シラバス参照 |
年度 | 2022 |
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科目名 | 母性看護学概論 |
担当者名 | 本間 裕子 |
単位 | 1.0 |
科目目的 Course Objectives |
この科目は母性看護の対象となる親・子ども(胎児を含む)・家族を理解するために必要な概念、理論について教授するとともに、対象を取り巻く社会的な変化や法律を踏まえた対象の健康課題やニーズを理解し、母性看護の基本を学ぶことを目的とする。 |
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到達目標 Class Goal |
1.母性看護の対象理解に必要な概念、理論について説明できる。 2.母子保健の統計指標について説明でき、母子保健の動向を把握できる。 3.母性看護における看護援助の基本的な考え方を説明できる。 |
授業内容 The Content of the Course |
母性看護は女性を中心とした人間の性と生殖にかかわる健康の増進を支援する分野である。本科目では特に、親となる人、その子ども(胎児を含む)と家族を理解し、支援するための基盤となる概念や理論を学ぶ。さらに、母子やその家族を取り巻く社会的動向に目を向け、母子保健統計や母子の健康を守るための法律・施策について学習する。出生前の"生命”を含む母性看護の対象を支援するときに遭遇する倫理的問題について考える。 |
授業計画 Class Plan |
第1回 ガイダンス 母性看護とは 第2回 リプロダクティブ・ヘルス/ライツ 第3回 セクシュアリティ 性の多様性 第4回 親になる過程と家族の発達 第5回 母性看護の基盤となる概念・理論と看護過程 第6回 母性看護に関する動向:母子保健統計 関連法規 施策 第7回 母性看護における倫理的問題 第8回 母性看護の提供システム |
授業方法 Class Method |
・遠隔授業(オンデマンド型) ・時間割上の授業日に、Classroomにビデオ動画、資料、課題(Google Forms)を公開する。 ・各自で動画、資料、教科書を用いて学習する。 ・授業内容の理解度を確認するため、期限までに課題を提出する。 ・期限内の課題提出をもって、出席とみなす。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
授業開始までに教員がClassroomに招待する。@mwu.jpに届くメールを確認すること。 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
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準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
予習:該当する教科書の範囲を読んでおくこと。 母子保健の動向や社会問題に対する問題意識を高めるため、 テレビやインターネット、新聞等で母子保健に関するニュースを毎日、チェックすること。 復習:性・生殖に関する解剖生理学を復習すること。 授業後の課題に取り組み、提出すること。 講義内容を復習し、専用のノートにまとめておくこと。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:授業後の課題(7回) 50点 小レポート 50点 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
レポートはコメントをつけて返却する。 課題へのフィードバックはClassroomで行う。 |
教科書 Textbook |
系統看護学講座 母性看護学概論/森恵美 ほか/医学書院 |
参考書 Reference Books |
新体系看護学全書 母性看護学① 母性看護学概論/ウィメンズヘルスと看護 /渡邊浩子ほか/メヂカルフレンド社 母子保健の主なる統計/公益財団法人 母子衛生研究会/公益財団法人 母子衛生研究会 わが国の母子保健 令和4年/公益財団法人 母子衛生研究会/公益財団法人 母子衛生研究会 母性看護学I 概論/有森直子ほか/医歯薬出版株式会社 母性看護学I 概論・ライフサイクル/齋藤いずみ ほか /南江堂 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
第1回授業で説明する。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-1 人の生活を理解するための幅広い教養や基礎知識を身につけている。 1.知識・理解 1-2 生活者としての人を支援するために必要な専門的知識を習得している。 2.技能・表現 2-1 生命の尊厳と人権尊重を基盤とした倫理観と人の価値観を尊重した コミュニケーション能力を身につけ、援助に必要な看護技術を実施できる。 3.思考・判断 3-1 人の生活や健康を支える様々な要因(身体心理社会的)についての情報 を収集し、分析することができる。 3.思考・判断 3-2 援助が必要な人の状態を明確にして、援助の根拠を特定することができ る。 3.思考・判断 3-3 生活および医療全般にわたって、その人に起こりうる事態を予測し、 論理的思考力と的確な問題解決能力に基づいて、最善策を導き出すことができる。 4.態度・志向性 4-1 プロフェッショナルな看護師として社会に貢献する意欲を持ってい る。 4.態度・志向性 4-2 看護師として、生涯にわたって自分を高めていこうとする強い意思・ 意欲を持っている。 5.看護実践力・多職種間連携能力 5-1 他の医療職者や福祉関係の職種との連携を理解し、 その人や家族への援助ができる能力を身につけている。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
助産師としての実務経験を授業内容に反映して、教授する。 |
教科書コメント |
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