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年度 | 2016 |
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科目名 | 薬剤学・製剤学実験 |
担当者名 | 橋 幸一・中P 朋夏 |
単位 | 1 |
科目目的 Course Objectives |
薬剤学関連科目で習った事柄の中で特に重要と考えられる項目について、実習を行うことによりさらに理解を深めることを目的とする。 |
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到達目標 Class Goal |
薬剤学関連科目の講義で学んだことを、実習を行うことにより、具体的、本質的に理解すること、論理的な思考能力、情報の収集法を体得し、レポートにまとめる能力を身につけることを到達目標とする。 |
授業内容 The Content of the Course |
医薬品の生体内および生体外での動態をモデル実験を行って理解する。また、局方の各種製剤を調製し、それらの製剤について規定されている試験法を行い、より有効な、より安全な製剤について理解を深める。 |
授業計画 Class Plan |
必修科目
1. 実習講義(1コマ) 実習内容、実験方法、データの解析方法等、実習に関する導入講義を行う。 2. 物理薬剤学実習(2コマ) 1) 薬物の溶解、界面活性剤 サルファ剤を用いて種々pHの溶液に対する溶解速度を測定する。また、ベンゾカインとカフェ インとの複合体形成を溶解度法により測定する。界面活性剤の性質の測定として、臨界ミセル 濃度、Kraft点、曇点を測定する。 2) レオロジーの測定 高分子の粘度を測定し、極限粘度を求め、高分子の物性と粘度について理解する。 3. 製剤と製剤試験(2コマ) 1) 顆粒の製造と製剤試験 押し出し造粒機を用いて顆粒を製造する。顆粒の粒度分布や粉体の流動性、充てん性ならびに 水分測定を行う。また、局方収載品と徐崩性製剤について溶出試験を行い、比較する。 2) 錠剤の製造と製剤試験 直接圧縮法により錠剤を製造し、錠剤試験(重量偏差、硬度、摩損度)と崩壊試験を行う。 4. 生物薬剤学実習(2コマ) 1) タンパク結合における薬物間相互作用 トルブタミドとスルファジメトキシンのアルブミン結合を介した競合置換について、タンパク 結合実験を行ない、得られたプロットから、タンパク結合定数や薬物結合部位数を算出する。 |
授業方法 Class Method |
グループに分けて、各グループ単位で実習を行う。実習で行った結果はグループ内で共有し解析を行うことにより、問題点の共有ならびにその解決を行う。また、教員への質問により双方向型授業も実践する。 |
授業時間外学習 Review and Preview |
予め実習内容を調べ、理解をして実習に臨むようにして下さい。 |
評価方法 Evaluation Method |
・レポート[作品含む](40点) ・平常点等(60点) 配点内訳:実習態度10点、実習テスト50点 |
教科書 Textbook |
高橋幸一、中瀬朋夏/医療薬学実習IVプリント/薬剤学研究室編 |
参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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担当教員への連絡方法 How to make Contact |
橋幸一:薬剤学研究室(研究管理棟2階)
オフィスアワー:金曜日5限 中瀬朋夏:薬剤学研究室(研究管理棟2階) オフィスアワー:金曜日5限 連絡方法については、STUDENT GUIDE 2016 -For Academic Studiesを参照すること。 |
受講上の注意 Notices |
実習室は常に清潔に、特に実験台の上はよく整頓すること。また、器具は大切に使用し、使用後は直ちに洗浄しておくこと。もし、器具を破損した時は、当該器具の補充を必ず受けるようにして下さい。 |
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