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年度 2021
科目名 生と死の心理学
担当者名 田中 美帆
単位 2
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科目目的
Course Objectives
死は単に、病とともにある人や老年期の人、大切な人との死別を経験した人だけのものではなく、すべての人にとっていつか訪れ、必ず経験するライフイベントである。本科目では、生きる上で避けることが出来ない大きな課題である「死」について、「生きること」との対比を行うことで、より深く具体的に学ぶことを目的としている。
到達目標
Class Goal
・生と死に関する心理学の基礎知識と概念を理解し、説明できる。
・生と死の心理学における各課題について多様な視点から説明できる。
・自らの生と死についての考え方がどのように形成されてきたかについて説明できる。
授業内容
The Content of the Course
本科目では、人間の「生まれること」と「死にゆくこと」に関する様々な経験について発達心理学やその他関連領域の知見をもとに幅広く学ぶ。また、各発達段階における生と死に関する特有の問題について取り上げる。さらに、各回、個人ワークや心理尺度に回答することで、自らの生と死ついての考えを深める。
授業計画
Class Plan
第1回 ガイダンス
第2回 死生心理学とは何か―死への多様なアプローチ―
第3回 生と死を測る―尺度と影響要因―
第4回 生まれること―生命の誕生―
第5回 胎児期・乳児期の生と死―誕生と死―
第6回 幼児期の生と死―幼児期の発達と死の概念理解―
第7回 児童期の生と死―児童期の発達と遺された子どものケア―
第8回 青年期の生と死―青年期の発達と自殺予防―
第9回 成人期の生と死―成人期の発達と生と死を語ること―
第10回 中年期の生と死―中年期の発達と大切な人を見送ること―
第11回 老年期の生と死―老年期の発達と身じまい―
第12回 死にゆくこと―エンドオブライフケア―
第13回 うしなうこと―グリーフと回復―
第14回 生や死を教える―デス・エデュケーション―
第15回 まとめ
授業方法
Class Method
遠隔オンデマンド型の授業形態で開講される。
授業時限にClassroomにアップされた講義ビデオとPDFの資料が配付されるので視聴する。
視聴後締切までに個人ワークを提出できれば出席となる。
個人ワークでは個人の死生観や生や死のイメージを問う内容が中心となる。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
個人ワークを行う。
各回授業に関する感想や疑問についてGoogleフォームに回答してもらい
次回授業冒頭でフィードバックを行う。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習:授業計画記載されているテーマおよび前回の授業で指示したキーワードについて事前に調べておくこと。
復習:配布プリントを使って授業内容を復習し、自分なりの考えをまとめておくこと。
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:授業時に提示する個人ワーク (3点×14回)、レポート(58点)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
個人ワークへのフィードバックは次回授業で全体フィードバックを行う。
レポートへのフィードバックは個別に実施する。
教科書
Textbook
教科書コメント
参考書
Reference Books
はじめての死生心理学―現代社会において、死とともに生きる―/川島大輔・近藤恵/新曜社
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
生や死について具体的な内容を扱うことに留意してほしい。自らはもちろん、家族、友人、その他皆さんの親しい人に当てはめながら、講義を聞くことを望む。


【重要】
 2019年度より、共通教育科目では「授業公欠」の扱いを全廃し、共通教育の受験資格を変更している。これに伴い、授業では学修成果のアウトプットの回数を増やし、多面的な評価を行う方向に変えている。
このため、事前に分かっている欠席や体調不良等での突発的な欠席もありうることを踏まえ、安易に欠席しない受講態度が不可欠となる。
(詳しくは「共通教育サイト」を参照すること。)
なお、学科の基礎教育科目、専門教育科目、および資格課程科目は従来通りの履修ルールで実施される。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents

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