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年度 2021
科目名 アパレルデザイン論
担当者名 中尾 時枝
単位 2
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科目目的
Course Objectives
既製衣料は我々の生活の中での衣服の大部分を占めており、実用性は勿論のこと、ファッション商品として一層すぐれたデザインが要求されている。この科目では服装デザインの基礎を踏まえて、アパレル産業におけるデザイン表現に視点をおき、必要な知識を修得することを目的とする。
到達目標
Class Goal
アパレルの機能性、審美性、表現法を知り、適切な素材、デザイン、色彩の組み合わせによるアパレルを理解し、コストとデザインとの関係についても理解できることを到達目標とする。
授業内容
The Content of the Course
アパレル商品の企画やファッションビジネスの概要を知り、ファッションの変遷とその時代背景を理解したうえで、デザインの本質であるフォームとカラーについて、また衣服としてのデザインをより効果的に表すためのテキスタイルとの関係、体型や個性、さらに産業として成り立つために欠くことのできないコストとデザインについて学ぶ。
授業計画
Class Plan
第1回 商品企画とアパレルデザイン
    (1) アパレルとは     (2) アパレルの商品企画
    (3) ファッションビジネス (4) 付加価値とブランド

第2回 ファッションの変遷とその背景

第3回 デザインの意義
    (1) デザインの条件  (2) デザインの創造性

第4回 デザインの分野・デザインの過程

第5回 衣服デザインの基礎
    (1) デザイン構成の要素(点・線・面・立体) (2) 錯視効果とデザイン

第6回 装飾形式の原理
    (1) バランス   (2) リズム  (3) ハーモニー (4) プロポーション
    (5) エンファンス (6) ユニティ

第7回 衣服美の表現
    (1)衣服形態からみたデザイン(平面構成・立体構成)(2)立体造形に求められる機能

第8回 フォーム
    (1) フォームのディテールとバリエーション

第9回 (2) イメージによる形態の表現
    (3) 服種とデザインポイント

第10回 カラー
    (1) カラー・オーダー・システム (2) 色の見え方と見えやすさ (3) 色彩感情
    (4) 個性と社会

第11回 テキスタイル
    (1) テキスタイルとアパレルデザイン (2) テキスタイルの外観効果

第12回 (3) テキスタイルの表現効果     (4) テキスタイルイメージとデザイン

第13回 着装とデザイン
    (1) 人体とデザイン (2) 個性とデザイン 

第14回 ユニバーサルデザインについて

第15回 コストとデザイン
    (1)商品のコスト(2)商品のグレード(3)デザインおよびパターンメーキングとコスト
    (4)パターンレイアウトとコスト(5)縫製作業とコスト

授業方法
Class Method
・遠隔授業でオンデマンド型です。
・指定された教科書を初回授業までには入手しておいて下さい。
・教科書以外の補助教材は時間割の前日までにCLASSROOMに配信しますので、各自で
 印刷をして授業を受けるようにして下さい。
・基本は配当の時間割またはその日中に受講して、毎回授業内容のコメントを50文字以内
 にまとめて、配当時間割当日中にCLASSROOMに提出することで出席確認をします。
 コメントの提出時間が遅れた場合は翌日正午(12時)までに提出されたものは、遅刻扱い
 とします。遅刻3回で1回欠席となりますので注意をして下さい。  

アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習:日常着用している衣服のデザインに関心を持ち、アパレル製品に関する情報を積極的に取り込み、視野を広げること。

復習:授業内容を復習し、講義に関係のある書籍を積極的に読み、理解不足な専門用語は服飾事典などで調べて理解を深めること。
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(85点)
・レポート[作品含む](15点)

課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
課題レポートについては授業中に講評する。
教科書
Textbook
改訂アパレルデザインの基礎/青木伊津子ほか/社団法人日本衣料管理協会
教科書コメント
参考書
Reference Books
服飾造形のためのデザイン/木曽山かね/同文書院
服飾デザイン/文化服装学院編/文化出版局
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
テキスタイルアドバイザーの資格取得を希望する者は、必ず履修すること。
1年後期アパレル生産実習Ⅰと関連する科目になる。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-3生活を豊かにするモノに対して、造形的な観点からの素養を身に付けている。
3.思考・判断  3-2 新たな課題に対して、創造的能力と表現力を身に付けている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents

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