典派の音楽
第2回 ロマン派の音楽 
第3回 近・現代の音楽 
第4回 模擬授業(1)西洋音楽史 (全員:「西洋音楽史」に関する指導案提出)
第5回 模擬授業(2)西洋音楽史(模擬授業担当者:指導案提出)
<日本の伝統音楽の指導>
第6回 雅楽/能楽
第7回 箏/三味線音楽
第8回 尺八音楽/我が国の伝統的な歌唱
第9回 模擬授業(3)日本の伝統音楽(模擬授業担当者:指導案提出)
第10回 模擬授業(4)日本の伝統音楽(模擬授業担当者:指導案提出)
<諸民族の音楽の指導>
第11回 アジアの音楽
第12回 アメリカ大陸・太平洋地域の音楽
第13回 アフリカの音楽/ヨーロッパの民族音楽(「日本の伝統音楽」の模擬授業担当者以外:
                        全員「日本の伝統音楽」の指導案提出)
第14回 模擬授業(5)諸民族の音楽(全員:「諸民族の音楽」の指導案+ワークシート提出)
第15回 模擬授業(6)諸民族の音楽(模擬授業担当者:指導案提出)


 履修者全員が、「西洋音楽史」1枚+「日本の伝統音楽」1枚+「諸民族の音楽」1枚の指導案
+ワークシートを提出すること。
なお、ワークシートは講義内容に関する課題で、模擬授業で教師役が配布するものではない。
所定の書式を配布する。
授業方法
Class Method
双方向授業
授業時間外学習
Review and Preview
授業計画に記載されているキーワードに該当する部分の教科書をよく読んでおくこと。
配布された資料・参考文献を読みこんだ上で模擬授業を行うこと。
評価方法
Evaluation Method
・平常点等(100点) 配点内訳:学習指導案(10点×3=30点) 模擬授業(30点) ワークシート(40点)

教科書
Textbook
中等科音楽教育研究会/最新 中等科音楽教育法{改訂版}中学校・高等学校教員養成課程用/音楽之友社, 2011.
参考書
Reference Books
文部科学省/高等学校学習指導要領解説 芸術(音楽・美術・工芸・書道)編・音楽編・美術編/教育芸術社
文部科学省/中学校学習指導要領解説 音楽編/教育芸術社
山本文茂(他)/高校生の音楽2 改訂新版/音楽之友社
畑中良輔(他)/中学生の音楽2・3下/教育芸術社
地域との連携
Cooperation with the Community

担当教員への連絡方法
How to make Contact

受講上の注意
Notices
教職課程履修学生は、この授業科目終了後、教職課程履修カルテの自己評価シート欄に
必要事項を必ず入力すること。また成績評価発表以後に、成績とともに担当教員による
コメントを参照し自己の学習状況について把握する。

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