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年度 2021
科目名 基礎化学
担当者名 川崎 郁勇・堀山 志朱代
単位 2
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科目目的
Course Objectives
薬学を学ぶ上で必要な化学の基礎力を身につけるために、原子の構造から分子の成り立ち、化学結合、代表的化合物、基本的な計算などに関する化学の基本的事項を修得する。
到達目標
Class Goal
1)原子、分子、イオンの基本的構造など物質の基本概念について説明できる。
2)代表的な化学結合について説明でき、代表的な化合物の名称と構造を列挙できる。
3)濃度計算、化学反応の量的計算など、化学の基本的な計算ができる。
授業内容
The Content of the Course
薬学部における有機化学系科目、物理化学系科目および分析化学系科目などの「化学」を学習するうえで、これらの科目との橋渡しとなるよう、関連する高校化学の内容を整理しながら解説する。また、「化学」で必要な濃度計算、化学反応の量的計算など基本的な計算ができるよう、別に開講する「薬学基礎演習I」と連動しながら講義する。
授業計画
Class Plan
必修科目
1 原子、分子、イオンの基本的構造、および原子量、分子量
2 原子の電子配置および周期表に基づく原子の諸性質(1)
3 原子の電子配置および周期表に基づく原子の諸性質(2)
4 同素体、同位体
5 化学変化と化学量論、および量的関係
6 化学結合(イオン結合、共有結合、配位結合など)
7 分子の極性および双極子モーメント
8 小括:確認と整理
9 物理化学的性質と分子間およびイオン間相互作用
10 溶液の濃度計算と調製法
11 酸化と還元反応
12 質量保存の法則
13 代表的な結晶構造
14 酸と塩基(1)
15 酸と塩基(2)
授業方法
Class Method
講義型授業を主体とするが、重要な問題について質疑を行う双方向授業を取り入れ、8、9、13回目と最終回には知識のまとめを目的とする演習、小テスト、総合討論、質疑応答を行う。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
演習等において、適時質疑応答等を含めた双方向授業を取り入れ、理解の向上に努める。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
本科目の単位数は2である。本学では、45時間の学修時間を必要とする内容の授業科目に1単位を認定することを標準としており、学修時間には、授業時間だけでなく、予習・復習等授業時間外での学修時間も含まれるとされている。
上記授業計画に基づいて講義前にテキストや高校教科書での予習をしてくること。分からないあるいは理解の浅い事項を認識して講義に臨むよう努めること。また、復習の一環として、宿題を与えるが、それ以外にもテキストやプリント、高校教科書等を参照するなど授業内容を必ず復習すること。
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(80点)

・平常点(20点) 平常点等配点内訳:小テスト
小テストの詳細については、授業中またはMUSES配信等によって告知する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
小テストや課題の解答・解説については、授業中または後日MUSES配信等によって明らかにする。
教科書
Textbook
コンプリヘンシブ基礎化学/大内秀一編、多賀淳、長井紀章、森川敏生著/京都廣川書店
教科書コメント
参考書
Reference Books
薬学の基礎としての化学 I.定量的取扱い/日本薬学会編/東京化学同人
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
必要に応じてプリントを配布する。分からないことは、高校時代の教科書、参考書などを参照したり、積極的に質問するなど、早めに理解することを心がけること。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-2豊かな教養と医薬品および臨床に関する専門的知識を習得している
2.技能・表現 2-1薬剤師として、医薬品の供給、調剤、服薬指導、処方設計、安全性・有効性、リスク管理およびチーム医療への参画に必要な薬学的能力を備えている
3. 思考・判断/態度・志向性 3-2薬剤師として、患者・生活者医療と医薬品を巡る社会的動向を把握し、生涯にわたり自己研鑽を続ける意欲と態度に基づいて活動できる
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents

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