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年度 2019
科目名 医薬品試験法
担当者名 萩中 淳・松永 久美
単位 1
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科目目的
Course Objectives
日本薬局方に記載されている一般試験法の基本的事項を修得するとともに、医薬品各条に収載されている医薬品の確認試験法、純度試験法、定量法に対する基本的事項を修得することを目的とする。
到達目標
Class Goal
1)日本薬局方中の確認試験、純度試験、定量法および通則中の医薬品分析に関する規定を説明できる。
2)日本薬局方中の化学的試験法(容量分析法および重量分析法)を説明できる。
3)日本薬局方中の物理的試験法(分光分析法およびクロマトグラフィー)を説明できる。
4)化学的試験法および物理的試験法を用いた日本薬局方中の医薬品の定量、確認試験、純度試験について説明できる。
授業内容
The Content of the Course
日本薬局方は、通則、生薬総則、製剤総則、一般試験法、医薬品各条から構成されている。また、医薬品各条には性状、確認試験、純度試験、定量法などを規定している。本講では、日本薬局方の一般試験法の要点を解説し、医薬品各条に収載されている定量法についても方法別に解説する。
授業計画
Class Plan
選択科目
第1回 通則中の医薬品分析に関する規定、日本薬局方中の確認試験、純度試験および定量法
第2回 日本薬局方中の容量分析法、重量分析法、ガス分析法
第3回 日本薬局方に収載されている医薬品の中和滴定法
第4回 日本薬局方に収載されている医薬品の非水滴定法
第5回 日本薬局方に収載されている医薬品の沈殿滴定法
第6回 日本薬局方に収載されている医薬品の酸化還元滴定法
第7回 日本薬局方に収載されている医薬品のジアゾ化滴定法
第8回 日本薬局方に収載されている医薬品のキレート滴定法
第9回 日本薬局方中の化学的試験法の酸素フラスコ燃焼法および窒素定量法
第10回 日本薬局方中の物理的試験法のクロマトグラフィー(液体クロマトグラフィー、
    ガスクロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー)
第11回 日本薬局方中の物理的試験法のクロマトグラフィー(液体クロマトグラフィー、
    ガスクロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー)
第12回 日本薬局方中の物理的試験法のクロマトグラフィー(液体クロマトグラフィー、
    ガスクロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー)
第13回 日本薬局方中の物理的試験法の分光学的測定法(核磁気共鳴スペクトル測定法、
    蛍光光度法、原子吸光光度法、紫外可視吸光度測定法、赤外吸収スペクトル測定法)
第14回 日本薬局方中の物理的試験法の分光学的測定法(核磁気共鳴スペクトル測定法、
    蛍光光度法、原子吸光光度法、紫外可視吸光度測定法、赤外吸収スペクトル測定法)
第15回 日本薬局方中の物理的試験法のその他の物理的試験法(屈折率測定法、浸透圧測定法、
    施光度測定法、滴定終点検出法、熱分析法、ビタミンA定量法、比重および密度測定法、
    粉末X線回折測定法)
授業方法
Class Method
講義型授業を主体とするが、重要な問題については、質疑応答を行う双方向授業を取り入れ、知識のまとめを目的として、演習、総合討論、質疑応答を行う。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
本科目の単位数は2である。本学では、45時間の学修時間を必要とする内容の授業科目に1単位を認定することを標準としており、学修時間には、授業時間だけでなく、予習・復習等授業時間外での学修時間も含まれるとされている。
上記授業計画に基づいて講義前にテキストの予習をしてくること。分からない事項を認識して講義に臨むよう努めること。また、授業内容を必ず復習し、必要に応じて関連科目の復習をすること。
 
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(90点)
・レポート[作品含む](10点)

課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
小レポートは、講義終了までに返却する。
定期試験の解答は、MUSESで公開する。
教科書
Textbook
薬品分析学研究室編/医薬品試験法/薬品分析学研究室
参考書
Reference Books
田中 久 他 監修/第十七改正 日本薬局方解説書/廣川書店
地域との連携
Cooperation with the Community

担当教員への連絡方法
How to make Contact
萩中:薬品分析学研究室(研究管理棟4階); オフィスアワー, 金・5
松永:研究管理棟4階(P1-43);オフィスアワー, 月・5
連絡方法については、STUDENT GUIDE 2019-For Academic Studiesを参照すること。
受講上の注意
Notices
「分析化学U」および「分析化学V」の講義内容をよく理解しておくこと。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-2豊かな教養と医薬品および臨床に関する専門的知識を習得している。
2.技能・表現 2-1薬剤師として、医薬品の供給、調剤、服薬指導、処方設計、
  安全性・有効性、リスク管理およびチーム医療への参画に必要な薬学的能力を備えている。
3.思考・判断/態度・志向性 3-1進歩する医療や科学について、自ら学び、考え、問題点を
  発見し、解決する能力を備えている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents


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