科目目的 Course Objectives	薬剤師は、さまざまな職場環境において、法的規制を基盤にした安全性の管理、維持に努めるとともに、起こり得る危機についてもその科学的原因と解決策を熟知し、それらを回避する先頭に立つ必要がある。この授業では、薬剤師が関与する産業における衛生管理に必要な知識、技能を理解し、自ら新たな課題を探索する能力を醸成することを目的とする。
到達目標 Class Goal	食品衛生法、食品表示法、健康増進法、感染症法、検疫法、予防接種法、母子保健法、学校保健安全法、労働安全衛生法、環境基本法、化審法、水道法、水質汚濁防止法、大気汚染防止法、廃棄物処理法、PRTR法などの公衆衛生や環境保全に関係する法律の概要を理解し、産業との関連を説明できることを目標とする。
授業内容 The Content of the Course	衛生関連の法律は、事件や社会情勢に応じて頻繁に改正されている。本授業科目では、4年次までに学習した法体系を整理し、相互の関連を講義するとともに、改正された内容を重点的に説明する。また、薬剤師国家試験対策として、演習形式での授業も行う。
授業計画 Class Plan	選択科目 コアカリキュラムC11とC12の内容を、以下のように計15回で講義する。 第１回　栄養素　 第２回　食品の品質と管理 第３回　食中毒 第４回　保健統計 第５回　疾病の予防（生活習慣病、母子保健、学校薬剤師） 第６回　感染症の現状 第７回　感染症の予防 第８回　職業病とその予防 第９回　化学物質の安全性 第10回　薬物の乱用を規制する法律 第11回　化審法とPOPs条約 第12回　地球環境の保全に関係する国際法 第13回　水環境 第14回　大気環境 第15回　廃棄物処理法、マニフェスト制度、PRTR法
授業方法 Class Method	講義型授業、双方向性授業、演習
授業時間外学習 Review and Preview	講義内容は、社会問題とつながるものが多くあるので、新聞、テレビなどの報道で関連事項に絶えず強い関心をもつこと。
評価方法 Evaluation Method	・レポート[作品含む](70点) ・平常点等(30点)　配点内訳：講義中に実施する小テストや授業態度を総合的に判断する
教科書 Textbook	日本薬学会編/健康と環境　第2版/東京化学同人
参考書 Reference Books	薬学ゼミナール/薬剤師国家試験対策参考書（青本）4 衛生/薬学ゼミナール 厚生労働統計協会/国民衛生の動向/厚生労働統計協会
地域との連携 Cooperation with the Community
担当教員への連絡方法 How to make Contact	市川　厚：バイオサイエンス研究室・教育研究棟3階 　　　　　オフィスアワー：火・5 岡田安代：衛生化学研究室・研究管理棟3階 　　　　　オフィスアワー：金・5 西川淳一：衛生化学研究室・研究管理棟3階 　　　　　オフィスアワー：金・5 山下　沢：衛生化学研究室・研究管理棟3階 　　　　　オフィスアワー：金・5 連絡方法については、STUDENT GUIDE 2016-For Academic Studiesを参照すること。
受講上の注意 Notices	分からない時や講師から質問がなされた時には、積極的に自分の考えを述べるなど、主体的な受講態度を心がけて下さい。

シラバス参照