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年度 | 2020 |
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科目名 | 論理的思考論 |
担当者名 | 町浦 美智子・布谷 麻耶 |
単位 | 2 |
科目目的 Course Objectives |
この科目では論理的な問題解決法について学習するとともに、看護研究における概念枠組みやサブストラクションについて理解し、演繹的および帰納的な論理展開の基礎を学習することを目的としている。 |
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到達目標 Class Goal |
1.4つの思考スタンス、論理的な問題解決法について説明できる
2.看護研究における概念枠組み、サブストラクションについて説明できる 3.看護研究論文を論理的、批判的に吟味できる |
授業内容 The Content of the Course |
現象を捉える視点として論理的な思考となる4つの思考スタンスについて学び、論理的思考を用いた問題解決の実際を検討する。看護研究論文を論理的かつ批判的に吟味するために概念分析、サブストラクションについて学び、実際に論文を批判的に吟味する。また帰納的な論理展開として質的データからカテゴリー化するプロセスの概要を学習する。 |
授業計画 Class Plan |
第1回 論理的思考の基本となる4つの思考スタンス
1)ゼロベース思考 ポジティブ思考 2)論理思考 [町浦美智子] 第2回 3)仮説思考 4)フレームワーク思考 ・MICE ・ロジックツリー [町浦美智子] 第3回 5)活用方法 ・ロジカルコミュニケーション ・ピラミッドストラクチャー [町浦美智子] 第4回 論理的思考に基づく問題解決の実際 [町浦美智子] 第5回 1)サブストラクションの考え方と実際:理論的システム(構成概念 概念) [町浦美智子] 第6回 2)サブストラクションの考え方と実際:操作的システム (仮説 実証的指標 尺度の種類) [町浦美智子] 第7回 3)サブストラクションの実際 [町浦美智子] 第8回 1)概念分析の考え方と方法;概念とは、概念の先行要件、特性(属性) 帰結 [町浦美智子] 第9回 2)概念分析をした論文の読解(ロジャーズ、ウィルソニアン) [町浦美智子] 第10回 1)量的な研究論文の批判的吟味の視点 [布谷 麻耶] 第11回 2)演繹的な論理展開を中心とした看護研究論文の批判的吟味 [布谷 麻耶] 第12回 3)演繹的な論理展開を中心とした看護研究論文の批判的吟味 [布谷 麻耶] 第13回 1)質的な研究論文の批判的吟味の視点 [布谷 麻耶] 第14回 2)帰納的な論理展開を中心とした看護研究論文の批判的吟味 [布谷 麻耶] 第15回 3)帰納的な論理展開を中心とした看護研究論文の批判的吟味 [布谷 麻耶] |
授業方法 Class Method |
講義形式(双方向的授業、積極的な討論を含む) |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
ディスカッション、プレゼンテーションを行う。 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
授業の予習、復習として看護実践上のさまざまな課題・問題をどのように解決しているか、臨床での問題解決方法を批判的に吟味し、論理的思考法を活用して改善策を考えてみる。 |
評価方法 Evaluation Method |
・レポート[作品含む](70点) ・平常点等(30点) 平常点等配点内訳:授業への積極的な取り組みの姿勢 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
課題レポートにコメントし、評価後、講義時に学生に返却し、フィードバックする。 |
教科書 Textbook |
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参考書 Reference Books |
田中智恵子、田中伸明、秋野純子/デキる看護師の思考法 問題解決型スキルで看護現場を変革する 2012/日本医療企画 中木高夫、川崎修一訳/看護における理論構築の方法 2008/医学書院 福澤一吉/看護学生が身につけたい論理的に書く・読むスキル 2018/医学書院 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
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担当教員への連絡方法 How to make Contact |
Student Guideに記載されたオフィスアワー、メールアドレスを確認してください。
ただし、メールによる連絡は随時可能です。 |
受講上の注意 Notices |
講義形式ではあるが、受講生の日々の問題・課題について積極的な授業への参加を期待する。
参考文献は授業中に適宜紹介する。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
【看護学研究コース】
3.思考・判断 3−1 臨床現場で生じている課題を科学的・論理的思考に基づいて解決する 方法を見出すことができる。 4.態度・志向性 4−1 看護実践、看護教育、看護研究の発展に寄与するように、自らの実践 能力を向上していくことができる。 【看護学研究保健師コース】 3.思考・判断 3−1 臨床現場で生じている課題を科学的・論理的思考に基づいて解決する 方法を見出すことができる。 4.態度・志向性 4−1 看護実践、看護教育、看護研究の発展に寄与するように、自らの実践 能力を向上していくことができる。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
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