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年度 2021
科目名 日常生活からの哲学入門
担当者名 城阪 真治
単位 2
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科目目的
Course Objectives
この科目では、西洋と日本の哲学者のさまざまな議論を紹介しながら、「見る」「触れる」「感じる」といった日常にありふれた経験を分析する。これらの経験について考えた哲学者たちの議論の仕方を学ぶことによって、哲学的な考え方・ものの見方を身につけることを目的とする。
到達目標
Class Goal
西洋哲学の基本的な言葉遣いを学ぶことで、西洋文化の基礎にある考え方を理解する。
言葉を用いて問題を発見し、整理し、論理的に考える力を身につける。
一つの経験に対して複数の考え方がありうることを理解し、それぞれの考え方のねらいを踏まえて主体的に判断する力を身につける。
授業内容
The Content of the Course
何気ない日常生活の中にひそむ哲学的な問題を取り上げ、関連する哲学者の議論を学ぶ。まずは、ふだん当たり前のように感じていることに対して疑問を投げかけるところから出発する。その上で、新しい眼差しのもとでこの現実を見つめ直していくような視点を、一つ一つ身につけていく。哲学の枠組みを通して現実を分析することで、日常生活の中にどのような問題が立ち現われてくるのか体験し、理解する。
授業計画
Class Plan
【授業回数】15回

第1回 疑ってみること
第2回 直接経験の世界
第3回 問題 (1)
第4回 科学と哲学 (1) 実証主義の方法とその問題
第5回 科学と哲学 (2) 反証主義
第6回 問題 (2)
第7回 科学と哲学 (3) パラダイム論
第8回 言葉と思考
第9回 問題 (3)
第10回 個別的なものと普遍的なもの
第11回 感情
第12回 問題 (4)
第13回 「美」とは何か?
第14回 人間関係
第15回 問題 (5)
授業方法
Class Method
遠隔授業(オンデマンド型)
Classroomで講義資料を配布し、課題レポートの提出を課する。また、講義内容に関する疑問や質問、感想などを記入することを求める。質問の中からいくつかを選んで次の授業のときに回答するので、疑問点などが生じたときは積極的に活用してほしい。
第3回、第6回、第9回、第12回、第15回の授業では、講義内で扱ったテーマに関する文章を読み、それについて考えるための問題を出題する。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
-
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習 : この科目では、哲学の中で扱われるさまざまな考え方を学ぶ。次の授業講義までに、それらの考え方が持つ意味を、日常生活に即して考えておくこと。
復習 : 課題レポートでは、授業内で扱ったテーマに関する文章を読み、設問に回答することを求めている。採点の上、次の授業時に返却するので、解説を参考にもう一度出題された文章を読み直して、内容が理解できるように復習すること。また、問題に取り上げた文章に関連する文献を紹介するので、関心のあるテーマの文献に積極的に手を伸ばして学習を進めてほしい。
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:毎回の授業で課す課題70点(7点×10回)
授業中に実施する小テスト30点(6点×5回)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
毎回の授業時におこなう課題レポートでは、いくつかの回答を紹介してコメントを付し、講評をおこなう。また、第3回、第6回、第9回、第12回、第15回の問題については、採点・返却して次の授業時にその解説をおこなう。
教科書
Textbook
教科書コメント
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
受講に当たって、哲学、思想の前提知識は必要としない。
単に講義内容を受け入れるだけでなく、自分ならどのように考えるのか常に問いかけながら授業に取り組むこと。

【重要】
 2019年度より、共通教育科目では「授業公欠」の扱いを全廃し、共通教育の受験資格を変更している。これに伴い、授業では学修成果のアウトプットの回数を増やし、多面的な評価を行う方向に変えている。
このため、事前に分かっている欠席や体調不良等での突発的な欠席もありうることを踏まえ、安易に欠席しない受講態度が不可欠となる。
(詳しくは「共通教育サイト」を参照すること。)
なお、学科の基礎教育科目、専門教育科目、および資格課程科目は従来通りの履修ルールで実施される。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents

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