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年度 2022
科目名 漢文入門
担当者名 上原 尉暢
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
漢文の訓読法と基礎的な読解力を身につける。また本科目は、中高教科国語、高校教科書道を教授するに足る基礎的知識および技能等を修得し、教職実践力と関連づけて理解することを一目的とする。
到達目標
Class Goal
大学での学習・研究に必要な、漢文の読解力の基礎を身につけている。教職課程履修学生は、学修内容を当該の中高教科内容および教材に関連づけて主体的に探求する。
授業内容
The Content of the Course
漢文の訓読法を理解し、基礎的な読解力を養う。漢文を学ぶことの意味や日本語の中の漢熟語の性質など、漢文訓読のための基本的な認識・知識を確認するところから始めて、前半は漢文の基本形式の修得に努め、後半は諸子百家や史伝、小説といった思想・文学の作品に触れながら理解を深めることとする。併せて、詩歌作品も学ぶ。
授業計画
Class Plan
第1回 漢文を学ぶことの面白さ、漢文訓読について
第2回 漢文の基本(1) 漢文の基本形式①
第3回 漢文の基本(2) 漢文の基本形式②、漢和辞典の活用法
第4回 漢文の基本(3) 訓読の仕方①(返り点・送り仮名)
第5回 漢文の基本(4) 訓読の仕方②(再読文字・返読文字)
第6回 漢文の基本(5) 漢文の読み方①(辞書を使うポイント)
第7回 漢文の基本(6) 漢文の読み方②(書き下し文の作り方)
第8回 漢文の基本(7) 漢文の読み方③(現代語訳について)
第9回 短文を読む(1) 諸子百家(論語・孟子)
第10回 短文を読む(2) 諸子百家(老子・荘子)
第11回 短文を読む(3) 六朝志怪(捜神記)
第12回 長文を読む(1) 史伝(三国志)
第13回 長文を読む(2) 史伝(史記)
第14回 漢詩を読む
第15回 まとめ、総復習
授業方法
Class Method
講義・講読資料の配付と板書を中心に進めるが、一部で漢和辞典を引いたり、考えを述べたりする等の学修を取り入れる。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
予習・復習時だけでなく、授業中にも漢和辞典を使って字を調べ、考察を行い発言する。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習:資料が事前に配付されるときには、漢和辞典・古語辞典を使って読んでおくこと。事前に課題を示すこともある。
復習:毎回の授業内容を振り返り、重要な事項についてプリントやノートにまとめること。
教職課程履修学生は、中高教育実習での研究授業場面や卒業後の中高正規授業での指導場面を想定して、当該科目の修得内容を活用しつつ、自主的・主体的に教材研究に取り組む。その際、当該教科の学習指導要領および教科書等を積極的に活用する。
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(70点)

・平常点(30点) 平常点等配点内訳:課題の提出(20点)
授業への積極性(10点)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
課題については授業中に返却して解説を行う。
教科書
Textbook
体系漢文(2019年改訂版)/數研出版編集部/数研出版
参考書
Reference Books
漢辞海/戸川芳郎監修、佐藤進、濱口富士雄編/三省堂
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-1 日本語および日本文学に関する基礎的・専門的知識を修得している。
1.知識・理解 1-2 自国および他国の文化に対する理解を深め、日本の言語・文学との関連性を体系的に把握している。
3.思考・判断 3-1 日本語・日本文学に関して身につけた専門的知識を捉えかえし、批判的に考察する能力を備えている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
教科書コメント

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