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年度 2019
科目名 知的障害教育総論
担当者名 高井 弘弥
単位 2
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科目目的
Course Objectives
知的障害のある児童生徒の心理、生理、病理の特性及び発達過程の概観を踏まえ、知的障害児者の教育の基本的な原理と指導法のあり方について理解を深める。
到達目標
Class Goal
(1) 知的障害のある児童生徒の心理、生理、病理の特性、及び知的障害の定義や診断基準、適応能力についての専門的知識を身につけることができる。
(2) 知的障害に対する教育課程について理解し、実際の教育の基本的な原理、指導法について理解し、どのような支援が有効か、意見を述べたり論考したりして表現することができる。
(3) 知的障害児者を対象とした実際の指導内容や指導方法における個別の教育支援計画、個別の指導計画の作成の意義を知り、支援の多様性を理解するとともに、それらのアプローチについて主体的、協働的に考えることができる。
授業内容
The Content of the Course
事例を中心に、これまで学んできた知識をもとにどのような指導をすればいいのかを考えて、個別の指導計画を作成し、模擬授業などを行いながら検討する、
また、発達障害の子どもたちやその周囲の子どもたちを対象にした、ソーシャルスキルトレーニングなども行いながら、障害への対処だけでなく障害の理解についての教育方法の実践もおこなう。
授業計画
Class Plan
1.読み書きの指導の理論と実践1:文字化以前の指導
2.読み書きの指導の理論と実践2:音韻意識と文字の獲得
3.読み書きの指導の理論と実践3:読字の支援
4.読み書きの指導の理論と実践4:書字の支援
5.算数の指導の理論と実践1:数量概念の獲得
6.算数の指導の理論と実践2:簡単な加算・減算の支援
7.算数の指導の理論と実践3:複雑な加算・減算の支援
8.算数の指導の理論と実践4:文章題の支援
9.生活スキルの指導の理論と実践1:基本的な生活習慣の支援
10.生活スキルの指導の理論と実践2:集団生活でのスキル
11.ソーシャルスキルの指導の理論と実践1:自己コントロールの支援
12.ソーシャルスキルの指導の理論と実践2:社会規範の獲得と支援
13.感覚・運動面の指導の理論と実践
14.就労指導の理論と実践
15.まとめ
授業方法
Class Method
毎回様々なケースを取り上げ,グループでその支援計画について考えて,実際の支援の方法を模擬授業といった形で体験する。
また、それぞれのケースに応じた教材や教育方法などについても、グループで作成し発表する。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
次回の指導の実践に必要な教材等を準備するなど、その都度指示する内容にしたがうこと。
また、授業で作成した教材や指導方法などについて、ボランティア先で実践を行うなどすることも勧める。
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](50点)
・平常点等(50点) 平常点等配点内訳:授業中の模擬授業や指導計画などで50点

課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
テーマごとに行う模擬授業や指導計画については、その都度評価し、フィードバックする。
教科書
Textbook

参考書
Reference Books

地域との連携
Cooperation with the Community
学生自身が地域でのボランティアで出会ったケースなどを紹介し,その支援の方法を受講者全員で考えるなどの機会を設けたい。
担当教員への連絡方法
How to make Contact
オフィスアワーでの研究室訪問は歓迎。
それ以外の時間やその他の連絡・質問は,メールで。
アドレスは,hitakai@mukogawa-u.ac.jp。
受講上の注意
Notices
毎回グループに分かれて事例検討と指導計画を作成する。積極的に参加しないとグループとしての成果が上がらないので、注意すること。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
2.技能・表現 2-1 教育・保育の実践を行うために必要な技能を有している。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents


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