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年度 | 2022 |
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科目名 | 英語の歴史A |
担当者名 | 三浦 秀松 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
ヨーロッパの島国の一言語に過ぎなかった英語が、現在では世界各地で使われており、すでに世界共通語になっていると言っても過言ではない。英語がどのように誕生し、現在の英語の姿になるまでどのように変化してきたか、そして、いかにして世界共通語となっていったか、大学で英語関連の諸学を専攻する学生にとってこれらは必須の知識である。この科目は、基本的な英語の歴史を学ぶことを通して、英語に対してさらに理解を深めるための基礎を養うことを主な目的としている。 |
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到達目標 Class Goal |
文法のクラスや英語学入門などで学んだ英語の基本的仕組みをより深く理解するために、通時(歴史)的観点から英語の仕組みの変遷、すなわち、古英語、中英語、近代英語の諸特徴とその変化を、各時代背景を顧みながら捉え、最終的に、それらを自分の言葉で簡単に説明できるようになることが科目の目標である。 |
授業内容 The Content of the Course |
英語の歴史に関する諸資料を併用して、古英語以前から 現代に至る1,500年に及ぶ英語の歴史を学習する。授業では先ず、英語学の取り扱う諸分野を概説した後、順次、古英語、中英語、初期近代英語、近代英語、世界の英語について考察する。 【クラスノート・小テスト・出欠・遅刻・公欠】 ・授業動画の配信開始時間は金曜1限です。クラスノートを取りながら視聴して下さい。 ・クラスノートは課題として提出してもらいます。授業終了後に動画の内容に基づく小テストをアップします。 ・クラスノート提出と小テスト受験の期限は授業動画が配信された週の月曜日(23:59)までとします。クラスノート提出と小テスト受験が出席確認を兼ねます。期限までに両方提出されている場合は「出席」、期限までに片方のみ提出されている場合は「遅刻」、期限までに両方未提出の場合は「欠席」として扱います。原則、公欠はありませんが、特殊な事情が発生した場合はメールで相談して下さい。 《出席》 期限までに クラスノート提出済 and 小テスト受験済 《遅刻》 期限までに クラスノート提出済 or 小テスト受験済 《欠席》 期限までに クラスノート未提出で小テストも未受験 注意1:期限内に提出されても、クラスノートなど、課題への取り組み状況によっては、遅刻または欠席扱いとします。 注意2:課題を添付せずに完了ボタンだけ押している場合などは評価対象外・出欠対象外です。「出したつもりだった」には対応しません。本当に提出完了しているか提出期間中に再確認して下さい。提出期限・受験期限までは十分な時間的猶予がありますから、ネットワークトラブルや機器トラブルを理由にした遅刻や未提出には対応しません。早めに取り掛かり、万が一の時はICTヘルプデスクに相談して下さい。 注意3:小テストがない週は、クラスノートやレポートなどが期日までに提出されていれば出席、期日の次の日までに提出されれば遅刻、それ以降は欠席とします。 注意4:最終週の期末テストは小テストとは実施期間や終了時間が異なる場合があります。 【クラスノート】 ・動画配信型ですから、期限内で都合が良い時に見ればよいのですが、クラスノートを必ず作成して下さい。動画に出てくるスライドに書かれてある文言をただ写すだけではなく、私が口頭でのみ説明する内容などもノートに書き留めて下さい。クラスノートには次の3点を書き、それぞれ大きく番号をつけておいて下さい:(1)講義の内容(2)あまり良く分からなかった部分(3)興味を持った/もっと知りたいと思った部分。 ・小テストや中間・期末テストは、スライドに書かれず、口頭のみで説明した部分も問題にするので、そのつもりでメモを取り、論述ではそのような口頭のみで伝えた情報も最大限盛り込んで作成して下さい。 【小テスト・中間/期末テスト】 ・Google Formを利用して行います。教室内での実施と異なり、持ち込み禁止とはできませんので、持ち込みは全て自由とします。小テストは上で既に書いた通り、期限までに提出して下さい。中間/期末テストは、持ち込み自由ですが、時間制限を行います(通常と同じ60分の予定)。 【注意】 ・この授業の動画は、不特定多数の視聴者が視聴しその視聴数に比例してお金を受け取るビジネス目的でYouTube等にあがっている動画とは性格が異なり、武庫川女子大学のこの科目の受講生だけを対象にした動画です。ですので、インターネット上にこの科目で配信された動画を流したり、転載したりということは厳禁です。知っているとおり、パソコンやインターネット上の行動は全て記録(ログ)が残ります。便利である一方、ネットの利用は慎重に行う必要があります。 |
授業計画 Class Plan |
1.言語学・英語学の扱う諸分野 2.英語学(文法)の歴史・変遷 3.世界の言語・語族、インド・ヨーロッパ語族について 4.古英語(OE)(1) 5.古英語(OE)(2) 6.古英語(OE)(3) 7.中間テスト(またはレポート) 8.中期英語(ME)(1) 9.中期英語(ME)(2) 10.中期英語(ME)(3) 11.初期近代英語(EME)(1) 12.初期近代英語(EME)(2) 13.初期近代英語(EME)(3) 14.初期近代英語(EME)(4) 15.期末テスト ※受講者の理解度などを見ながら適宜予定を変更しますが、変更の場合は十分前もって連絡します。 |
授業方法 Class Method |
遠隔授業(オンデマンド型) Google Classroomで授業ビデオを配信する。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
7ttiara |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
授業時間外での質疑やGoogle Formを利用した小テスト |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
毎週、自分がとった講義メモや教科書を中心とした予習・復習をしっかりしていくことが求められる。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:授業への積極的参加※(20点)、小テスト・期末テストなど授業内のテストや課題提出(80点)※クラスノートが提出されているかどうかだけでなく提出されたクラスノートの内容も対象とする。 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
授業内やGoogle Classroom内で必要に応じてフィードバックを行う。 |
教科書 Textbook |
現代英語学へのアプローチ/山内信幸・北林利治(編)/英宝社 |
参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
(1) テキストを利用した課題も出すので、テキストは必ず購入のこと。テキストは後期に開講される「英語の歴史B」でも利用する。 (2) ルーズリーフとバインダーを購入し、講義をメモしたルーズリーフはバインダーに整理しておくこと。 (3) PPTスライドをスマホや携帯で許可無く撮影することは禁じる。 (4) 公欠や特殊な事情をのぞいて、提出物は締め切りを守っているものしか評価対象としない。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-2 英語の歴史や構造に関して幅広く正確な知識を持っている。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
担当者は大学院で中学校教諭専修免許状(英語)及び高等学校教諭専修免許状(英語)を取得しています。実際に高等学校で英語を教えた経験もあり、高校と大学の接続を意識した英語教育の実践に努めています。 |
教科書コメント |
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