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年度 2022
科目名 ファシリティマネジメント
担当者名 工藤 康宏
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
ファシリティマネジメントとは、企業や団体等のあらゆる組織が、経営資源としての「ファシリティ」(施設とその環境)を、総合的にマネジメントすることである。人々が活動、関与する「場」のマネジメントともいえ、マネジメントの新しい領域である。本科目では、ファシリティマネジメントの必要性や基本的な考え方を学んだ上で、スポーツファシリティのマネジメントに注目し、その管理手法(目標管理)に関する知識を習得することが目的である。
到達目標
Class Goal
新しいマネジメント領域であるファシリティマネジメントがなぜ問題になるのか、その必要性・重要性について学び、ファシリティマネジメントの基本的な知識を身につける。その上で、特にスポーツファシリティのマネジメントについて、「目標管理」の手法についての知識を身につける。ファシリティマネジメントにおける目標とは、「財務目標」(お金の側面)、「品質目標」(ヒトの側面)、「供給目標」(モノの側面)であり、それら総合的な側面からファシリティのマネジメントを考える力をつけるのは目標である。また、「体育施設管理士」資格取得に結びつく知識を身につける。
授業内容
The Content of the Course
公共および民間のスポーツ施設運営に関わる諸側面を扱いながら、屋内外のスポーツ施設(水泳プール含む)においてどのようなファシリティマネジメントが行われているか。また、イベントや教室、レギュラープログラムの具体的な事例について理解を深めながら、ファシリティマネジメントの詳細についても学習していく。商業スポーツ施設(民間フィットネスクラブ等)の管理運営、公共スポーツ施設の安全対策、公共および民間スポーツ施設で行われるイベント運営、地域スポーツ施設のマーケティング、学校体育施設の運営等に焦点を当て、実践的な事例を交えながら、解説する。本講義は、(公財)日本体育施設協会の資格認定講座であり、認定試験に合格し登録すると「公認体育施設管理士」資格が付与される。
授業計画
Class Plan
第1回 ガイダンス・スポーツ施設の定義
第2回 スポーツ施設のマーケティング
第3回 スポーツ施設の安全管理 (スポーツフロアの維持管理を含む)
第4回 スポーツ施設の法的責任
第5回 屋内スポーツ施設の維持管理と諸規則 (スポーツフロアの維持管理を含む)
第6回 スポーツ施設の音響と照明の維持管理
第7回 スポーツ施設の用器具の維持管理
第8回 中間のまとめ (音響と照明の維持管理を含む)
第9回 屋外スポーツ施設の維持管理と諸規則
第10回 スポーツ施設事例 (スポーツフロアの維持管理を含む)
第11回 芝生の造成と維持管理(人工芝を含む)
第12回 水泳プールの維持管理と諸規則
第13回 体育施設の劣化と保全
第14回 スポーツ施設経営論
第15回 資格試験 (対面実施予定 ※COVID-19の影響により資格試験が実施できない場合がある)
授業方法
Class Method
オンデマンドによる遠隔授業を実施予定。講義受講後、Googleフォームなどを用いた、講義内容の振り返り小テストや感想などの小レポート記入を求める。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習:授業計画および授業方法に記載されているキーワードについて事前に調べておくこと。前回の授業時に指示する教科書の範囲をよく読むなど自宅学習を行うこと。(2時間程度)
復習:講義後半に提示する本講義のまとめについて、講義後に復習を自宅にて行うこと。(2時間程度)
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:
(1)資格試験を実施する場合-振り返り小テスト・小レポート40点、資格試験60点
(2)新型コロナなどの影響で資格試験が困難場合-振り返り小テスト50点、小レポート50点


課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
(1)授業の最初に、前回の授業の振り返りとGoogleフォームなどに記入してもらった小レポートのフィードバックを行う。
(2)中間のまとめや最後の授業のまとめにおいて、全体に対するフィードバックを行う。
教科書
Textbook
公認スポーツ施設管理士養成講習会テキスト/(公財)日本スポーツ施設協会/(公財)日本スポーツ施設協会
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
オンデマンド型の授業になることから、各自がしっかりと動画を見ながら、予習・復習を行い、公認体育施設管理士の資格取得に向け学習を行うこと。また、提出物の期限厳守、書籍や資料の通読を行うこと。授業計画は、進行状況により多少前後、変更する場合がある。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-1 健康・スポーツに関する基礎的・専門的な知識を修得している。
1.知識・理解 1-2 健康・スポーツに関する幅広い見識を得るとともに、体系的に整理・理解している。
2.技能・表現 2-1 健康・スポーツを実践・指導・管理するにあたり、基本的・専門的技能を有している。
2.技能・表現 2-2 知性・情操・徳性の涵養と、施すべき対象へのコミュニケーション能力を身につけている。
3.思考・判断 3-1 実践力を向上させるための、論理的・実証的に思考する能力を身につけている。
3.思考・判断 3-2 指導現場においては、成果を得ることが大切であり、そのための問題解決の能力を身につけている。
3.思考・判断 3-3 指導現場においては、安全第一が基本であり、そのための状況判断を有している。
4.態度・志向性 4-1 学修の価値を正しく評価し、国際的な視野に立ちながら常に向上的態度を保ち続けている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
教科書コメント

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