シラバス参照

年度 2020
科目名 ヒューマニズム論T
担当者名 未定(薬)・大川 恭子
単位 2
履修便覧ページへ
★★「単位」には開講学年の単位が表示されています。★★
★★「単位」が「-(ハイフン)」で表示されている場合は各自の履修便覧で単位を確認してください。★★


科目目的
Course Objectives
薬を通して医療に関わるものとして常に社会に目を向け、生涯にわたって医療を通して社会に貢献できるようになるために必要なこころ構えを身につける。
到達目標
Class Goal
医療の担い手として、個人の尊厳の保持と生命を尊重する姿勢を崩すことなく、薬剤師が果たすべき役割を理解できるようになることを目標とする。
授業内容
The Content of the Course
前半は、薬剤師の使命について、患者・患者家族・生活者の視点に立ち、歴史的背景も踏まえて医療人としてのこころ構えや倫理規範を学ぶ。
後半は、医療現場において問題となる倫理的項目について概要を解説し、各自がこれらの問題点について自身で考え、解決していく能力を身につけるよう講義していく。
授業計画
Class Plan
必修科目
薬学教育モデル・コアカリキュラムAの項目を以下のように計15回で講義する。

第1 回 医療における倫理と歴史(A-(2)-@-1))
第2 回 インフォームド・コンセントとパターナリズム(A-(2)-@-2))
第3 回 人間とは何か(人工妊娠中絶)・生命の神聖さと生命の質(A-(2)-@-3))
第4 回 生殖技術 (A-(2)-@-4))
第5 回 移植医療 (A-(2)-A-3))
第6 回 末期医療と安楽死 (A-(1)-@-4,5,7))
第7 回 薬害と医療事故 (A-(1)-B-6)) 
第8 回 小括:確認と整理

第9回 患者・生活者の視点に立った医療の担い手としてのふさわしい態度と行動(A-(1)-@-1))
第10回 患者・生活者の健康の回復と維持に積極的に貢献することへの責任(A-(1)-@-2))
第11回 チーム医療や地域保健・医療・福祉を担う一員としての責任と行動(A-(1)-@-3))
第12回 患者・患者家族・生活者が求める医療人(A-(1)-@-4))
第13回 人を対象とする研究において遵守すべき倫理指針と法規範(A-(2)-C-2),3))
第14回 臨床研究における倫理規範(ヘルシンキ宣言 等)(A-(2)-C-1))
第15回 薬剤師が遵守すべき倫理規範(薬剤師綱領、薬剤師倫理規定 等)(A-(2)-A-2))
授業方法
Class Method
講義型授業を中心として、グループワークや双方向授業の形態も取り入れる。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
課題についてグループで話し合い、発表したり、教員から学生に意見や考えを聞いていく双方向授業も行う。
授業中に小レポートの作成も行う。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
本科目の単位数は2である。本学では、45時間の学修時間を必要とする内容の授業科目に1単位を認定することを標準としており、学習時間には、授業時間だけでなく、予習・復習等授業時間外での学修時間も含まれるとされている。上記授業計画に基づいて講義前にテキストの予習をし、分からない事項を認識して講義に臨むように努め、また、授業内容を必ず復習したり、常に医療関連の情報に関心を持ち、自分自身で考える力を養うように心掛けること。
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(100点)

課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
意見をまとめて発言させ、それに対してコメントを返す機会をもうける。
教科書
Textbook
今井 道夫/生命倫理学入門/産業図書
日本薬学会/『薬学総論』T.薬剤師としての基本事項:スタンダード薬学シリーズU 1/東京化学同人
参考書
Reference Books

地域との連携
Cooperation with the Community

担当教員への連絡方法
How to make Contact
大川 恭子:臨床薬学教育センター(薬学部別館 P7)
オフィスアワー:木・5
連絡方法については、STUDENT GUIDE 2020-For Academic Studiesを参照すること。
受講上の注意
Notices
問題意識を持ち、積極的な態度で取り組むこと。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-1医療人としての使命感と倫理観を備えている
1.知識・理解 1-3コンプライアンス(法令遵守)の必要性を理解している
3. 思考・判断/態度・志向性 3-1進歩する医療や科学について、自ら学び、考え、問題点を発見し、解決する能力を備えている
3. 思考・判断/態度・志向性 3-2薬剤師として、患者・生活者医療と医薬品を巡る社会的動向を把握し、生涯にわたり自己研鑽を続ける意欲と態度に基づいて活動できる
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
臨床現場での経験をもつ教員による具体的な事象を取りあげて講義を行う。

シラバス参照