シラバス参照 |
年度 | 2016 |
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科目名 | 現代家族論 |
担当者名 | 花輪 由樹 |
単位 | 2 |
科目目的 Course Objectives |
家族とそれを構成する個人や社会との関係を、様々な視点から論じる。講座を通して、現代家族の理解を深め、自分が生まれ育った現在の家族に感謝する気持ちを持ち、また将来の人生設計における家族構築の可能性を真剣に考える機会を得る。 |
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到達目標 Class Goal |
人間が一生のうちに経験する家族の数には限りがある。多様な家族のあり方が存在することや現代家族における問題点を知ることにより、生涯にわたるライフデザインの参考にする。 |
授業内容 The Content of the Course |
「家族」の問題は、社会学、心理学、教育学、家政学など多岐に渡るアプローチが可能である。その歴史や社会的背景、形態、機能などをマクロ的に踏まえた上で、自分の家族を客観視できる目を持つ。また、社会の急激な変化による現代家族の変質、問題点を提議しながら、自らの将来の家族像を模索する。 |
授業計画 Class Plan |
第1回 家族の形態1 ライフステージ毎に異なる家族のかたち
―生まれてから死ぬまでの間にどのような家族に囲まれているのか― 第2回 家族の形態2 ライフスタイル毎に異なる家族のかたち ―結婚の有無、子どもの有無、住み方、パートナーの有無、姓名の改変― 第3回 家族の形態3 世界の暮らしと家族のかたち 第4回 家族の機能1 共に暮らし始めるということ ―様々な結婚のあり方:晩婚、非婚、事実婚、同性婚など― 第5回 家族の機能2 生計を共にするということ ―様々な働き方:専業主婦と専業主夫、共働き、家事分担― 第6回 家族の機能3 子どもを産み育てるということ ―妊活、生殖技術の発展、里親制度、母性と父性、イクメンとイクジイ― 第7回 家族の機能4 親を看るということ ―介護と女性問題、日本と世界の福祉制度、高齢者が暮らしやすい住環境― 第8回 家族の歴史1 前近代の家族の特徴について ―家父長制、家制度、家族間の勢力構造と役割― 第9回 家族の歴史2 近代家族の特徴について ―核家族化、性別役割分業と専業主婦、家族愛と子育て― 第10回 家族の歴史3 現代家族の特徴について ―家族の個人化、社会化、多様化― 第11回 家族の諸問題1 家庭内暴力と共依存 ―家族療法とは何か― 第12回 家族の諸問題2 虐待と育児放棄 ―こけし人形はなぜできたのか― 第13回 家族の諸問題3 介護問題と親殺し ―姥捨て山とは何だったのか― 第14回 今後の家族経営1 家事代行サービスの利用実態と課題 ―世界の家政婦事情と日本の女中の存在― 第15回 今後の家族経営2 家族の危機と貧困をどう救うか ―家族に開かれた地域の活動:「子ども食堂」― 定期試験 |
授業方法 Class Method |
講義型授業 |
授業時間外学習 Review and Preview |
日常生活において家族に興味を持ち、講義内容を踏まえて、現代の様々な家族への関心を高めること。 |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(70点) ・レポート[作品含む](20点) ・平常点等(10点) 配点内訳:授業への積極的参加度 10点 |
教科書 Textbook |
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参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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担当教員への連絡方法 How to make Contact |
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受講上の注意 Notices |
シラバス参照 |