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年度 2021
科目名 臨地実習Ⅲ
担当者名 川村 雅夫・林 宏一・福田 也寸子・前田 佳予子・岸本 三香子
単位 1
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科目目的
Course Objectives
公衆栄養学の臨地実習においては、保健所および保健センター等の活動の実際ならびに栄養行政の概要を把握・体得する事を目標とする。臨床栄養学の臨地実習においては、栄養評価に基づく栄養ケア計画の立案・実施・評価の一連の流れを体験学習する。
到達目標
Class Goal
公衆栄養学実習は、予防栄養の重要性を理解し、健康の保持増進、疾病の一次・二次・三次予防のための栄養教育、地域における健康実態の把握・分析など一般住民に対する健康増進活動・地域保健活動に必要な能力を養うことを目標とする。臨床栄養学実習は、栄養・給食関連マネジメント能力を養う。
授業内容
The Content of the Course
公衆栄養学実習は、保健所で実習を行う。保健所においては、健康栄養問題を取り巻く様々な情報を収集・分析、それらを総合的に評価判定し、総合的なマネジメントの実際を習得する。臨床栄養学実習においては、栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行うために必要とされる専門的知識および技術を習得する。
授業計画
Class Plan
公衆栄養学実習は、地区住民に直結する指導機関である保健所および市町村保健センターで住民に対して専門性の高い対人対物サービスを担当する栄養行政について1週間の実習を行う。 
1 地区現状の把握 
2 保健所の機能と役割
3 保健所の機構および業務
4 管理栄養士業務の概要と栄養関係法規
5 地域保健における栄養体制の整備
  1)地域における実態把握と分析
  2)政策の計画・実施・評価
  3)専門的な栄養指導・食生活支援
  4)住民に対する健康教育・栄養相談
  5)健康な町づくりと地区組織の育成
  6)食に関する情報の整備、外食・栄養成分表示の推進
  7)特定給食施設への栄養管理指導
  8)市町村に対する指導等
    以上の内容について、保健所職員と実際の臨地実習の場で体得をする。

臨床栄養学実習の内容は、病院により異なるが傷病者を対象とした栄養管理や食事管理について学ぶ。
1 外来・入院患者を対象とした栄養食事指導を学ぶ。
2 診療科やベットサイドへの訪問、カルテ閲覧等を通して、入院患者の栄養問題が実際に存在し
  ていることを把握する。
3 栄養アセスメント、ケア・カンファレンス、栄養ケアプランの立案を学習する。
4 チーム医療等の実際について学ぶ
5 医療スタッフの一員として、患者等への対応やマナーなどについて指導を受けるとともに経験
  を積む。
6 個別の栄養管理の実際と部門業務のあり方、実習施設の取り組みについて学習する。
7 栄養食事指導や栄養管理の報告書および記録について学ぶ。
8 ケーススタディの方法について学習する。



授業方法
Class Method
ガイダインスおよびオリエンテーション、反省会において必ず臨地実習ガイドブックを使用する。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
ディスカション・グループワーク・プレゼンテーション
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
公衆栄養学:公衆栄養学分野に止まらず関連科目を理解し、社会情勢に関する見聞なども広め、十分な準備を行うこと。常に問題意識や課題を持って積極的に臨むこと。
臨床栄養学:病態栄養・生理学・解剖学などの十分な復習を行い、常に問題意識や課題を持って積極的に臨むこと。
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](100点)

実習前のガイダンス並びにオリエンテーションの出席点、実習中の成績評価、実習レポート(実習記録、実習の課題、研究課題など)を含めて総合評価し、合計点とする。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
臨地実習報告書(課題含む)については評価後、コメントを記載したものを栄養士教育支援センターにて配付する。
教科書
Textbook
四訂臨地実習ガイドブック/武庫川女子大学臨地実習委員会編/建帛社
教科書コメント
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
本実習は事前に行うガイダンス、オリエンテーションへの出席が必須となる。
教科書は、ガイダンスと同様のものを使用するので、購入する必要はない。
参考書については、随時紹介する。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
5.統合的能力 5-1専門的知識・技術の統合を図り、管理栄養士として社会に貢献できる能力を身に付けている。
5.統合的能力 5-2社会における指導者として必要なコミュニケーション能力を身に付けている。
5.統合的能力 5-3栄養・食と健康に関する様々な問題について、指導的立場から解決する能力を身に付けている。
5.統合的能力 5-4社会貢献のための実行力を身に付けている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents

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