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年度 2020
科目名 言語学U
担当者名 佐藤 勝之
単位 2
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科目目的
Course Objectives
Tを踏まえてさらに、言語学の基本的な考え方と様々な学説・理論を学び、言語の普遍的な特徴を知るとともに、日本語に関する理解を深める。
到達目標
Class Goal
言語学に関する一定の知識や方法により、具体的な言語分析ができる。
授業内容
The Content of the Course
私たちは普段、日本語という「言語」を使って世界を捉え、思考や感情を表現し、互いにコミュニケーションを行っているが、日本語も数千存在するといわれる言語の一つであり、言語によって、世界の捉え方、表現のしかたは実に様々である。
日本語と(英語・フランス語・中国語など)他の言語による「世界の捉え方」の共通点・相違点をつねに考慮に入れながら、「言語学U」では、音と意味との関係、成分分析、パラディグマ・シンタグマに関する意味関係、レトリック/修辞法(「意味論」)、テンス・アスペクト・モダリティーによる文の意味、テクストにおける文の意味(「語用論」)を中心に学習する。
授業計画
Class Plan
第1回 意味論:語の意味(1)
第2回 意味論:語の意味(2)
第3回 意味論:語の意味(3)
第4回 意味論:語の意味(4)
第5回 意味論:語の意味(5)
第6回 意味論:語の意味(6) 
第7回 意味論:語の意味(7)
 (1) 意味の定義
 (2) 成分分析
 (3) 意味の関係
 (4) パラディグマに関する意味関係
  (4.1) 上位語・下位語(上下関係・包摂関係)と同位語(非両立関係)
  (4.2) 類義語と類義関係
  (4.3) 反義語と反義関係
  (4.4) 同音異義語と多義語
 (5) シンタグマに関する意味関係
  (5.1) 選択制限
  (5.2) レトリック:隠喩・直喩と換喩・提喩
 (6) 格と意味役割
第8回 語用論:文の意味(1)
第9回 語用論:文の意味(2)
第10回 語用論:文の意味(3)
第11回 語用論:文の意味(4)
第12回 語用論:文の意味(5)
 (1) テンスとアスペクト
 (2) モダリティー
 (3) 文の意味と真理値
 (4) 主題と焦点
 (5) 会話の含意
第13回 まとめと復習(1)
第14回 まとめと復習(2)
第15回 まとめと復習(3)
定期試験
授業方法
Class Method
各回の講義、および配付するプリントの練習問題を通して、理解度を確認し、応用力を身につける。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
学習内容についての理解度の確認を、レクチャラーとラーナー、ラーナー同士で適宜行う。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習
・各学習項目について、指定の教科書をあらかじめ熟読し、不明の事項については指定の参考書等を用いて事前に自主学習しておく。
復習
・学習事項の理解の程度が分かるように、ノートにまとめる。
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(80点)
・平常点等(20点) 平常点等配点内訳:レクチャラーとの質疑応答等、学習全体への貢献度(20点)

課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
各授業中の質疑応答の状況や学習者同士のインタラクションの相互評価、および配付するプリントのタスクによって、各学習者が理解度を確かめる。なお、セッションの中間時点で各学習者の学習状況を口頭ないし筆記で確認する。
教科書
Textbook
風間喜代三他/言語学 第2版/東京大学出版会
参考書
Reference Books
佐久間淳一 他/言語学入門/研究社
黒田龍之助/はじめての言語学/講談社現代新書
西村義樹 他/言語学の教室/中公新書
町田 健/言語学が好きになる本/研究社
地域との連携
Cooperation with the Community

担当教員への連絡方法
How to make Contact
satokats@mukogawa-u.ac.jp
質問等があれば、上記アドレスへメールすること。
受講上の注意
Notices

卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1−1 日本語および日本文学に関する基礎的また専門的知識を修得している。
3.思考・判断 3−1 日本語・日本文学に関して身につけた専門的知識を捉えかえし、批判的に考察する能力を備えている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents


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