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年度 2020
科目名 社会・集団・家族心理学T
担当者名 安藤 明人
単位 2
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科目目的
Course Objectives
社会心理学ならびに集団心理学の目的である、社会的場面・集団的場面における社会的行動のメカニズムを理解し、予測し、これを制御するために、社会的行動の規則性ないし法則性を理解する。
到達目標
Class Goal
1.社会・集団心理学に関する基本的な考え方を理解する。
2.対人関係並びに集団における人の意識および行動についての心の過程を説明できる。
3.人の態度および行動についてさまざまな理論を用いて説明できる。
4.科学的な視点から人間行動を理解する方法を獲得する。
5.日常的な行動のメカニズムについて、科学的・論理的に分析することができる。
6.社会・集団心理学の知識を対人場面の問題解決に適用することができる。
授業内容
The Content of the Course
 @対人関係ならびに集団における人の意識および行動についての心の過程,A人の態度および行動,B家族,集団および文化が個人に及ぼす影響,を中心として学ぶ。
授業計画
Class Plan
第1回 科学的心理学の基本パラダイムと社会心理学の対象・目標
第2回 社会的認知(1) 社会的知覚
第3回 社会的認知(2) 帰属と対人認知 
第4回 社会的認知(3) 社会的判断・推論
第5回 社会的認知(4) ステレオタイプと偏見・差別 
第6回 社会的自己(1) 自己意識・自己概念・自己評価
第7回 社会的自己(2) 自尊感情と社会的行動(セルフ・ハンディキャッピング,栄光浴)
第8回 社会的自己(3) 自己呈示と自己開示 
第9回 コミュニケーション 言語的・非言語的コミュニケーション,CMCとFTF
第10回 対人関係・対人行動(1) 印象形成と対人魅力
第11回 対人関係・対人行動(2) 同調,内集団ひいき,リーダーシップ
第12回 態度  説得的コミュニケーションと要請承諾技法
第13回 家族の構造と機能  家族システム,子どもの社会化
第14回 集団・組織  集団凝集性,組織規範と組織文化
第15回 文化と行動  規範,慣習,制度,文化的自己観

定期試験
授業方法
Class Method
講義型授業
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
授業の最後に,minute paperとして重要ポイントを文章でまとめる課題を毎回行うことで,理解の確認・定着とレポート・ライティング力の向上をめざす
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習:授業計画に記載されている内容に関するプリント(プリントは事前に配布する)を読んでおく。
復習:講義で図表の読み取りが出てきたときは,自分でその内容が説明できるか(仮説,実験のセットアップ,結果とその解釈),必ず復習をする。
講義で出てきたキーワード(英語も含めて)の理解を確実にしておく。
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(70点)
・平常点等(30点) 平常点等配点内訳:毎回minute paperの提出を求める(2点×15回=30点)

課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
提出したminute paperについては,翌週の授業でフィードバックを行った以降は返却するので,希望者は申し出ること
教科書
Textbook
随時資料を配布する
参考書
Reference Books

地域との連携
Cooperation with the Community

担当教員への連絡方法
How to make Contact
メールでの質問は原則受け付けない。
直接の質問を歓迎するが,その場合は事前にメールでアポイントを取ること。
メールアドレス:akiando(アット)mukogawa-u.ac.jp (アット)をアットマークに変えてください。
受講上の注意
Notices
1年時に学習した心理学概論A内容が理解できていることを前提として授業を進める。
2年時に学習する心理統計のなかで,実験計画法および分散分析法の理解が本講義の内容の理解のためには必須の条件となるので,しっかり勉強する。
基本的かつ重要な概念・用語については英語でも提示するので,2年時に開講される心理学英語文献講読を受講することを強く勧める。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1−1 心理学に関する基礎的・専門的知識を有している。
2.技能・表現 2−1 科学的な視点に基づき、様々な課題の解決に心理学の専門的知識を統合し活用できる能力を有している。
3.思考・判断 3−3 身の回りの様々な現象を既有の専門知識と結びつけて分析的・論理的に考えることができる。
4.態度・志向性 4−1 社会環境および人間関係における課題を自ら発見し、解決しようとする積極的な姿勢をもつ。
4.態度・志向性 4−2 個人および個人と他者との関係に関心をもち、多様な場面において人との関係づくりができる。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents


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