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年度 | 2021 |
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科目名 | 解剖生理学Ⅰ |
担当者名 | 蓬田 健太郎・上田 由美子・大平 耕司 |
単位 | 2 |
科目目的 Course Objectives |
「食と健康の関係」を理解するためには、ヒトの体の仕組みをきちんと理解することが必要となる。解剖生理学は、管理栄養士に必要な知識の基本となる科目で、正常な人体の構造と機能を理解し、どのように維持されているかを栄養との関係から考えられるようになることを目的としている。 |
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到達目標 Class Goal |
総論として、ヒトの体の構成要素と生命の維持に必要な機能を理解する。各論として、消化器系、呼吸器系、循環器系の構造と機能を理解する。 |
授業内容 The Content of the Course |
ヒトを構成する細胞や組織という基本的な構造について解説し、生きるために必要となる器官系の構成と調節機構を総論として講義するので、人体の内部環境を一定に保つためのホメオスタシスについて理解を深めてもらいたい。さらに、栄養と身体との関係を理解する上で重要となる消化器系、循環器系、呼吸器系を各論として講義する。 |
授業計画 Class Plan |
第1回 ヒトと栄養・人体の構造①(独立栄養と従属栄養、異化・同化①、身体構成成分) 第2回 人体の構造②(細胞、細胞膜、細胞小器官) 第3回 人体の構造③(細胞の増殖・分化、組織、器官、器官系) 第4回 個体の調節機構とホメオスタシス①(細胞間情報伝達、受容体による情報伝達、細胞内シグナル伝達) 第5回 個体の調節機構とホメオスタシス②(恒常性とフィードバック機構、 内分泌系と神経系による調節①) 第6回 個体の調節機構とホメオスタシス③ (内分泌系と神経系による調節②、体液・電解質バランス・酸塩基平衡、体温の調節、生体機能の周期性変化、ストレス応答)、第1回小テスト(範囲:人体の構造、個体の調節機構とホメオスタシス) 第7回 消化器系の構造と機能①(消化管の構成と機能①:咀嚼・嚥下) 第8回 消化器系の構造と機能②(消化管の構成と機能②:消化管、肝臓、胆嚢、膵臓の構造と機能) 第9回 消化器系の構造と機能③(消化の構成と機能③:消化・吸収、消化管ホルモン)、第2回小テスト(範囲:消化器系)) 第10回 循環器系の構造と機能①(体循環・肺循環の機能と構造①、心臓の構造機能①) 第11回 循環器系の構造と機能②(心臓の構造機能②、体循環・肺循環の機能と構造②) 第12回 循環器系の構造と機能③(血圧調節の仕組み)、第3回小テスト(範囲:循環器系、復習) 第13回 呼吸器系の構造と機能①(呼吸とは?、気道の構造と機能) 第14回 呼吸器系の構造と機能②(肺の構造と機能、呼吸運動の調節、血液による酸素・二酸化炭素の運搬の仕組み)、第4回小テスト(範囲:呼吸器系、復習)) 第15回 理解度テスト |
授業方法 Class Method |
Classroomより配信した講義資料に従って、原則として対面で、パワーポイントや板書等により補足しながら講義を行う。ただし、新型コロナウイルスの感染状況により、オンデマンド型あるいはライブ型の遠隔授業とする場合がある。 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
高校までに修得してきた生物学の知識を元に、学生の疑問点を引き出しつつ、対話型の講義を進める程度とし、本講義の学習内容に基づき、解剖生理学実習でのグループごとの演習を展開につなげる。 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
解剖生理学Ⅰの講義プリントをclassroomより配布するので、事前にダウンロードの上、予習し、内容を十分予習の上、講義に出席すること。また、全範囲の演習問題(小テストの試験範囲)も配信するので、各自復習に活用すること。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:4回の小テスト(20点)+理解度テスト(80点)で評価する。但し、遠隔授業となった場合は、小テストを講義課題に置き換えるが、理解度テストは、感染対策に配慮し、対面での実施とする。また、学習状況を確認するため講義ノートを評価対象とする場合があるので、日頃よりノートに学習内容をきちんとまとめること。 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
小テスト並びに理解度テストは、試験後、解説しながらの自己採点とすることで、理解を深める。 |
教科書 Textbook |
ニューステージ新生物図表 /浜島書店/浜島書店 |
教科書コメント |
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参考書 Reference Books |
健康と病気のしくみがわかる解剖生理学/アン・ウォー、アリソン・グラント/西村書店 トートラ人体の構造と機能/桑木共之/丸善 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
なし |
受講上の注意 Notices |
限られた時間内に多くの項目を学習するため、Classroomから資料を配布するので各自ダウンロードし、予習・復習を十分に行うこと。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-1 個人や集団を対象とする栄養学に関する基礎的・専門的知識を身に付けている。 1.知識・理解 1-2 食べ物と健康との関係について、基礎的・専門的知識を身に付けている。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
講義資料等は、医師としての現在も臨床で実務を行っている蓬田が臨床経験に基づき作成提供している。 |
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