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年度 2021
科目名 算数科指導法
担当者名 神原 一之
単位 2
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科目目的
Course Objectives
小学校算数科教育の理論の理解と体験的活動を通して、小学校教師としての資質・能力の基礎を養う。
到達目標
Class Goal
(1)小学校算数科教育の目標・内容・方法・評価について理解する。
(2)小学校算数科の授業を計画・実施することができる。
(3)小学校算数科の授業を構想し、批判的に検討することができる。
授業内容
The Content of the Course
(1)前半は、算数の特性と算数科の目標を考察し、算数科の指導理論、算数科の5領域「数と計算」「図形」「測定(1,2,3年)」「変化と関係(4、5,6年)」「データの活用」の内容とそれらの指導法について、その要点を学ぶとともに、教材研究、指導計画と学習指導案の作成、評価の意義と機能について学ぶ。
(2)後半はグループ別に算数科の学習指導案を作成し、模擬授業を行う。
授業計画
Class Plan
第1回:算数教育の目標・意義と今日的課題
第2回:算数科の特性
第3回:算数科指導案の作成
第4回:「数と計算」領域の指導法
第5回:「図形」「測定」領域の指導法
第6回:「変化と関係」「データの活用」領域の指導法(示範授業「3桁の計算」)
第7回:デジタル教科書とICTの活用方法
第8回:授業分析の方法
第9回:小学2年生の指導(「かさ」の模擬授業)
第10回:小学3年生の指導(「あまりのあるわり算」の模擬授業)
第11回:小学4年生の指導(「概数」の模擬授業)
第12回:小学5年生の指導(「ひし形の面積」の模擬授業)
第13回:小学5年生の指導(「速さ」の模擬授業)
第14回:小学6年生の指導(「資料の特徴を調べよう」の模擬授業)
第15回:まとめ・確認テスト


授業方法
Class Method
・講義
・授業研究(映像視聴や示範授業を通して)
・演習(学習指導案の作成、模擬授業)
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
ディスカッション・模擬授業
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
小学校算数教科書を熟読し、問題演習を行っておくこと

予習:教科書の該当ページを読み、授業に関連する目標や内容を確認すること。
   授業で出された教科書課題に取り組むこと
   模擬授業に向けて、グループ内でディスカッションを行い、協力して準備を進めること。
   模擬授業時には、指導案(略案)を作成してくること。
復習:講義内容を復習し、教科書や関連文献を参照しながら理解・考察を深めること。
   模擬授業を行った班は、クラスで検討後に、プロトコールをもとに学習指導案の改善を行うこと。
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:授業課題(15点)、略式指導案と考察(25点)、模擬授業と指導案細案・プロトコール(10点)、確認テスト(50点)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
小テストおよびレポートは評価後、授業中に解説を行う。
課題・レポートについては、評価後授業中または研究室にて配布する。
成績発表日以降のオフィスアワーにて、定期試験の問題解説や採点の基準などの解説を行う予定である。
教科書
Textbook
小学校学習指導要領解説(平成29年告示) 算数編/文部科学省  /日本文教出版株式会社
教科書コメント
参考書
Reference Books
算数教育指導用語辞典/日本数学教育学会編著/教育出版
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
教科算数を履修していることが望ましい。ただし、編入者についてはその限りではない。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
2.技能・表現 2-1 教育・保育の実践を行うために必要な技能を有している。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
中学校で数学科教員、管理職として勤務。学校現場で培った経験を基に、教科指導、学校教育の基礎・基本を指導する。

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