シラバス参照 |
年度 | 2022 |
---|---|
科目名 | 教育哲学 |
担当者名 | 松下 良平 |
単位 | 2 |
科目目的 Course Objectives |
「教育哲学」を組み入れる歴史的社会的文脈を学ぶ。さらに「子どもの発達」や「子どもへの教育」を、大人や老人を含めた「ライフサイクル」の全体、そしてライフサイクルの各段階での異なった世代どうしの「相互生成」から見直すことによって、「教育」を根本から考え直す。 |
---|---|
到達目標 Class Goal |
(1)「教育哲学」を組み入れる歴史的社会的文脈を理解する。 (2)さらに「子どもの発達」や「子どもへの教育」を、大人や老人を含めた「ライフサイクル」の全体、そしてライフサイクルの各段階での異なった世代どうしの「相互生成」から見直すことによって、「教育」を根本から考えることができる。 |
授業内容 The Content of the Course |
哲学は常識や当たり前を疑い、その背後に隠れているより本質的なものを探究する。本授業科目は、教育に関する哲学的問題について自ら考えること、および子どもへの哲学教育(哲学実践・哲学対話)について学ぶことを授業内容としながら、教育実践(保育実践を含む)の土台としての教育哲学と子ども哲学(p4c: philosophy for children) のための教育哲学を関連づける。そのことにより、受講者各人の個性的で自律的な学びと、世代間を含む相互生成の学びの両方を経験する。教育をめぐる哲学的問題や子どもたちが向き合う哲学的テーマについて受講生各人に考えてもらう際には、できるだけ討論・対話、意見の相互交流も行なう予定である。授業全体を通じて、知識を得ることや答えを出すことよりも、問いを深める(わかることによってわからなくなる)ことを重視する。 ★なお本授業科目は、教育学科「教育発展プログラム」の中のテーマ「教育を深く知る」を系統的に学ぶための授業の一つである。「教育を深く知る」プログラムを履修して自分の強みにしたい学生に受講を薦める。 |
授業計画 Class Plan |
第1回 イントロダクション――教育について哲学すること 第2回 学ぶことと教えること 第3回 子どもと大人 第4回 哲学する子ども 第5回 遊びと仕事 第6回 人間の成長 第7回 教育と学校 第8回 教師(教員と師) 第9回 道徳・悪・生き方・幸福 第10回 知識・知恵・情報 第11回 人間とAI:問うこと 第12回 美・感情・身体 第13回 民主主義と公共性 第14回 評価 第15回 全体の総括、教職ファイルへの記入 *受講者の関心を優先するために、各回のテーマには変更がありうる。 |
授業方法 Class Method |
思考実践と討論を中心とした授業方式。(遠隔授業の場合は一部変更がありうる。) |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
新教2ABCG vqq7paw 新教2DEF t5m3srv |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
課題をめぐる討論、発表等。 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
毎回の事前課題を必要とする。 |
評価方法 Evaluation Method |
・レポート[作品含む](40点) ・平常点(60点) 平常点等配点内訳:平常点等配点内訳:発表・課題40点、授業への参加度20点 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
授業時あるいはGoogle Classroomを通じて行う。 |
教科書 Textbook |
『じぶんで考えじぶんで話せるこどもを育てる哲学レッスン』増補版/河野哲也/河出書房新社 |
参考書 Reference Books |
『子どものための哲学対話』/永井均/講談社文庫 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
|
受講上の注意 Notices |
|
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-2 教育・保育に関する奥深い専門的知識を有している。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
|
教科書コメント |
シラバス参照 |