シラバス参照 |
年度 | 2022 |
---|---|
科目名 | 景観計画論 |
担当者名 | 上岡 典子・大槻 憲章 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
国内外の景観計画に関する歴史を概観し、その思想と展開手法、ならびに実現された景観について理解するとともに、景観形成史の流れを把握する。そのうえで、計画立案に先立つ基礎調査として必要な各項目の内容について理解することを目的とする。 |
---|---|
到達目標 Class Goal |
自然との共生の視点を持ちつつ、機能的で文化的な景観を計画するために必要な実践的知識を修得し、真に人間的な住環境を創生するために必要な実践的知識を修得する。 |
授業内容 The Content of the Course |
景観に関わるまちづくりの多様なアプローチ、求められる視点等を概観し、景観計画の手法について、市街地エリア等の広域空間および近隣公園クラスの小規模拠点の、2段階の計画範囲を対象に、立案の一連のプロセスについて、課題演習形式を交えながら学ぶ。さらに計画を実現、持続するためのマネジメント計画についても理解する。 |
授業計画 Class Plan |
Ⅰ.景観建築における広域空間の将来構想づくり(上岡典子) 第1回 景観建築における構想・計画とは 第2回 事例研究・課題説明 第3回 調査手法・分析マップ作成 第4回 都市構造の読み解き 第5回 課題整理・方向性設定 第6回 将来像の可視化 第7回 プレゼンシートとりまとめ 第8回 発表・討論 Ⅱ.マネジメント計画(上岡典子) 第9回 マネジメントに関する事例研究 第10回 マネジメント計画 Ⅲ、景観建築における公園の基本計画(大槻憲章) 第11回 公園緑地の計画について 第12回 公園緑地の基本計画について 第13回 公園緑地の基本計画のプロセス 第14回 公園の基本計画の事例紹介(住区基幹公園) 第15回 公園緑地の基本計画の事例紹介(大規模公園・特殊公園など) 定期試験 ※授業の状況等に応じ、上記の予定を調整することがある。 |
授業方法 Class Method |
講義・演習・発表・ディスカッション・小レポートなどを適宜組み合わせて授業を行う。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
|
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
プレゼンテーションなどを実施する。 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
課題となる対象地域について、各自、文献やWEB等により事前調査を進めておくほか、構想、計画の各段階に応じて関連する類似事例や先行研究について情報収集を行う。 |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(70点) ・平常点(30点) 平常点等配点内訳:小レポート等(30点) |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
授業内で解説を行うとともに、最終授業で全体に対するフィードバックを行う。 |
教科書 Textbook |
授業中に配布するプリントなどを活用のこと。 |
参考書 Reference Books |
景観法と景観まちづくり/日本建築学会 編/学芸出版社 日本の街を美しくする/都市景観研究会 編著/学芸出版社 街づくりの変革/蓑原 敬/学芸出版社 景観の構造/樋口 忠彦/技法堂 建築家のためのランドスケープ設計資料集/豊田 幸夫/鹿島出版会 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
自然や景観の保全、創造を通して、地域を活性化する課題に取り組む。 並行して開講する「景観建築フィールドワークⅤB」において、関西の重要伝統的建造物群保存地区等の景観保全形成活動地域での実地学習を行う場合がある。 |
受講上の注意 Notices |
授業内容に対する学生の意見を求め、授業の改善に役立てる。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
A.高い知性 ◎A-3 機能性や環境負荷などに関する快適性を「用」として理解し、その基礎的・先端的技術を積極的に吸収し、演習や実習によって最適な空間を構成する実践的能力を修得する。 B.善美な情操 ○B-2 D.高い知性、善美な情操、高雅な徳性の総合 ○D-1 ※◎は特に対応する学習・教育到達目標、○は対応する学習・教育到達目標を示す。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
上岡典子 ランドスケープ系コンサルタントの実務において、緑の基本計画や都市マスタープラン、景観計画などの構想や空間整備計画の策定に携わるほか、まちづくり研究所の研究員および地域拠点活用系NPO法人の理事として、計画策定後の推進、運用に携わってきた。この経験を基に、マネジメントを踏まえた、まちづくり・空間づくりについての授業を行う。 大槻憲章 行政の造園専門職としての長年にわたる実務経験を活かし、公園の基本計画について教授する。 |
教科書コメント |
シラバス参照 |