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年度 | 2018 |
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科目名 | 社会言語学 |
担当者名 | 佐竹 久仁子 |
単位 | 2 |
科目目的 Course Objectives |
社会現象として捉えられた言語体系・言語運用の諸側面についての知見を得る。 |
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到達目標 Class Goal |
社会生活における言語の仕組みと運用の仕方について一定の認識を獲得している。 |
授業内容 The Content of the Course |
どの社会でも均一なことばが使われているわけではなく、社会におけることばのありかたは多様である。また、ことばをめぐってはさまざまな社会問題が存在する。社会言語学は、こうしたことばの多様性の解明やことばをめぐる社会問題の解決を目指して、ことばと社会のかかわりについてあつかう研究領域である。この講義では、社会言語学の主要な研究領域について概観したのち、言語変種、ことばの選択、言語変化に関する問題を中心にとりあげて、社会言語学の基本的な考えかたを示す。 |
授業計画 Class Plan |
第1回 ガイダンス:この授業の方針と内容/社会言語学の問題意識
第2回 社会言語学の主要な研究領域 第3回 言語変種(1) 言語と方言 第4回 言語変種(2) 地域方言 第5回 言語変種(3) 社会方言 第6回 ことばの選択(1) 多言語社会とことばの選択 第7回 ことばの選択(2) ことばの切換え 第8回 ことばの選択(3) ことばの切換えのメカニズム 第9回 言語変化(1) 言語変化とは 第10回 言語変化(2) 言語変化のとらえかた 第11回 言語変化(3) 言語変化のプロセス 第12回 言語変化(4) 言語接触と言語変化 第13回 言語変化(5) 言語接触によることばの再編成 第14回 言語変化(6) 自律的言語変化 第15回 まとめ 定期試験 |
授業方法 Class Method |
講義型授業。 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
あらかじめ配布するレジュメのプリントには問いが設けてあるので、授業の進行にあわせて予習して答えを考え、疑問点を整理しておくこと。また、プリントには要点しか記していないので、自分で内容をまとめたノートをつくって復習すること。 |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(60点) ・平常点等(40点) 平常点等配点内訳:授業時の小テスト(3回30点)と課題提出(10点) ・小テスト(15分程度)と課題の提示は授業の進行状況にあわせておこなう。 |
教科書 Textbook |
レジュメのプリントを配布する。 |
参考書 Reference Books |
真田信治編/社会言語学の展望/くろしお出版 田中春美・田中幸子/よくわかる社会言語学/ミネルヴァ書房 岩田祐子・重光由加・村田泰美/概説 社会言語学/ひつじ書房 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
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担当教員への連絡方法 How to make Contact |
授業時に指示する。 |
受講上の注意 Notices |
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卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-1 日本語および日本文学に関する基礎的また専門的知識を修得している。
3.思考・判断 3-1 日本語・日本文学に関して身につけた専門的知識を捉えかえし、批判的に考察する能力を備えている。 |
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