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年度 | 2022 |
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科目名 | スポーツ傷害の基礎知識Ⅱ |
担当者名 | 鳥塚 之嘉・山添 光芳 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
健康の保持・増進、競技力向上を科学的に考える上で不可欠な医科学的な分野の基礎知識を身につける。 |
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到達目標 Class Goal |
運動中に起こりやすい、運動器(骨、軟骨、筋肉、神経、靱帯、腱など)の傷害を理解するためにその基礎となる組織、遺伝などを理解し、子どもから大人まで運動指導が可能になること、医師を含めてパラメディカルスタッフ、コーチ、トレーナーと共通の認識、共通の言語をもって話ができることを目標とする。 |
授業内容 The Content of the Course |
スポーツを効果的かつ安全に行うためにスポーツによって起こる骨や関節、筋や腱、靭帯などの外傷や障害に関する知識は不可欠である。 安全なスポーツ環境を作るために身体構造を学びながら、スポーツ現場、特にアスリートや育成年代に生じやすい慢性障害に対してその発生機序、対処法、予防法を学び、スポーツ傷害からの競技復帰、競技力の向上への活用方法を学ぶ。 本講義は「スポーツ傷害の基礎知識Ⅰ」で学ぶ急性外傷と合わせてスポーツで発生する外傷・障害を網羅する。したがって「スポーツ傷害の基礎知識Ⅰ」を先修することを推奨する。 |
授業計画 Class Plan |
1 頭部・顔面のスポーツ外傷・障害① 脳損傷 脳振とう 頭部外傷 2 頭部・顔面のスポーツ傷害② 顔面、眼,耳、鼻、歯の外傷 3 脊椎のスポーツ傷害 脊髄損傷 脊柱狭窄・神経根圧迫障害、胸腹部外傷 4 肘・手関節・手指のスポーツ外傷・障害 野球肘 テニス肘 5 肩関節のスポーツ外傷・障害 投球障害肩 インピンジメント症候群 6 股関節・骨盤のスポーツ外傷・障害 股関節周辺の痛み グローインペイン症候群 7 膝関節のスポーツ外傷・障害① ジャンパー膝 オスグッド タナ障害 腸脛靭帯炎 鵞足炎 分裂膝蓋骨 8 膝関節のスポーツ外傷・障害② 前十字靱帯損傷 9 膝関節のスポーツ外傷・障害③ 膝蓋骨不安定症・半月板損傷 10 足部のスポーツ外傷・障害 回内足障害、扁平足、外反母趾、爪の障害 11 対象別スポーツ医学の知識① スポーツと栄養 女性とスポーツ 成長期のスポーツ 12 対象別スポーツ医学の知識② 障がい者とスポーツ 中高年とスポーツ 13 整形外科的メディカルチェック 14 遠征・大会救護、アンチドーピング、予防法 15 全回まとめ |
授業方法 Class Method |
遠隔授業(オンデマンド型) |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
pgn6g2v |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
課題解決型授業 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
課題に出された範囲を予習する 実施された小テストの範囲を丁寧に復習する 本科目は2単位の科目であるため、単位認定には平均すると毎回4時間の授業外学修が求められる。 「授業外学修課題」に取り組むことに加え、その回の授業の内容を丁寧に復習し、次回の授業に向けて予習をすることなど授業外学修を必ず実施すること |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:授業内小テスト 100点 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
授業内小テストへの疑問、質問はclassroom で行う。 |
教科書 Textbook |
公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト3スポーツ外傷・障害の基礎知識/財団法人 日本スポーツ協会/財団法人 日本スポーツ協会 |
参考書 Reference Books |
公認アスレティックトレーナー 専門科目テキスト3 スポーツ外傷・障害の基礎知識/財団法人 日本体育協会/財団法人 日本体育協会 スポーツ整形外科学/中嶋寛之/南江堂 スポーツ外傷・障害の理学診断・理学療法ガイド/臨床スポーツ医学編集委員会/文光堂 整形外科学・外傷学/岩本幸英(九州大学教授)他/文光堂 標準整形外科学/中村 利孝/医学書院 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
日本スポーツ協会 公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)必修科目 JAPO-ATを目指さない学生の受講も可能。 特に競技活動中の学生、体育科教員・スポーツ指導者、健康指導者を目指す学生、スポーツ医科学研究者を目指す学生にとって役立つ内容。 小テストの提出期限は厳守のこと。期限後の提出は減点する。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-1 健康・スポーツに関する基礎的・専門的な知識を修得している。 1.知識・理解 1-2 健康・スポーツに関する幅広い見識を得るとともに、体系的に整理・理解している。 2.技能・表現 2-2 知性・情操・徳性の涵養と、施すべき対象へのコミュニケーション能力を身につけている。 3.思考・判断 3-1 実践力を向上させるための、論理的・実証的に思考する能力を身につけている。 3.思考・判断 3-2 指導現場においては、成果を得ることが大切であり、そのための問題解決の能力を身につけている。 4.態度・志向性 4-1 学修の価値を正しく評価し、国際的な視野に立ちながら常に向上的態度を保ち続けている。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
スポーツ現場をはじめ臨床経験から、スポーツ現場で発生頻度が高いスポーツ外傷・障害に対して解説し、初期対応や復帰に関しての配慮、知識を提供する。 |
教科書コメント |
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