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年度 2021
科目名 基礎看護技術演習Ⅲ(2年次演習)
担当者名 清水 佐知子・片山 恵・久米 弥寿子・古川 亜衣美・川原 恵・松尾 香織・未定(看)
単位 2
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科目目的
Course Objectives
本科目は基礎看護技術演習Ⅰ、Ⅱの知識と技術を基盤に、療養生活の中での診断と治療場面における患者の安全・安楽を確保する援助技術を学習する。単元は「感染予防」「排泄を促す技術」「呼吸を整える技術:吸入・吸引」「検査と看護:採血」「与薬と看護:内服・注射」などである。療養生活の中での診断と治療にかかわる看護師の役割を踏まえ、患者の診断と治療が安全で確実に実施されるような基本的技術の習得を目指す。
到達目標
Class Goal
1.安全、安楽、自立および療養生活を考慮し、確実な治療処置技術の方法の根拠や留意点を説明
 することができる。
2.基礎的な治療処置技術を安全、安楽、自立や効率性を考慮して実施することができる。
3.基礎的な治療処置技術を実施した後、自分の援助技術を評価し、改善策を見出すことができ
 る。
授業内容
The Content of the Course
基礎看護技術は看護師としての独自の機能を果たす上で不可欠な能力で、看護師として安全・安楽を考慮した確実な治療処置技術を身につける必要がある。技術を実施するための根拠や関連する基礎知識を復習し、なぜそのように行う必要があるのかという根拠づけを明確にした上で、援助方法の原理原則を講義する。加えて、演習により基本的な技術を実際に行って、知識で修得した内容を援助技術として展開する。また、実施した技術に対して自己評価・他者評価を行うことで、技術の修得と改善に向けての学習姿勢の基盤を養うものである。
授業計画
Class Plan
第1-6回 「感染予防の具体的な対策(無菌操作・ガウンテクニック・滅菌手袋着脱)」の基礎知識と原理原則とその実際、実技試験
第7回 「療養生活において呼吸を整える技術1:酸素療法・吸入」の基礎知識と援助の原理原則
第8-10回 「療養生活において呼吸を整える技術:酸素療法・吸入・吸引(口腔・鼻腔)」の実際
第11回 「療養生活において排泄を促す技術:導尿・浣腸」の基礎知識と援助の原理原則
第12-14回 「療養生活において排泄を促す技術:導尿・浣腸」の実際
第15回 「創傷管理」の基礎知識と援助の原理原則
第16回 「創傷管理技術:包帯法」の実際
第17回 「栄養療法」の原理原則
第18,19回 「与薬と看護:内服・筋肉注射」の原理原則
第20-24回 「与薬と看護:内服・筋肉注射」の実際:筋肉内注射、皮下注射
第25回 検査を受ける人の看護 静脈血採取に関する基礎知識
第26-30回 「検査と看護:採血」の実際:安全・安楽・確実な援助のために必要な技術の実施と評価
定期試験
授業方法
Class Method
遠隔授業(オンデマンド,ライブ)と対面での演習の併用とする
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
演習時は学生同士で看護師役,患者役,観察者役を担い,行った診療補助技術に対してフィー
ドバックを受ける。
グループディスカッションにより、他者の意見を聞き、学びを深める。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習:前回の授業時に指示する資料を準備しておくこと。
復習:講義内容を復習し、ノートを整理しておくこと。
学習した援助項目について授業後自主的に自己学習(技術の練習)をして振り返ること。
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](20点)
・平常点(80点) 平常点等配点内訳:実技試験20点 授業内でのテスト60点
「看護技術」は知識と技術を統合して行うものであり,その科目特性上,テスト(筆記)・実技試験ともに60%以上の合格水準を満たした場合に単位を認定する。詳細は授業オリエンテーションで説明する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
課題,レポートについては評価後返却し,必要に応じて授業中に解説する
試験で誤答が多かった問題の講評を授業中又はmwu.jpなどにより解説する
最終授業で全体に対するフィードバックを行う
教科書
Textbook
基礎看護技術演習第8版/阿曽洋子,井上智子,伊部亜希/医学書院
教科書コメント
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
特になし
受講上の注意
Notices
*具体的なスケジュールは第1回目の授業に提示する。
*「看護技術」は知識と行動を統合し、実践を通して習得できるものである。毎回の演習に遅刻、
 欠席することなく参加すること。
*演習では原則として遅刻を認めていません。
*グループ内で協力し、学びを深めること。
*演習時間のみでは、技術を修得できないので、技術精度を高めるために演習後に事後学習を
 怠らないようにすること。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-1 人の生活を理解するための幅広い教養や基礎知識を身につけている。
1.知識・理解 1-2 生活者としての人を支援するために必要な専門的知識を習得している。
2.技能・表現 2-1 生命の尊厳と人権尊重を基盤とした倫理観と人の価値観を尊重した
 コミュニケーション方法を身につけている。
3.思考・判断 3-1 人の生活や健康を支える様々な要因(身体心理社会的)についての情報
 を収集し、分析することができる。
3.思考・判断 3-2 援助が必要な人の状態を明確にして、援助の根拠を特定することができ
 る。
3.思考・判断 3-3 生活および医療全般にわたって、その人に起こりうる事態を予測し、
 論理的思考力と的確な問題解決能力に基づいて、最善策を導き出すことができる。
4.態度・志向性 4-1 プロフェッショナルな看護師として社会に貢献する意欲を持ってい
 る。
4.態度・志向性 4-2 看護師として、生涯にわたって自分を高めていこうとする強い意思・
 意欲を持っている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
担当者らは看護職としての実務経験を有しており、臨床経験を踏まえて教授する

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