シラバス参照 |
年度 | 2020 |
---|---|
科目名 | 分子栄養学特論 |
担当者名 | 土生 敏行・松永 哲郎 |
単位 | 2 |
科目目的 Course Objectives |
分子栄養学では、栄養学を分子生物学の手法を用いて、栄養学を分子レベルからの視点で捉え直そうとする新しい学問である。そこで、分子生物学の方法論を学び、栄養素や食物中の生理活性物質の特性の解明にどのように応用していくのかを考察することを目的とする。 |
---|---|
到達目標 Class Goal |
分子栄養学の概念とその方法論を理解し、関連する領域の論文等の情報を容易に活用できるようになる。 |
授業内容 The Content of the Course |
トピックな話題を中心に分子による生命現象解明に関しての知識を学び、分子栄養学の方法論を理解も進め、英文論文の読解と解説を行う。さらに、プレゼンテーションを行うことで、相互に討論する。 |
授業計画 Class Plan |
授業計画
1. 分子栄養学とは。肥満の分子栄養学−肥満のサイエンス−(担当:松永哲郎) 2. 肥満の分子栄養学−脂肪組織の機能と病態生理−(担当:松永哲郎) 3. 肥満の分子栄養学−肥満と摂食−(担当:松永哲郎) 4. 肥満の分子栄養学−肥満関連遺伝子−(担当:松永哲郎) 5. 論文抄読・プレゼンテーション演習(テーマ:脂肪組織)(担当:松永哲郎) 6. 論文抄読・プレゼンテーション演習(テーマ:摂食)(担当:松永哲郎) 7. 論文抄読・プレゼンテーション演習(テーマ:肥満と遺伝)(担当:松永哲郎) 8. 代謝調節の分子栄養学−糖代謝−(1)(担当:土生敏行) 9. 代謝調節の分子栄養学−糖代謝病(糖尿病など)−(2)(担当:土生敏行) 10. 代謝調節の分子栄養学−酸素分子と代謝−(担当:土生敏行) 11. 代謝調節の分子栄養学−酸素と代謝−(1)(担当:土生敏行) 12. 代謝調節の分子栄養学−がん−(2)(担当:土生敏行) 13. 最新研究論文を読み解く(1)糖代謝とエネルギー代謝(担当:土生敏行) 14. 最新研究論文を読み解く(2)酸素と代謝(担当:土生敏行) 15. 最新研究論文を読み解く(3)がんと代謝(担当:土生敏行) |
授業方法 Class Method |
トピックな話題を中心に分子による生命現象解明に関しての知識を学び、分子栄養学の方法論を理解も進め、英文論文の読解と解説を行う。さらに、プレゼンテーションを行うことで、相互に討論する。 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
板書によるノート作成、その説明による理解を行った上での、全員への問いかけや疑問に思えることの対話的な方法で、学生が理解できるような参加しながらの講義を進める |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
分子栄養学の基礎となる栄養学の総確認を行い、分子栄養学への発展性や研究テーマへの応用性を確認しておく。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点等(100点) 平常点等配点内訳:プレゼンテーション50点+テスト50点 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
講義中及び講義終了前10分間を質問時間として設け、個別の質問にとどまらず、質問の共有を計り、理解を深めるよう対処、及びメールや時間外での問い合わせににより、理解向上を目指す |
教科書 Textbook |
|
参考書 Reference Books |
小田裕昭、加藤久典、関泰一郎/健康栄養学−健康科学としての栄養生理化学/共立出版 門脇孝、小川佳宏/糖尿病カレントライブラリー7 脂肪細胞と脂肪組織/文光堂 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
|
担当教員への連絡方法 How to make Contact |
habu@mukogawa-u.ac.jp office:H2-45
matsu12@mukogawa-u.ac.jp office:H2-41 |
受講上の注意 Notices |
|
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1−2食べ物と健康との関係について、高度な専門的知識を身に付けている。
2.技能・表現 2−4ヒトと栄養との関係を研究するために必要となる高度な技能・表現力を身に付けている。 3.思考・判断 3−1健康や栄養・食に関する高度かつ専門的な情報を自ら収集する能力を身に付けている。 3.思考・判断 3−2情報収集によって発見された課題を自ら解決できる能力を身に付けている。 3.思考・判断 3−3科学的根拠に基づく健康・栄養課題解決の能力を身に付けている。 4.態度・志向性 4−2食物栄養学の高度な専門的学習を通して、社会に貢献する自覚を身に付けている。 5.統合的能力 5−1高度な専門的知識・技術の統合を図り、管理栄養士として社会に貢献できる能力を身に付けている。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
シラバス参照 |