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年度 2021
科目名 経営学入門
担当者名 神栄 美穂
単位 2
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科目目的
Course Objectives
経営学の基礎的な概念や理論、現代の経営をとりまく社会や経済に関する基礎的な知識を獲得することを目的とする。すなわち、経営学が取り扱う各領域(企業論、経営組織論、経営戦略論、マーケティング、マクロ・ミクロ組織論、国際経営論など)にふれ、経営学の全体像を考察する。
到達目標
Class Goal
経営学の基本的な概念や理論について説明できる。
企業活動の事例を通じて、企業の経営に関する工夫や問題点を理解することができる。
授業内容
The Content of the Course
経営学の対象である企業の仕組みと活動について理解することを通して、経営学が取り扱う各領域(企業論、経営組織論、経営戦略論、イノベーション論、マーケティング論、グローバル経営論など)にふれ、経営学の全体像を考える。この講義では、実際の経営実践の事例も豊富に参照することにより、より実践的に、かつ自主的に今日の経営において何が求められているのかを学ぶことが重視される。経営学の全体像を考えることを通して、自身のキャリアや仕事生活などに考えを巡らせ、自分と企業との関わりについても考える。
授業計画
Class Plan
第1回 企業経営の全体像 :企業とは何か
第2回 経営学の全体像( I ):広義・狭義の経営学、会計学、商学、経営学の理論、戦略の登場(ドラッカー )
第3回 経営学の全体像( II ):経営学の実践性、会社の種類、株式会社、会社法、企業の種類、科学的管理法
第4回 経営学の全体像( III ):ステークホルダー、経営者、株主、企業統制
第5回 会社とインプット(金融資本)市場との関わり( I ):間接金融、直接金融
第6回 会社とインプット(労働)市場との関わり( II ):雇用制度、労働組合、人事評価制度、動機付け理論(ホーソン工場での実験)
第7回 会社とアウトプット(製品・サービス)市場との関わり( I ):製品と事業の創造、戦略の革新(ポーター)
第8回 会社とアウトプット(製品・サービス)市場との関わり( II ):企業戦略と事業戦略+中間レポート提出
第9回 会社の行き先を決める-経営戦略論( I ):多角化戦略、M&A
第10回 会社の行き先を決める-経営戦略論( II ):提携、シナジー、事業戦略
第11回 国際化のマネジメント:これからのグローバル企業、グローバルに活動するには?
第12回 マクロ組織のマネジメント:組織構造、組織形態、職能別組織、事業別組織
第13回 ミクロ組織のマネジメント: リーダーシップ論、モチベーションマネジメント
第14回 ゲストスピーカー:消費財メーカー開発実務家
第15回 キャリアデザイン:人的資源-人的資源管理論
授業方法
Class Method
講義形式で授業を進め、途中に中間レポートを実施する。また、毎回の授業ではコメントシートを用い、その回の授業内容での気付きや質問などを記入して提出してもらう。

ミクロ組織のマネジメント方法を具体的に学ぶために、実際にプロジェクトをマネジメントしている社会人女性をゲストとして招へいする。リーダーシップ論やモチベーションマネジメントについて具体的に理解するとともに、科目担当者とのトークセッションを通じて、女性がリーダーとして成長するための心構えについても学ぶ。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
事前に授業でカバーする、教科書の該当章を読んでおくこと。
毎回、授業前に「授業ノート」をGoogle Classroomにアップするので、(印刷出来る人は)印刷したものに書き込みながら、授業を聞くこと。ただし、「授業ノート」の提出や答え合わせは行わず、各自の学習補助のための教材である。
授業の後、授業で習った概念や授業で取り上げた企業について、ニュースや新聞の記事などをフォローアップしておくこと。
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](60点)
・平常点(40点) 平常点等配点内訳:学習到達度確認テスト(30点)、毎回の授業で書くコメントシート(10点)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
コメントシートの内容や質問は授業に反映し、適宜紹介する。
中間レポート・期末レポートについては、授業で講評を行う。
学習到達度確認については最終授業で講評を行う。
教科書
Textbook
『1からの経営学』(第3版) /加護野忠男・吉村典久/碩学舎
教科書コメント
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
参考書に関して:参考文献(記事、書籍、論文等)を適宜提示するが、必須購読本ではなく学生の自発的な読書とする。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1. 知識・理解
1-1 経営学に関する基礎的・専門的知識を有し、多様な経営課題を的確に理解できる。
1-2 自らが目指す将来キャリアで活躍するために必要な基礎的・専門的知識を習得している。
3. 思考・判断
3-2 グローバルな視点とローカルな視点の双方から考え、判断することができる。


経営学部の学生は必修科目。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
元外資系企業勤務経験(消費財・化粧品メーカー)があるため、実務に沿った説明ができる。

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