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年度 2021
科目名 Webデザイン基礎
担当者名 甲斐 隆浩
単位 2
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科目目的
Course Objectives
情報社会では、多くの情報が電子化され情報の蓄積・検索・発信が容易に行われるようになった。ホームページ(Webページ)はその典型であるが、この科目では、ホームページの作成に利用されるHTML言語の基礎を学び、ホームページの仕組みを理解することが目的である。さらに、HTML言語を用いて、オリジナルのホームページが作成できるようになることが、この科目の目的となる。
到達目標
Class Goal
・ホームページ作成に利用するプログラミング言語HTMLの特徴を説明できる。
・HTMLの命令(タグ)について、一連の基礎的なタグの意味を説明できる。
・ホームページ作成の際、使いやすさ、見易さという観点から、タグを活用できる。
・最終目標として、オリジナルのホームページを作成できるようになる。
授業内容
The Content of the Course
毎回の授業では、Webページを作成する際に利用するHTML言語の基本を段階を追って学習する。具体的には、Webページ作成に用いるHTML言語の命令であるタグを基礎的なものから応用的なものまで学習する。多数の例題演習を通じて段階的に学習し、その成果物としてオリジナルのWebページを制作する。
 なお、科目名が「Webデザイン基礎」となっているが、ここでの「デザイン」は「意匠」というよりは「設計・作成」という意味合いであることに注意する。
授業計画
Class Plan
【授業回数】15回

以下のテーマについて、毎回平均して1〜2テーマずつ学習する。また、学習内容の定着を図るため、適宜確認問題に取り組む。
1.ガイダンス、HTML言語の基礎
     ・受講のルール、留意点について
     ・HTMLとは、タグの例、HTMLファイルの編集方法
2.タグの基本 
     ・記述のルール、プログラムの基本形、見出しと段落
3.文章画面のデザイン
     ・文章のみのWebページの作成
4.文字の装飾
     ・文字に対する様々な装飾
  文字の書式設定
     ・文字の書式と行揃え
     ■【小課題1】の制作
5.HTMLにおける色指定
     ・色表現の基本、文字色と背景色
6.画像の利用
     ・Webページで利用される画像の種類と特徴
  画像の調整
     ・画像サイズの調整、画像と文字の利用
7.リンクの設定
     ・リンクとは何か、リンクの利用
8.パスの考え方
     ・パスとは何か、パスの実験
  リンクの応用
     ・リンクの実際的な利用
9.表(テーブル)の作成
     ・表(テーブル)の考え方、利用するタグ
  tabelタグとその属性
     ・表(テーブル)の細部の調整
10.tdタグとその属性
     ・データの表示の仕方の調整
11.行や列のグループ化とセル結合
     ・グループ化の方法
     ・セルの結合方法
     ■【小課題2】の制作
12.罫線の装飾
     ・装飾付き罫線で表を見やすくする
13.リストの利用
     ・リストとは何か
     ■【総合課題】の制作
14、リストの活用
     ・Webページでの実際的な利用法
15.インライン・フレームの利用
     ・インライン・フレームとは何か
     ・インライン・フレームの活用法


授業方法
Class Method
対面授業。パソコン教室での実習が主体であり、毎回の授業のはじめにタイピング練習と、前回の実習内容の要点確認を行う。
Webページ制作ソフト「Brackets」を用いて実習を行う。(※ライブ配信での遠隔授業に切り替わった場合には、自宅のパソコンに「Brackets」をインストールして実習する。)
制作技術の講義内容をもとに、パソコン上でWebページの制作実習を行う。実習内容は主にmwu.jpのClassroomにて資料を配信する。この資料に沿って、各自のペースで演習問題に取り組む。その際、操作上のトラブルや学習内容についての疑問に対し、個別で支援を行う。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
1.共通教育科目では、科目担当者から「招待」を行わないため、履修することが決まっ
た科目は、必ず学生自身で「参加」の登録を行う。
2.参加登録に必要なクラスコードは、共通教育サイト内の開講科目一覧表で確認する。
3.Classroomへの参加登録の遅れや失念は、課題等の未提出につながり、ひいては評価への影響などが懸念されるので、十分に注意する。
4.操作方法がわからない場合は、ICTヘルプデスクに問い合わせる。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
パソコンでの制作実習
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
1.2回目の授業からは、必ず前回の内容を復習するとともに、前回授業の演習問題でやり残した
  問題は、次回までにやり終えておくこと。
2.欠席した場合は次の授業までに、Classroomで配信している欠席回の資料をもとに自習しておくこと。
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:実習への積極的な参加姿勢(20点)、
小課題1(20点)、
小課題2(20点)、
総合課題(40点)。
課題の提出締切は厳守すること。
何らかの事情がある場合は、速やかに担当者まで連絡すること。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
課題について評価後、授業内で解説を行う。(ただし最終授業での課題については授業内でフィードバック出来ない。)また必要に応じ個別の評価・改善ポイントをmwu.jpのClassroomで配信する。
教科書
Textbook
mwu.jpのClassroomで講義資料を配信する。
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
1.初心者向けの講座なので、パソコンが苦手でも学習面でハンディにはならない。
2.この科目は初心者優先という趣旨で開講している。

(注意)すでにWebページ制作の経験を持つ人へ
  Webページ制作初心の人に学ぶ機会を譲り、より発展的な内容の別科目「Webデザイン応用」を受講するように。

【重要】
 2019年度より、共通教育科目では「授業公欠」の扱いを全廃し、共通教育の受験資格を変更している。これに伴い、授業では学修成果のアウトプットの回数を増やし、多面的な評価を行う方向に変えている。
このため、事前に分かっている欠席や体調不良等での突発的な欠席もありうることを踏まえ、安易に欠席しない受講態度が不可欠となる。
(詳しくは「共通教育サイト」を参照すること。)
なお、学科の基礎教育科目、専門教育科目、および資格課程科目は従来通りの履修ルールで実施される。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
デザイン制作会社にて、広告やWebサイトの制作にあたる。Web制作の現状を踏まえたWeb技術の授業を行う。

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