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年度 | 2020 |
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科目名 | 公衆栄養学 |
担当者名 | 大滝 直人 |
単位 | 2 |
科目目的 Course Objectives |
地域等の健康・栄養問題とそれらを取り巻く諸問題に関する情報を収集・分析し、それらを総合的に評価・判定する能力を養う。また、保健、医療、福祉、介護システムの中で適切な栄養関連サービスを提供するプログラムの計画・実施・評価の総合的なマネジメント理論と方法を習得する。 |
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到達目標 Class Goal |
1.わが国や諸外国の健康・栄養問題の動向とそれらに対応した主な栄養政策について理解できる。 2.集団や地域における人々の健康・栄養状態や社会・生活環境の特徴に基づいた公衆栄養活動について理解ができる。 |
授業内容 The Content of the Course |
集団の健康・栄養改善に必要な公衆栄養プログラムの知識と技能習得のために、公衆栄養マネジメントの概念、プログラム計画策定・実施の手法、栄養疫学・栄養アセスメントの手法、プログラム評価のための指標・情報収集・目標達成の検証、食事摂取基準の理論と活用、我が国の栄養政策、諸外国の健康・栄養問題の現状と課題等について学習する。 |
授業計画 Class Plan |
第1回 公衆栄養学の概念
第2回 わが国の健康の現状と課題 1)少子・高齢化社会 2)健康問題の変遷 第3回 わが国の栄養問題の現状と課題 1)栄養摂取状況・食生活の変化 2)食環境の変化 第4回 わが国の栄養政策(1) 1)公衆栄養活動の歴史 2)公衆栄養関連法規 第5回 わが国の栄養政策(2) 3)国民健康・栄養調査 4)健康日本21(第2次)と地方計画策定 第6回 わが国の栄養政策(3) 5)食育の推進 6)食生活指針、運動指針、休養指針、睡眠指針 第7回 公衆栄養マネジメント マネジメントの基礎理論と公衆栄養アセスメント 第8回 公衆栄養マネジメント プログラムの目標設定および計画の立案 第9回 公衆栄養マネジメント プログラムの実施と住民参加・組織連携と協働 第10回 公衆栄養マネジメント プログラムの評価とモニタリング 第11回 食事摂取基準 食事摂取基準の概要およびその活用方法 第12回 栄養疫学(1) 1)栄養疫学の役割と公衆栄養活動への応用 第13回 栄養疫学(2) 2)食事摂取量の測定方法 第14回 諸外国の健康・栄養問題の現状と課題 第15回 公衆栄養の展望 定期試験 |
授業方法 Class Method |
講義形式で授業を進行する。関連する資料の配布と板書を中心に進める。
また、適宜DVDやパワーポイントなどを活用した教材を使用し、視覚的アプローチを加えた授業を実施する。 単元や授業の進捗状況にあわせて練習問題等を行い、自身で学修の進捗状況や理解度を確認する。 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
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準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
公衆衛生学などで学ぶ理論や知識のほかにも、社会情勢などを含めた幅広い知識が必要となる。日ごろから報道に接し、積極的に周辺知識の情報収集をすることが望まれる。 |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(90点) ・平常点等(10点) 平常点等配点内訳:授業の理解度を確認するための課題など |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
授業中に行う練習問題などついては、採点終了後の授業時に問題解説をするとともに、今後の学習について助言を行う。
また、定期試験については、成績発表日以降のオフィスアワーを利用し、解説を行う。詳細は、最終授業時までにアナウンスする。 |
教科書 Textbook |
八倉巻和子/Nブックス 公衆栄養学/建帛社 |
参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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担当教員への連絡方法 How to make Contact |
オフィスアワーおよび学内に公表されるメールなど |
受講上の注意 Notices |
公衆衛生学と密接に関係する科目である。栄養士として活躍するために必須の内容を教授するので、関心を持って受講することを希望する。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1−1個人や集団を対象とする栄養学に関する基礎的・専門的知識を身に付けている。
2.技能・表現 2−2健康増進や健康管理を行う上で必要となる技能・表現力を身に付けている。 2.技能・表現 2−4ヒトと栄養との関係を研究するために必要となる技能・表現力を身に付けている。 3.思考・判断 3−1健康や栄養・食に関する情報を自ら収集する能力を身に付けている。 3.思考・判断 3−2科学的根拠に基づく健康・栄養課題解決の能力を身に付けている。 4.態度・志向性 4−1個人や社会が抱える様々な健康栄養問題を積極的に学習する態度を身に付けている。 4.態度・志向性 4−2食生活学の専門的学習を通して、社会に貢献する自覚を身に付けている。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
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