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年度 | 2019 |
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科目名 | 栄養教育論V |
担当者名 | 前田 佳予子・北村 真理・脇本 景子 |
単位 | 2 |
科目目的 Course Objectives |
生活習慣病をはじめとする多くの疾患の予防と治療のために、現行の食習慣、食行動を変容させる必要があるクライアントの援助に必要な、心理・行動学的理論を学び、その基本的技術を修得する。 |
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到達目標 Class Goal |
栄養教育は、クライアント自身が自らの食行動を選択・決定することを援助していくプロセスである。それには指導や助言のみならず、これまでと、これからの生き方への配慮、顕在化する心理的問題への対応が求められる。心理・行動学的理論および、カウンセリング理論を学び、実際的問題を検討する。それら技法を使う際の留意点を理解する。 |
授業内容 The Content of the Course |
栄養教育は、クライアント自身が自らの食行動を選択・決定することを援助していくプロセスである。それには指導や助言のみならず、これまでと、これからの生き方への配慮、顕在化する心理的問題への対応が求められる。心理・行動学的理論および、カウンセリング理論を学び、実際的問題を検討する。それら技法を使う際の留意点を理解する。 |
授業計画 Class Plan |
第1回.栄養教育と行動科学
第2回.(1)行動科学の理論とモデル 刺激−反応理論、ヘルスビリーフモデル 第3回.(2)行動科学の理論とモデル トランスセオレティカルモデル、計画的行動理論 第4回.(3)行動科学の理論とモデル 社会的認知理論、ソーシャルサポート 第5回.(4)行動科学の理論とモデル コミュニティオーガニゼイション、イノベーション普及理論 第6回.(5)行動科学の理論とモデル コミュニケーション理論 第7回.(1)栄養カウンセリング 行動カウンセリング、ラポールの形成 第8回.(2)栄養カウンセリング カウンセリングの基礎的技法、行動分析 第9回.(1)行動変容技法と概念 刺激統制法、反応妨害・拮抗 第10回.(2)行動変容技法と概念 行動置換、オペラント強化 第11回.(3)行動変容技法と概念 認知再構成、意思決定バランス 第12回.(4)))行動変容技法と概念 目標宣言、行動契約、セルフモニタリング 第13回.(5)行動変容技法と概念 自己効力感(セルフ・エフカシー)、ストレスマネジメント、 ソーシャルスキルトレーニング 第14回.(1)地域づくり・地域づくりへの展開 セルフヘルプグループ、組織・ネットワークづくり 第15回.(2)地域づくり・地域づくりへの展開 エンパワメント、ソーシャルキャピタル、まとめ 定期試験 |
授業方法 Class Method |
教科書だけでなく、配布資料等をもとに授業を進める。また、講義を聞くだけでなく参加型の講義も行う。さらにグループワークやロールプレイ等を取り入れて授業を行う。 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
栄養教育論T、U、関連する教科(応用栄養学、臨床栄養学など)をしっかり理解した上で授業に望むこと。
多くの理論、モデルが出て来る。授業終了後にはしっかりと復習をし、理解に努めること。 |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(80点) ・平常点等(20点) 平常点等配点内訳:小テスト10点、小レポート10点 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
管理栄養士国家試験に準じた小テストを授業中に行い、問題の解説後、解答を学生に返却し、学生に誤りの箇所は修正させレポートを提出させる。 |
教科書 Textbook |
田中敬子・前田佳予子編/栄養教育論 第2版/朝倉書店 |
参考書 Reference Books |
松本千明/医療保健スタッフのための健康行動理論/医歯薬出版 石井 均 編著/栄養士のためのカウンセリング論/建帛社 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
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担当教員への連絡方法 How to make Contact |
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受講上の注意 Notices |
栄養教育論 T、Uで使用した教科書を引き続き使用する。
ロールプレイあるいはそれにかわる実習を行う場合がある。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1−1個人や集団を対象とする栄養学に関する基礎的・専門的知識を身に付けている。
2.技能・表現 2−1臨床や福祉、学校教育の場で必要となる技能・表現力を身に付けている。 3.思考・判断 3−2科学的根拠に基づく健康・栄養課題解決の能力を身に付けている。 4.態度・志向性 4−2食物栄養学の専門的学習を通して、社会に貢献する自覚を身に付けている。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
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