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年度 | 2020 |
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科目名 | スポーツ医学 |
担当者名 | 山添 光芳 |
単位 | 2 |
科目目的 Course Objectives |
内科的分野では、運動開始前および運動中の自覚症状、他覚徴候から運動中止を判定する方法に関し理解する。スポーツと内科的障害、疾患を理解する。特殊環境下の運動、熱中症、高山病、低体温症、凍傷、潜水による障害、日光障害など実習に役立つことを学ぶ。学校、各種スポーツ活動時、教育者、指導者として必要なスポーツ医学の知織を体得することを目的とする。 外科的分野では、健康の保持・増進、競技力向上を科学的に考える上で不可欠な医科学的な分野(特に外科的分野)についての知識を身につける。 |
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到達目標 Class Goal |
内科的分野では、運動中に起こりやすい、呼吸・循環器、熱中症、さらに生活習慣病などを理解し、子どもから大人まで運動指導が可能になる。スキー実習(低体温症など)、キャンプ実習(高山病など)、マリン実習(潜水病など)で事故の発生を予防する。また貧血、オーバートレーニングを理解し選手、指導者として活躍できるようになる。外科的分野では、スポーツ外傷、障害を理解し医師を含めてパラメディカルスタッフ、コーチ、トレーナーと共通の認識、共通の言語をもってコミュニケーションができることを目標とする。 |
授業内容 The Content of the Course |
【内科】健康の概念と定義。発育と老化。高所、水中、寒冷下など特殊環境下の運動。スポーツ医学の一般的テーマを中心に内科的領域について学ぶ。スポーツ選手の健康管理、トレーニングによる生理的適応現象、トレーニングによる病的現象、スポーツによる内科的障害とその対策。
【外科】ヒトはスポーツを行うにあたって、精密な構造・機能を活用して、体全体としての動きの調和を図っている。これらに関する構造・機能を理解した上で、その機能障害となる種々の異常を知ることが重要である。生涯にわたる人間の健康の維持増進・競技スポーツの発展に寄与・貢献するために医科学の基本的な知識を学ぶ。 |
授業計画 Class Plan |
【内科】
(1) 健康の概念、定義 (2) 体力と加齢、年齢と適切なトレーニング。発育期、成人期、老年期の病気の特徴とトレーニング上の注意点 (3) 運動開始前および運動中の自覚的症状、他覚的徴候による運動中止について (4) 熱中症、高山病、低体温症、凍傷の自覚的症状および他覚的徴候とその予防について 救急処置 (5) 潜水による障害、日光障害の自覚的症状および他覚的徴候とその予防について (6) 呼吸・循環器系、スポーツ貧血での病的現象、生活習慣病について、アスリートの内科的障害と対策 その予防 (7) オーバートレーニング症候群、スポーツ選手におこりやすい病気とその予防 【外科】 (8) スポーツ医学(外科)総論 (9) 上肢のスポーツ外傷・障害@肩関節 (10)上肢のスポーツ外傷・障害A肘・手関節 (11)脊椎のスポーツ外傷・障害@頭頚部 (12)脊椎のスポーツ外傷・障害A体幹・ (13)下肢のスポーツ外傷・障害@股関節・大腿部 (14)下肢のスポーツ外傷・障害A膝関節・下腿部 (15)下肢のスポーツ外傷・障害B足関節・足部 定期試験 |
授業方法 Class Method |
講義型授業 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
- |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
運動を行う上で注意すべき点を想定し、理解する。 |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(90点) ・平常点等(10点) 平常点等配点内訳:授業への積極的参加度・課題(10点) |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
最終授業で全体に対するフィードバックを行う。 |
教科書 Textbook |
藤本繁夫、大久保衛/スポーツ医学 やさしいスチューデントトレーナーシリーズ/嵯峨野書院 |
参考書 Reference Books |
中嶋寛之/スポーツ整形外科学/南江堂 臨床スポーツ医学編集委員会/スポーツ外傷・障害の理学診断・理学療法ガイド/文光堂 岩本幸英(九州大学教授)他/整形外科学・外傷学/文光堂 中村 利孝/標準整形外科学/医学書院 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
該当無し |
担当教員への連絡方法 How to make Contact |
【山添】
電子メールアドレス・オフィスアワーはSTUDENT GUIDEを参照 研究室:G104 |
受講上の注意 Notices |
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卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-1 健康・スポーツに関する基礎的・専門的な知識を修得している。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
内科医として勤務していた経験を基に、スポーツに関連した様々な疾病について解説を行う(山添)。 |
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