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年度 2019
科目名 ピアノ特殊研究
担当者名 宮下 朋樹
単位 2
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科目目的
Course Objectives
さまざまな時代のピアノ作品や音楽書を用いて、演奏法、読譜、演奏解釈の方法を研究する。
本科目は、中高教科音楽を教授するに足る発展的知識および技能等を修得し、全人的教職実践力と関連づけて理解する。
到達目標
Class Goal
読譜の方法や、演奏技術の基礎を見つめなおし、音楽家・ピアノ教師として独り立ちするための技能を身につけることを目標とする。
教職課程履修学生は、学修内容を中高教科音楽の内容および教材の研究・開発に関連づけて、より主体的創造的に探究する。
授業内容
The Content of the Course
バッハのインヴェンションと組曲、フーガ、古典派のソナタ、ロンド、ショパンの前奏曲等の作品を教材にして作品の形式や演奏解釈の方法を探る。また、音楽家の著作や映像・録音資料を参考にしながら、ピアノ奏法の基礎、音楽家としての心構えや、ピアノ音楽の歴史認識について再確認していく。
授業計画
Class Plan
第1回 ピアノ奏法の基礎の再確認
第2回 演奏解釈とタッチの研究 (バッハ インヴェンション 1番を用いて)
第3回 演奏解釈とタッチの研究 (バッハ インヴェンション 4番を用いて)
第4回 演奏解釈とタッチの研究 (バッハ インヴェンション 8番を用いて)
第5回 バッハ 組曲の研究 その@ (アルマンド、クーラント)
第6回 バッハ 組曲の研究 そのA(サラバンド、ジーグ)
第7回 初見視奏の訓練 その@
第8回 初見視奏の訓練 そのA
第9回 演奏解釈とタッチの研究 (ショパン 前奏曲ハ短調を用いて) 
第10回 演奏解釈とタッチの研究 (ショパン 前奏曲ホ短調を用いて)    
第11回 演奏解釈とタッチの研究 (ショパン 前奏曲ロ短調を用いて)
第12回 フーガの研究   (バッハの平均律クラヴィーア曲集を用いて) 
第13回 ソナタ形式の研究 (ソナチネアルバム等を用いて)
第14回 ロンド形式の研究 (ベートーヴェン 悲愴ソナタ等を用いて) 
第15回 前期のまとめ 課題作品の仕上げと演奏
第16回 ゲンリッヒ・ネイガウスの著作「ピアノ演奏芸術」を読む
第17回 ゲンリッヒ・ネイガウスの著作「ネイガウスのピアノ講義」を読む    
第18回 ドキュメンタリー番組 「ショパンコンクール」の観賞
第19回 ピアノ幼児教育のテキストの研究 その@(トンプソン、バーナム等を用いて)
第20回 ピアノ幼児教育のテキストの研究 そのA(ヤマハ、カワイのメソード等を用いて)   
第21回 修了演奏会で演奏する作曲家の理解を深める その@(文献を読んで)    
第22回 修了演奏会で演奏する作曲家の理解を深める そのA(その作曲家の異なる作品に触れ
    て) 
第23回 グァルネリ弦楽四重奏団の著作「クァルテットの技法」を録音資料を聴きながら読む    
第24回 ピアノ音楽の歴史をたどる その@(バッハとその周辺)   
第25回 ピアノ音楽の歴史をたどる そのA(ウィーン古典派)   
第26回 ピアノ音楽の歴史をたどる そのB(ロマン派のピアノ音楽)
第27回 ピアノ音楽の歴史をたどる そのC(北欧のピアノ音楽)   
第28回 シューベルト「楽興の時」より第6番等を用いて、演奏解釈の方法を考える
第29回 レポートの仕上げと課題作品の演奏
第30回 後期のまとめ
授業方法
Class Method
毎回の授業のために課題が与えられ、意見を交換しながら研究を進めていく。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
課題曲演奏のための予習・復習や、楽書講読が毎回の授業で求められる。

教職課程履修学生は、学校での実際の音楽の指導場面・授業を想定して、本科目の修得内容を活用しつつ、中高教科の自主的教材研究に主体的に取り組む。その際、当該教科の学習指導要領及び教科書等を積極的に活用する。
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](50点)
・平常点等(50点) 平常点等配点内訳:授業への積極的参加度(予習・復習)及び ピアノ課題の習熟度(50点)

課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
最終授業で全体に対するフィードバックを行う。
教科書
Textbook

参考書
Reference Books

地域との連携
Cooperation with the Community

担当教員への連絡方法
How to make Contact
メールアドレス:t_miya70@mukogawa-u.ac.jp
受講上の注意
Notices
毎回の授業のための充分な勉強意欲が求められる。
必要に応じて教材のプリントを配布します。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1−2 音楽史や文化、音楽作品とその背景に関する深く幅広い知識を有してい
  る。
3.思考・判断 3−3 演奏者、研究者、音楽指導者として自立し活躍するための目的意識を有
  している。
4.態度・志向性 4−3 高い知性、善美な情操、高雅な徳性を兼ね備え、社会において演奏
  者、研究者、音楽指導者として活動するために必要な知識・技能と、それらを統合し活用でき
  る能力を有している。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents


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