シラバス参照

年度 2016
科目名 創薬科学の最前線
担当者名 中林 利克・岩木 一巳・鯉渕 靖・鴻池 敏郎・坂田 恒昭・谷野 忠嗣
単位 1.5
★★「単位」には開講学年の単位が表示されています。★★
★★「単位」が「-(ハイフン)」で表示されている場合は各自の履修便覧で単位を確認してください。★★


科目目的
Course Objectives
製薬企業における新薬の開発のプロセスを現場の研究者、開発者からの説明で理解し、新薬開発の重要性、可能性、困難性と関連する科学技術を薬剤師として理解する。
到達目標
Class Goal
薬剤師として取り扱う医薬品の歴史や開発の経緯を理解する。
授業内容
The Content of the Course
製薬会社のプロフェッショナルにより、創薬に関与する各分野と開発の各段階を解説する。
授業計画
Class Plan
選択科目
第1回 創薬テーマの設定とスクリーニング(鯉渕)
第2回 薬効薬理試験及び毒性試験(鯉渕)
第3回 薬物動態試験及び治験の有効性評価(鯉渕)
第4回 治験の安全性評価、市販後の安全性・有効性評価(鯉渕)
第5回 ゲノム創薬(坂田)
第6回 バイオ医薬、抗体医薬、ワクチン、再生医療(坂田)
第7回 薬の開発・臨床試験-パート1(岩木)
第8回 新薬の開発・臨床試験-パート2(岩木)
第9回 薬の発見と歴史(鴻池)
第10回 21世紀の新薬開発(鴻池)
第11回 感染症治療薬の開発(鴻池)
第12回 生活習慣病治療薬の開発(鴻池)
第13回 製剤の実際(谷野)
第14回 製剤の将来、DDS(谷野)
第15回 まとめ(中林)

 新薬を世に出すための製薬会社の現場の話を聞いて、新薬開発のプロセスや苦労を知ってほしい。薬の歴史や有機化学の知識があるとより興味を持って聞けて理解が進む。
授業方法
Class Method
講義内容の要点をまとめた配布資料を参考に受講し、新薬開発の過程を随時振り返ることで薬の理解を深める。
授業時間外学習
Review and Preview
予習:これまでに学んだ有機化学反応や化合物を生物活性と関連付けながら見直しておくこと。
復習:講述された代表的な医薬品の化学構造やその性質に関する基本的知識を確実に修得しておくこと。また、将来「薬」にたずさわる者として、創薬の流れを理解して説明出来るようにしておくこと。
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](60点)
・平常点等(40点) 配点内訳:授業への出席状況

教科書
Textbook

参考書
Reference Books
坂田恒昭(著)/ゲノム創薬/薬事日報社
北泰行、平岡哲夫(編)/創薬化学−有機合成からのアプローチ/東京化学同人
日本プロセス化学会(編)/医薬品のプロセス化学/化学同人
地域との連携
Cooperation with the Community

担当教員への連絡方法
How to make Contact
中林 利克:生化学I研究室・研究管理棟3階、オフィスアワー:木曜6限
連絡方法については、STUDENT GUIDE 2016-For Academic Studiesを参照すること。
他の教員:事務室に連絡してください。
受講上の注意
Notices
5名の講師による講義であるが、重複する部分や立場の違いから言い換えがあるので理解しやすい。

シラバス参照