シラバス参照 |
年度 | 2022 |
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科目名 | パターンメイキング演習 |
担当者名 | 北谷 五月 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
アパレル分野には①商品企画②クリエーション・デザイン③スタイル画(素材・色・柄・アクセサリー・他)④パターンメーキング(裁断)⑤縫製⑥スタイリング⑦ファッションビジネス(販売)の工程がある。①〜⑦の工程を実践と参考資料等で把握させた上に、④のパターンメーキングに関し、衣服設計の基礎理論と応用を、演習を通して習得する。ドラフティング(平面裁断)の手法から人体の立体構造(三次元)を把握させることを目的とする。 |
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到達目標 Class Goal |
アパレル分野の技術、感性職(パタンナー)の役割は衣服の完成度に大きく拘っている。デザイナーが描くスタイル画に表現されている意図をいかに読み解き、型紙(三次元)を製作するかが問われている。人体の把握と基礎理論、さらに感性豊かな応用能力の発育と成果を到達目標としている。 |
授業内容 The Content of the Course |
原型からのパターン展開を平面製図の手法を用い演習、人体の動きや衣服の機能性を考慮したパターンを作成する。 各アイテムの代表的なシルエットパターンを作成し様々なデザインパターンに応用する。 |
授業計画 Class Plan |
第 1回 パターン基礎 ① パターン用具の種類・用途・扱い方説明 ② 採寸方法・採寸箇所・標準寸法(9AR)説明 ③ 各部名称・パターン用語・パターン記号説明 ④スカート原型作成(実寸) 第 2回 スカートシルエットパターン ① セミタイトスカート ② フレアースカート ③ ギャザースカート 第 3回 スカートシルエットパターン ① プリーツスカート(インバーテッドプリーツ) ② ヨーク切り替えプリーツスカート(片ひだ) 第 4回 パンツパターン パンツ原型作成 第 5回 パンツパターン ① スリムパンツ ② タックパンツ ③ ワイドパンツ ④ キュロットパンツ 第 6回 身頃パターン 身頃原型作成(実寸) 第 7回 袖パターン 袖原型作成(実寸) 第 8回 身頃ダーツ移動・袖バリエーション 第 9回 衿バリエーション 第10回 ワンピースパターン 身頃パターン作成(ダーツ移動・パネル切替) 衿(フラットカラー) 第11回 ワンピースパターン スカートパターン(サーキュラー) 袖パターン(パフスリーブ・カフス) 第12回 テーラードジャケット(4面体) 身頃ダーツ展開・テーラードカラー 第13回 テーラードジャケット 2枚袖 第14回 テーラードカラー(実寸) パターンカット・生地裁断 第15回 テーラードカラー(実寸) トワール組み立て |
授業方法 Class Method |
対面 授業の内容に応じて、板書またはテキストにて説明、実技(平面製図)を行う。原則、原型作図は実寸で行う。各アイテムのシルエットパターンは1/2原型または1/4原型を使用し作図する。 各自、作成したパターンをファイルに綴じて管理する。 デザインスカート(1/2サイズ)とテーラードカラートワル組み立て(実寸)を課題として提出する。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
2022パターンメイキング演習 クラスコード eedsww4 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
実習課題、演習 作図ノートを参考に、数種類のデザインを組み合わせた【デザインスカート】の作図を行い既習内容の振り返りを行う。 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
予習:テキストで次回授業の該当箇所を読むこと ・スカート・パンツ・ブラウスなどの衣服を表側だけでなく、内側も観察してどのような構造になっているのかを、よく見ておくこと。 ・リサーチを行い、トレンドの動きや分量感など見ておくこと。 復習:授業時間内学習を主体に作図ノートを作成する。 返却された課題を確認し修正箇所があれば修正しておくこと。 |
評価方法 Evaluation Method |
・レポート[作品含む](80点) ・平常点(20点) 平常点等配点内訳: 授業への積極的参加度 20点 作品配点内訳:課題作品 15点×2アイテム パターンファイル 25点×2回 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
提出課題に採点後コメントを付けて返却。 |
教科書 Textbook |
使用プリントはクラスルームに掲載。 |
参考書 Reference Books |
文化ファッション大系 服飾造形講座①服飾造形の基礎/大沼淳/文化服装学院教科書出版局 文化ファッション大系 服飾造形講座②スカート・パンツ/大沼淳/文化服装学院教科書出版局 文化ファッション大系 服飾造形講座③ブラウス・ワンピース/大沼淳/文化服装学院教科書出版局 文化ファッション大系 服飾造形講座④スーツ・ベスト/大沼淳/文化服装学院教科書出版局 文化ファッション大系 服飾造形講座⑤コート・ケープ/大沼淳/文化服装学院教科書出版局 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
各自ファイルを準備し、作成したパターンを綴じ保管すること。 1/2縮尺定規の購入あり (BUNKA1/2定規3点セット) アパレルコンストラクション実習Ⅰを履修しておくこと。また、アパレルコンストラクション実習Ⅱ、アパレル生産実習Ⅰを並行して履修し、また2年次のアパレルCAD実習、ドレーピング実習、アパレル生産実習Ⅱ、クリエイティブデザイニング実習に先駆けて履修することを勧める。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
2.技能・表現 2-2生活を構成する事象に対し、創造的なアプローチをし、表現する技能を有している。 3.思考・判断 3-2 新たな課題に対して、創造的能力と表現力を身に付けている。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
アパレルメーカーでパタンナー・デザイナーとして勤務。 量産パターンおよび縫製仕様書作成を担当。 |
教科書コメント |
シラバス参照 |