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年度 2020
科目名 アクティヴ・グラマーB
担当者名 三浦 秀松
単位 1
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科目目的
Course Objectives
英文中の表現を見て意味が分かるということと、自分でその表現を利用して英語表現を作り出せることは全く次元が異なる。前期の「アクティヴ・グラマーA」に引き続き、この科目の目的も知識として獲得した表現(受容語彙)を実際に使える表現(発表語彙)へと発展させることである。なお、本科目は、中学校教科英語を教授するに足る基礎的知識および技能等を修得し、教職実践力と関連づけて理解することを一目的とする。
到達目標
Class Goal
前期の「アクティヴ・グラマーA」に引き続き、文法事項の復習をするだけではなく、学んだ表現を活用して英文の要約スピーチやプレゼンができるようになることを目標とする。教職課程履修学生は、学修内容を当該の中学校教科内容および教材に関連づけて主体的に探求する。
授業内容
The Content of the Course
英文を読んでいて出てきた表現(単語・熟語や構文など)を知識として知っているだけでなく、実際に使えるようにするための演習を行います。より具体的には、日本語を見て、または頭に浮かんだ日本語に対して、即座に対応する英語表現が口から出てくるよう訓練(クイックレスポンス)などを行います。文法事項の復習も併せて行います。
授業計画
Class Plan
第1週 イントロダクション

クラスの概要、授業での活動内容、クラス外での課題(宿題)、クラスのルールなどを説明します。

第2週 "Flops"

映画の世界で「失敗作(Flops)」と呼ばれる映画が数多くあります。失敗作に関わると俳優も監督もキャリアに傷がつくとされます。どのような理由で失敗作が生まれてしまうのか、その要因について考察した英文を読みます。

第3週 "Flops" 小テスト(チャンキング、音読、シャドーイング、文法)

“Flops”の英文に出てきた表現(特にフレーズ)を覚えて実際に使えるようにするための活動を行い、小テストで定着度を確認します。また、音読とシャドーイングを行い、流暢さ(fluency)を向上させます。

第4週 "Flops" スピーチ・プレゼン

“Flops”の英文に出てきて英語表現を利用して内容を130語程度に要約したスピーチ原稿を作成し、スピーチの練習とクラスでのスピーチを行います。スピーチ終了後は一人ひとりのスピーチについて短い講評を行います。

第5週 "Rebel"

長男・長女は安全志向の性格で2番め以降の子供は冒険的な性格になる傾向があると指摘されてきました。歴史上の人物(兄弟・姉妹)にもそれを裏付ける数多くの実例があると言います。具体的にどのように違い、なぜそのような違いが生まれるのか考察した英文を読みます。

第6週 "Rebel" 小テスト(チャンキング、音読、シャドーイング、文法)

“Rebel”の英文に出てきた表現(特にフレーズ)を覚えて実際に使えるようにするための活動を行い、小テストで定着度を確認します。また、音読とシャドーイングを行い、流暢さ(fluency)を向上させます。

第7週 "Rebel" スピーチ・プレゼン

“Rebel”の英文に出てきて英語表現を利用して内容を130語程度に要約したスピーチ原稿を作成し、スピーチの練習とクラスでのスピーチを行います。スピーチ終了後は一人ひとりのスピーチについて短い講評を行います。

第8週 "Stadium problems"

オリンピックは主催国が威信をかけて実施するイベントで、そのオリンピックにつきものといえば開会式など象徴的な行事が行われる巨大スタジアムです。オリンピック終了後にスタジアムをどのように活用するかどの国も頭を悩ませてきました。苦悩の歴史と解決策を考察した英文を読みます。

第9週 "Stadium problems" 小テスト(チャンキング、音読、シャドーイング、文法)

“Stadium problems”の英文に出てきた表現(特にフレーズ)を覚えて実際に使えるようにするための活動を行い、小テストで定着度を確認します。また、音読とシャドーイングを行い、流暢さ(fluency)を向上させます。

第10週 "Stadium problems" スピーチ・プレゼン

“Stadium problems”の英文に出てきて英語表現を利用して内容を130語程度に要約したスピーチ原稿を作成し、スピーチの練習とクラスでのスピーチを行います。スピーチ終了後は一人ひとりのスピーチについて短い講評を行います。

第11週 "Pheromones"

人間は言葉を使ってコミュニケーションをとることができますが、昆虫は視力が弱く、ほとんど音も使えないといいます。昆虫は、フェロモンという化学物質を分泌することでコミュニケーションを取っていることが分かってきました。昆虫がいかにフェロモンを利用しているか考察した英文を読みます。

第12週 "Pheromones" 小テスト(チャンキング、音読、シャドーイング、文法)

“Pheromones”の英文に出てきた表現(特にフレーズ)を覚えて実際に使えるようにするための活動を行い、小テストで定着度を確認します。また、音読とシャドーイングを行い、流暢さ(fluency)を向上させます。

第13週 "Pheromones" スピーチ・プレゼン

“Pheromones”の英文に出てきて英語表現を利用して内容を130語程度に要約したスピーチ原稿を作成し、スピーチの練習とクラスでのスピーチを行います。スピーチ終了後は一人ひとりのスピーチについて短い講評を行います。

第14週 最終スピーチ・プレゼン

前期に行った“Flops”, “Rebel”, “Stadium problems”, “Pheromones”の4つのスピーチから自分で選び、今学期の集大成として、再度スピーチを行います。

第15週 まとめと振り返り

振り返りとまとめを行います。自由に質問してもらい内容に関する理解を深める時間とします。
授業方法
Class Method
学習者中心の演習スタイルでクラスを行います。特に、3週目のスピーチ(プレゼン)については毎回ビデオ撮影を行い、自分のスピーチ(プレゼン)の動画を見て自己分析を行ってもらいます。一人ひとりの動画はGoogle Classroomにアップします。自分の動画を見て反省・感想を書いて提出してもらいます。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
グループワーク、プレゼンテーション(スピーチ)、双方向授業(スマホを活用)
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
他のクラスでは単語に焦点を当てた演習が中心になっていることが多いので、このクラスではそれより大きな単位(熟語や構文)に焦点を当てます。熟語や構文に特に意識を払って予習復習して下さい。

教職課程履修学生は、中学教育実習での研究授業場面や卒業後の中学正規授業での指導場面を想定して、本科目の修得内容を活用しつつ、「中学校教科の自主的教材研究」に主体的に取り組む。その際、当該教科の学習指導要領および教科書等を積極的に活用する。
評価方法
Evaluation Method
・平常点等(100点) 平常点等配点内訳:積極的な授業参加20点、小テスト20点、スピーチなど20点、課題40点

課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
提出物は内容を確認し全て返却します。
教科書
Textbook
必要に応じて資料を配布します。
参考書
Reference Books

地域との連携
Cooperation with the Community

担当教員への連絡方法
How to make Contact
メールかクラス内で直接連絡して下さい。メールアドレスはStudent Guide for Academic Studiesを参照して下さい。
受講上の注意
Notices
(1)4つの英文パッセージを使いますが、パッセージの精読は行いません(精読とは、一文一文の単語・熟語・構文などを確認しながらできるだけ正確に読むこと)。そのため、精読については「アドバンスト・リーディング」など他のクラスを同時に履修することで補完して下さい。
(2)いわゆる平常点評価科目なので、クラスへの積極参加は言うまでもないですが、提出物の出来・不出来や、また提出物が期限を厳守しているかなども評価対象です。注意して下さい。どんなにスピーチや小テストで高得点を取れても、提出物の提出状況が悪い場合、単位取得するだけの合計得点に到達しないことが多いです。
(3)期限を遅れた提出物は、公欠や特別な場合を除き、一切受け取りません。


教職課程履修学生は、この授業科目終了後、教職課程履修カルテの自己評価シート欄に必要事項を必ず入力すること。また成績評価発表以降に、成績とともに担当教員によるコメントを参照し自己の学習状況について把握する。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-2 英語の歴史や構造に関して幅広く正確な知識を持っている。
2.技能・表現 2-2 専門分野の英語を理解し、発信することができる。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
担当者は大学院で中学校教諭専修免許状(英語)及び高等学校教諭専修免許状(英語)を取得しています。実際に高等学校で英語を教えた経験もあり、高校と大学の接続を意識した英語教育の実践に努めています。

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