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年度 2022
科目名 多文化理解研究A
担当者名 狩野 雄
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
多文化理解に関する事例を研究し、日本語・日本文学研究上の視野を拡大する。
到達目標
Class Goal
多文化理解の視点から、日本語・日本文学上の事象を観察し考察することができる。
授業内容
The Content of the Course
前半に『文選』に収められた作品を中心とする中国古典詩文、後半に日本漢詩集『懐風藻』等の諸篇を取り上げ、そこに詠じられている芳香を中心とした感覚表現を読み、考察する。
授業では、担当者と履修者とで意見交換をしながら、考察を深めることとする。併せて、関連する論文を読む。
授業計画
Class Plan
第1回 導入:授業の進め方について
第2回 中国古典に見える芳香表現
第3回 『文選』所収の詩歌(1)
第4回 『文選』所収の詩歌(2)
第5回 『文選』所収の詩歌(3)
第6回 『文選』所収の詩歌(4)
第7回 『文選』に関する論文の読解
第8回 唐詩:唐詩概説
第9回 唐詩に見える芳香表現
第10回 日本漢詩の概要
第11回 日本漢詩:『懐風藻』『文華秀麗集』等(1)
第12回 日本漢詩:『懐風藻』『文華秀麗集』等(2)
第13回 日本漢詩:『懐風藻』『文華秀麗集』等(3)
第14回 和漢比較に関する論文の読解
第15回 ふりかえり、まとめ
授業方法
Class Method
講読する作品の資料を配付する。
授業では、受講生と授業担当者が意見交換をしながら、中国と日本の詩歌作品を精読する。
受講生は作品を読解するとともに、先行研究者の解釈も調べておく。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
dwc756m
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
講読・討論型の演習を交えながら進める。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
受講生は配付された資料について、作品を読解するとともに先行研究の解釈も調べておくなどして授業に臨む。

評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:予習準備や意見交換、発表など授業への積極的参加度
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
最終授業で振り返りを行い、それをもってフィードバックとする。
教科書
Textbook
授業レジュメを配付する。
参考書
Reference Books
『文選』(1)-(6)/川合康三他/岩波書店
『文選(詩篇)』上・下/内田泉之助・網祐次/明治書院
『日本漢詩人選集・別巻 古代漢詩選』/興膳宏/研文出版
『日本漢詩人選集1 菅原 道真』/小島憲之・山本登朗/研文出版
『中国文学と日本十二講』/村上哲見/創文社
『唐詩選』(上・下)/高木正一/朝日新聞社
『香りの詩学――三国西晋詩の芳香表現』/狩野雄/知泉書館
『懐風藻』/江口孝夫/講談社
『懐風藻全注釈』/辰巳正明/花鳥社
『懐風藻 文華秀麗集 本朝文粋』(日本古典文学大系第69)/小島憲之/岩波書店
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-3 体系的知識を複数の異なる視点・国際的観点から把握し、現象を多様な価値観の下に捉えている。
3.思考・判断 3-1 日本語・日本文学に関して身につけた専門的知識を捉えなおし、批判的に考察する能力を身につけている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
教科書コメント

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