シラバス参照

年度 2023
科目名 心理的アセスメント(概論)
担当者名 竹島 克典
単位 2.0
履修便覧ページへ
★★「単位」には開講学年の単位が表示されています。★★
★★「単位」が「-(ハイフン)」で表示されている場合は各自の履修便覧で単位を確認してください。★★


科目目的
Course Objectives
心理的アセスメント(心理査定)についての基本的な知識を身につけることを目的とする。心理査定、観察および面接の目的や倫理、方法や関わりなどを身につけ、心理的支援に必要なクライエントを理解する際の観点を学ぶ。また、心理検査の基本的な性質も講義形式で学ぶ。
到達目標
Class Goal
1.生育歴や家族の状況等の心理的アセスメントに有効な情報およびその把握の手法等について概説できる。
2.心理に関する支援を要する者等に対する関与しながらの観察について、その内容を概説することができ、行うことができる。
3.心理検査の種類、成り立ち、特徴、意義および限界について概説できる。
4.心理検査の実施、採点および解釈方法をおおよそ理解できる。
授業内容
The Content of the Course
クライエントに適切に関わりながら心理的援助を行うには、セラピストは多角的な心理的視点により、たえず対象者の理解を深めていくことが必要である。前半は、心理的アセスメント(心理査定)の目的、意義および倫理について、心理的アセスメントに関する理論と方法について学ぶ。後半は、各種心理的アセスメント法の基本的な性質と対人援助の実践における具体的な実施について講義形式で学ぶ。
授業計画
Class Plan
対面授業 15回

第1回 心理的アセスメントの目的、意義及び倫理
第2回 心理的アセスメントの方法
第3回 心理的アセスメントに関する理論と方法:アセスメントの科学性
第4回 心理的アセスメントに関する理論と方法:面接法
第5回 心理的アセスメントに関する理論と方法:観察法
第6回 心理検査1:知能・発達検査①
第7回 心理検査2:知能・発達検査②
第8回 心理検査3:質問紙法
第9回 心理検査4:投映法・描画法
第10回 医療領域におけるアセスメントの実践
第11回 教育領域におけるアセスメントの実践
第12回 福祉領域におけるアセスメントの実践
第13回 産業領域におけるアセスメントの実践
第14回 司法・犯罪領域におけるアセスメントの実践
第15回 まとめ
授業方法
Class Method
原則講義形式で授業を進める。授業内の一部でPCやタブレット端末等を用いて、意見を発表してもらう等の双方向を取り入れることがある。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
lr4yn7y
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
授業中の小レポートや課題の実施とそれに対する解説、ディスカッションを通じて双方向型の授業を行う。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習:事前に関連文献を読んで、各自、疑問点、検討点を挙げておくこと。
復習:レジュメや紹介された文献を読んで内容を理解、補足しておくこと。
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:小テスト(2回)で30点
小レポート50点
授業への積極的参加度20点
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
課題については評価後、授業中に解説を行う。
教科書
Textbook
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
受講生の興味関心や理解の到達度に応じて,適宜,内容を変更することがある。
対人援助の内容のため、受講生には倫理性と真摯な態度が求められる。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
〔心理〕
1.知識・理解 1-1 心理学に関する基礎的・専門的知識を有している。
2.技能・表現 2-1 科学的な視点に基づき、様々な課題の解決に心理学の専門的知識を統合し活用できる能力を有している。
2.技能・表現 2-3 他者との円滑な関係を構築し、それを維持しながら多様な人々と協働することができる。
3.思考・判断 3-1 必要な情報を収集・整理し、あらたな問題を発見することができる。
3.思考・判断 3-2 問題に対する解決策を立案し、実行することができる。
3.思考・判断 3-3 社会および人間関係における身近な現象を心理学の専門知識と結びつけて分析的・論理的に考えることができる。
4.態度・志向性 4-1 社会および人間関係における課題を自ら発見し、解決しようとする積極的な姿勢をもっている。
4.態度・志向性 4-2 個人および個人と他者との関係に関心をもち、多様な場面において人と関係をつくり、援助することができる。
4.態度・志向性 4-3 社会の一員としての役割を見いだし、自己実現と社会貢献を目指すことができる。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
公認心理師として心理的アセスメントおよび心理学的援助などの臨床心理実践を約10年間行ってきた経験を活かし、指導を行う。
教科書コメント

シラバス参照