シラバス参照 |
年度 | 2022 |
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科目名 | 現代フランスの音楽事情 |
担当者名 | 永島 茜 |
単位 | 2 |
科目目的 Course Objectives |
フランスの音楽事情を通してフランスの一側面を学ぶと同時に、音楽と社会について考察できる力を培う。フランスの例から日本の音楽事情にも考えを巡らせることや、更には自らの専門領域に対する深い思考力を身につける。 「芸術の都パリ」と言われるが、その表面的な煌びやかさだけでなくそれを支える背景、また社会における芸術の位置づけまで想像できるようにする。 |
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到達目標 Class Goal |
フランスにおける音楽活動や文化政策の一端を知ることで、異文化理解につなげる。フランスは、芸術文化や料理、菓子、ファッションなどの分野で世界から注目されているが、その背景について深く知り、自らの学習に役立てられるようにする。 授業で学んだ内容をもとに専門領域におけるフランスの事例を調べたり、日常生活でもフランスに関連する内容をより深く理解できるようにする。 芸術に対する公的支援についても、公的に関与することに対して根拠に基づいて多面的に捉えられるようにする。 |
授業内容 The Content of the Course |
先ず、フランスに関する基礎知識を学んだ上で、フランスと文化芸術ないしは音楽の関係について学習する。全授業回数のうち2/3程度は、公的な文化支援について学び、関連する事柄について視聴覚資料などを参照する。残りの1/3では、「芸術音楽」と「ポピュラー・ミュージック」というふたつの側面から、音楽作品の鑑賞を中心に行う。 フランスや音楽に関する基礎知識については動画を配信し、視聴覚資料については資料(またはURL)を添付する。 |
授業計画 Class Plan |
【授業回数】15回 本授業は、下記に関する内容を取り上げる(但し取り上げる順番は変更する可能性がある)。 発表を行うことが可能な場合は、オリエンテーション時に受講生と相談しながら内容や進行などの方向を示す。情勢によりオンデマンド授業などで発表ができない場合は課題を提出する。 第1回 オリエンテーション・フランスという国 第2回 フランスと音楽について―キリスト教との関係①― 第3回 フランスと音楽について―キリスト教との関係②― 第4回 絶対王政期の音楽環境 第5回 フランス革命とその後の芸術環境 第6回 芸術音楽の音楽家と作品(1)グラントペラ 第7回 芸術音楽の音楽家と作品(2)器楽・管弦楽 第8回 芸術音楽の音楽家と作品(3)器楽・管弦楽近現代の音楽 第9回 文化政策(1)第5共和制以前 第10回 文化政策(2)左派政権発足まで 第11回 音楽政策 第五共和制を中心として 第12回 フランスの芸術教育 音楽を中心として(DUMISTEの活動など) 第13回 ポピュラー音楽の音楽家と作品(1) 第14回 ポピュラー音楽の音楽家と作品(2) 第15回 まとめとレポート作成 |
授業方法 Class Method |
オンデマンド授業を実施する。 毎回の授業時間に配信される動画や資料を視聴し課題を提出する。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
共通教育科目のクラスコードは、共通教育サイトに一覧掲示する。 抽選終了後、受講が決まった科目のクラスコードを確認しClassroomへ入室すること。 科目担当者からの招待は行わない。 ◆共通教育サイト https://kyotsu.mukogawa-u.ac.jp/index.html |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
プレゼンテーション(課題提出)。 実施に当たっては、クラスルームへの資料提出など、基礎的なICTを使用する。 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
フランス語基礎文法(入門程度でも良い)を自習すること。少なくとも発音の規則を理解していることが望ましい。 具体的には、テレビやラジオのフランス語講座(インターネットでも可能)を視聴することが推奨される。 その他、フランスに関する全般的な知見を広めておくこと。世界のニュースに関心を払い、その観点からフランスや日本を見るように努めること。le mondeなども翻訳機能も取り入れることで、最新の状況の概要を知ることはできる。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:授業における課題提出6点×15回=90点 最終回レポート10点 積極的参加度は、課題の提出状況による。 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
クラスルームの個別コメント機能を用いる。 授業最終回で実施する小レポートについては、クラスルーム機能を用いて実施後に観点、講評などを閲覧できるようにする。 |
教科書 Textbook |
現代フランスの音楽事情/永島 茜/大学教育出版 |
参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
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卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
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実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
教員がフランス在留時に行った研修内容および演奏者としての観点を取り入れる。 |
教科書コメント |
シラバス参照 |