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年度 2022
科目名 経済学入門
担当者名 藤井 善仁
単位 2
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科目目的
Course Objectives
経済学(ミクロ経済学とマクロ経済学)を学ぶ目的は、経済に関わる問題を正確に理解し、評価することにある。この授業では、経済学における基礎的概念の理解と、経済学の「解き方」に慣れることで経済学と現実経済との関連性に配慮しながら、基礎理論の体系を提供することを目的とする。
到達目標
Class Goal
経済と経済学の違いが理解できる。経済学の基礎的体系を理解することができる。
授業内容
The Content of the Course
経営学部生として、経済と経済学の違いを整理し、経済学の基礎的体系を理解するとともに、経済に関する情報を理論的・論理的にとらえる力を養う。授業では、経済学の考え方(=理論モデル)についての基礎知識を整理し、経済学と現実経済との対応を関連づけながら、経済理論を丁寧に説明することで、それらが現実経済の土台になっていることを知ることの重要性を学ぶ。
 
また、我々の生活にとって経済は身近な存在であるが、必ずしも経済=経済学ではないことを理解する。
授業計画
Class Plan
第1回 経済学と経済ニュースの違い、および経済学の分析道具の紹介
<キーワード>経済と経済学、ミクロ経済学、マクロ経済学、関数、指数法則、微分、偏微分

第2回 市場均衡 
<キーワード> 需要曲線、供給曲線、市場均衡

第3回 消費者理論1(弾力性) 
<キーワード> 需要の所得弾力性、需要の価格弾力性、連関財、需要の交差弾力性

第4回 消費者理論2(最適消費と所得の変化)
<キーワード> 効用最大化条件、加重限界効用均等の法則、需要関数、ギッフェン財、エンゲル曲線

第5回 生産者理論1(短期の費用概念)
<キーワード> 総費用、可変費用、固定費用、限界費用、平均費用、平均可変費用、平均固定費用

第6回 生産者理論2(損益分岐点と操業停止点)
<キーワード> 損益分岐点、操業停止点、短期供給曲線

第7回 部分均衡分析
<キーワード> 市場均衡の安定性、部分均衡分析、消費者余剰、生産者余剰、総余剰、死荷重

第8回 国民経済計算と国民所得統計
<キーワード> 国内総生産と国民総所得、国内純生産、要素費用表示の国民所得、三面等価

第9回 閉鎖経済における財市場均衡
<キーワード> 有効需要の原理、最も単純なケインズモデル、消費関数、貯蓄関数、均衡国民所得

第10回 45度線分析
<キーワード> 完全雇用国民所得、インフレ・ギャップ、デフレ・ギャップ、乗数理論と投資乗数

第11回 政府部門が存在する財市場均衡
<キーワード> 定額税と比例税、租税関数、乗数理論と政府支出乗数、均衡予算乗数の定理

第12回 貨幣供給 
<キーワード> 貨幣需要と流動性選好説、信用創造、貨幣乗数、公開市場操作

第13回 IS-LM分析1
<キーワード> 投資関数、IS曲線、LM曲線、財市場と貨幣市場の同時均衡、不均衡の調整

第14回 IS-LM分析2
<キーワード> 財政政策とクラウディング・アウト、金融政策の効果、ポリシー・ミックス、流動性のわな

第15回 授業の総括としての「理解度確認テスト」
授業方法
Class Method
プレゼンター(書画カメラ)を用い、教材(講義ノート)をスクリーンに映写した効果的な授業を行う。講義形式を基本としつつ、問題演習を多く取り入れた授業を展開する。
 
また、対面授業であっても、授業動画は毎時、YouTubeにアップし、オンデマンド形式で予復習に活用できるように配慮する。質問対応に関しては、対面でも遠隔(zoomでの個別対応)でも学生の希望に応じて適宜、対応する。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
【A・Bクラス】クラスコード:tdae377   【C・Dクラス】クラスコード:y3dggov

※クラスルームはABクラスとCDクラスに分かれているので間違えて登録しないように注意すること.
※ Google Classroomに参加する際,必ず「mwu.jp」のアカウントで参加すること(mukogawa-u.ac.jpで参加しないこと).
※ Google Classroomの使い方がわからない場合(クラスに参加できない方)は,メールなどで担当教員まで個別に連絡をすること。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
自主学習支援(google classroomやSNS)を活用する。毎時、授業動画をYouTubeにアップするので、各自、予習・復習に活用することが望ましい。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
講義ノートの予復習課題を解くことで、予習・復習に活用すること(毎回の授業で課題を指示することとする)。

評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](40点)
・平常点(60点) 平常点等配点内訳: 
 
 ⇒レポート(40点):最終授業で実施する理解度確認テスト
 ⇒毎回の授業で実施する提出課題(20点)
 ⇒コメントシート(40点)
 
※出欠に関し,コメントシートを提出期限までに提出した者を「出席」とする。
※原則,提出課題に関し,期限以降の提出は0点とする(個別の事情は適宜,判断し配慮する)。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
毎回の授業で配布するコメントシートは、次回授業時冒頭で受講者全体向けにフィードバックを行う。匿名性を担保し、受講者全体に有益な質問(質問=公共財)への回答を毎回、行うことで積極的に疑問点を質問できるように最大限、配慮する。
教科書
Textbook
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
数学や数字、図解などに苦手意識がある場合でも,理解できるように丁寧な解説をするので,積極的に履修して下さい.授業外における対面式での質問ができない場合でも,遠隔(zoomなど)で質問の対応をするので,心配はありません.
 
毎回、授業内に問題を「解く」ことで、経済学のロジックに慣れることを目標にしているため、欠席することなく、授業に参加することが最も肝要となる。授業に参加し、不明点を逐次、質問できる環境を作ることで、経済学の体系を理解できるように最大限サポートを行う。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1. 知識・理解
1-1 経営学に関する基礎的・専門的知識を有し、多様な経営課題を的確に理解できる。
1-2 自らが目指す将来キャリアで活躍するために必要な基礎的・専門的知識を習得している。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
民間企業における採用担当経験や行政機関での人材育成(職員研修)経験を生かした授業を展開する。
教科書コメント

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