シラバス参照

年度 2022
科目名 生命倫理学
担当者名 野口 和雄
単位 2.0
履修便覧ページへ
★★「単位」には開講学年の単位が表示されています。★★
★★「単位」が「-(ハイフン)」で表示されている場合は各自の履修便覧で単位を確認してください。★★


科目目的
Course Objectives
「健康」「生命」については、倫理が重要なかかわりを持っている。また薬学的立場で見た場合、研究所や企業においては、人のみならず動物を対象として研究が行われることも少なくない。幅広く生命倫理とは何か、そしていかにあるべきかを考えていきたい。
到達目標
Class Goal
医療、薬学分野における倫理観を養うことを目標とする。
授業内容
The Content of the Course
生命倫理が包含する内容は極めて多い。臨床研究の倫理をはじめとした医の倫理、薬の倫理、動物実験の倫理や、基礎および臨床での研究不正にの問題など、必要とされる内容を広い視野を持って考えていけるよう講義する。
授業計画
Class Plan
必修科目
第1回【対面】倫理とは、生命倫理とは
第2回【対面】臨床研究の倫理(1)・ニュルンベルク綱領、ヘルシンキ宣言
第3回【遠隔】臨床研究の倫理(2)・タスキギー研究、ベルモントレポート
第4回【対面】研究倫理(1)・望ましい研究のあり方
第5回【対面】研究倫理(2)・研究不正(捏造、改竄、盗用)
第6回【対面】研究倫理(3)・研究不正(利益相反)
第7回【対面】中間まとめ、質疑応答 
第8回【遠隔】薬の倫理(1)・薬害
第9回【遠隔】薬の倫理(2)・薬剤師倫理規定
第10回【遠隔】医の倫理(1)・インフォームドコンセント、守秘義務
第11回【遠隔】医の倫理(2)・遺伝子診断、遺伝子情報
第12回【対面】動物実験の倫理(1)・規制と自主管理
第13回【遠隔】動物実験の倫理(2)・実験計画の立案と審査
第14回【遠隔】動物実験の倫理(3)・課題と対応
第15回【対面】総合まとめ、質疑応答
授業方法
Class Method
対面授業形式で行う。
講義内容をより深めるため、中間回、最終回では双方向授業とし、質疑応答の場を設ける。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
別途、info@MUSESにて連絡する。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
双方向授業、グループワーク、ディスカッション、ディベート、プレゼンテーション
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
本科目の単位数は2である。本学では、45時間の学修時間を必要とする内容の授業科目に1単位を認定することを標準としており、学習時間には、授業時間だけでなく、予習・復習等授業時間外での学修時間も含まれるとされている。
予習については、授業計画および予習用講義資料に記載されているキーワードについて事前に調べておくこと。復習については、講義内容をし、専用のノート等にまとめておくこと。
人に限らず、様々な領域で生命倫理は必要欠くべからざる学問となってきている。この生命倫理にとって何が問題なのか新聞や雑誌、インターネットなどに十分注意を払い、各人が問題意識を持って挙げられるようにしておくこと。
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](40点)
・平常点(60点) 平常点等配点内訳:各講義の確認テスト30点、授業への積極的参加度30点
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
課題については評価後、授業中に解説を行う。
中間回および最終回で全体に対するフィードバックを行う。
教科書
Textbook
科学者の研究倫理 化学・ライフサイエンスを中心に/田中 智之、小出 隆規、安井 裕之/東京化学同人
参考書
Reference Books
薬剤師になる人のための生命倫理と社会薬学/田内義彦, 松家次朗, 長嶺幸子/法律文化社
薬学倫理・医薬品開発・臨床研究・医療統計学 (臨床薬学テキストシリーズ)/乾賢一/中山書店
地域との連携
Cooperation with the Community
-
受講上の注意
Notices
理解度に応じて講義の順番は変更されることがある。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-1 豊かな教養と医薬品の製造や開発、人の健康や疾病予防もしくは福祉などに関する深い専門的知識を習得している。
1.知識・理解 1-2 薬学的知識・技術を用いた研究を実施するうえで法令遵守の必要性を理解している。
1.知識・理解 1-3 研究者・技術者としての使命感と倫理観を備えている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
製薬企業にて、医療用医薬品、一般用医薬品、体外診断用医薬品、機能性表示食品の研究開発業務に携わってきた経験を活かし、研究者としての倫理感を持つように指導する。
教科書コメント

シラバス参照