シラバス参照 |
年度 | 2022 |
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科目名 | 食品開発論 |
担当者名 | 戸田 登志也 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
食品開発論は、食品および食品成分に関する基礎的な知識に基づき、研究、企画、開発、製造、マーケティング活動、知財戦略など実際に企業で行われている食品開発の全体像を把握することを目的とする。 |
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到達目標 Class Goal |
アイデア探索からコンセプトづくり、試作、量産化、マーケティング活動や知財戦略など、一連の食品開発プロセスに関する基礎知識を有し、開発コンセプトの起案、開発課題の解決に取り組むことができる態度と能力を身につけることを目標とする。 |
授業内容 The Content of the Course |
食品の商品開発プロセスとして、商品コンセプトの立案とそれに基づいた内容物、パッケージ、デザイン、ネーミングの検討や開発が行われる。また、ラボスケールからパイロットスケール、実機生産までのスケールアップを経て,工業化生産が可能となる。本科目では、食品の商品開発プロセスを体系的に俯瞰するする。 |
授業計画 Class Plan |
第1回 商品開発とは 第2回 消費者ニーズ (1)ニーズとシーズ (2)マーケティングの理論 第3回 社会環境の変化からニーズの変化を考える1 (1)社会環境の変化 (2)ディスカッション 第4回 社会環境の変化からニーズの変化を考える2 (1)プレゼンテーション (2)ディスカッション 第5回 アイデアの創出 (1)ブレーンストーミング (2)言葉の重要性 第6回 商品コンセプト (1)コンセプト (2)ターゲティング (3)ベネフィット 第7回 商品コンセプトの研究1 (1)ディスカッション 第8回 商品コンセプトの研究2 (1)プレゼンテーション (2)ディスカッション 第9回 産業財産権 (1)知的財産権と産業財産権 (2)特許権と明細書の構成 第10回 新製品の試作と工業化 (1)ベンチマーク、プロトタイプ (2)量産化 第11回 保存技術・微生物制御 (1)食品の保存性に関わる要因 (2)殺菌,除菌,静菌技術 第12回 食品の包材 (1)包装の役割と機能 (2)新しい容器 第13回 生産販売計画(採算化計画) (1)原価 (2)利益 第14回 技術的差別化の調査1 (1)ディスカッション 第15回 技術的差別化の調査2 (1)プレゼンテーション (2)ディスカッション 定期試験 |
授業方法 Class Method |
講義形式で授業を進めるが、一部で課題について調べ、プレゼンテーション発表およびディスカッションを行う。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
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アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
グループワーク、プレゼンテ=ション、ディスカッション |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
ディスカッションに参加できるように、前回の授業時に提示するキーワードについて事前に調べて、まとめておくこと。 |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(70点) ・平常点(30点) 平常点等配点内訳:プレゼンテーション(15点) 授業への積極的参加度(15点) |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
最終授業で全体に対するフィードバックを行う。 |
教科書 Textbook |
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参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
ディスカッションでは積極的に意見を述べること。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
2.技能・表現 2-1 食品の企画・開発・研究において、創造的にアプローチできる技能を身に付けている。 2.技能・表現 2-2 食品の企画・開発・研究において、情報を的確に伝えるプレゼンテーション能力とコミュニケーション能力を身に付けている。 3.思考・判断 3-1 食品に関する新たな企画・開発・研究を計画し、その実現性を科学的に判断する能力を身に付けている。 3.思考・判断 3-2 食品成分の機能性や安全性を科学的に思考・判断する能力を身に付けている。 4.態度・志向性 4-1 食産業界の課題に対して、専門的知識を活かして考え、問題を解決する態度を身に付けている。 4.態度・志向性 4-2 食産業界の動向に関心を持ち、他者と協調・協働して食産業界の発展に貢献する態度を身に付けている。 5.統合的能力 5-1 専門的知識・技術の統合を図り、食産業界に貢献できる能力を身に付けている。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
食品企業で研究開発業務に携わってきた経験を基に指導を行う。 |
教科書コメント |
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