シラバス参照

年度 2023
科目名 心理演習
担当者名 新澤 伸子・井上 雅勝・小花和 W. 尚子・佐藤 安子・竹中 一平・玉木 健弘
単位 2.0
履修便覧ページへ
★★「単位」には開講学年の単位が表示されています。★★
★★「単位」が「-(ハイフン)」で表示されている場合は各自の履修便覧で単位を確認してください。★★


科目目的
Course Objectives
心理に関する支援を要する者等の支援についての知識および技能の基本的水準の修得を目的とし、具体的な場面を想定したロールプレイや事例検討を通して学ぶ。
到達目標
Class Goal
1.心理に関する支援を要する者等に関する①コミュニケーション、②心理検査、③心理面接、④地域支援等の知識および技能を修得する。
2.心理に関する支援を要する者等の理解とニーズの把握および支援計画の作成について修得する。
3.心理に関する支援を要する者等の現実生活を視野に入れたチームアプローチについて修得する。
4.多職種連携および地域連携のあり方について修得する。
5.公認心理師としての職業倫理および法的義務への理解について修得する。
授業内容
The Content of the Course
公認心理師資格取得のための4年次の「心理実習」を受講する前段階として、以下の内容を取り扱う。
・実習におけるマナーの理解と習得
・秘密保持義務の理解
・実習におけるアクシデントへの対応
・行動観察とアセスメント
・実習記録の作成
・実習計画書の作成
・実習施設職員や対象者とのコミュニケーション
・多職種連携とチームアプローチ
・地域連携
これらの内容について、ケース検討やロールプレイ、実習記録等の作成を行うことにより、知識の習得のみならず、演習を通してスキルを習得し理解を深化させる。
授業計画
Class Plan
対面授業 30回

前期
第1回 オリエンテーション/職業倫理および秘密保持義務について【講義】
第2回 学外実習におけるマナーの理解①【ロールプレイ】
第3回 学外実習におけるマナーの理解②【ロールプレイ】
第4回 実習施設職員とのコミュニケーション①【ケース検討】
第5回 実習施設職員とのコミュニケーション②【ロールプレイ】
第6回 実習施設の児童とのコミュニケーション①【ケース検討】
第7回 実習施設の児童とのコミュニケーション②【ロールプレイ】
第8回 実習施設の生徒とのコミュニケーション①【ケース検討】
第9回 実習施設の生徒とのコミュニケーション②【ロールプレイ】 
第10回 未就学児の観察と見立て・対応【ケース検討】
第11回 未就学児とのコミュニケーション【ロールプレイ】
第12回 多職種連携およびチームアプローチ【ケース検討】
第13回 地域連携【ケース検討】
第14回 学外実習におけるアクシデントへの対応①【講義・ケース検討】
第15回 学外実習におけるアクシデントへの対応②【ケース検討】/前期の振り返り
後期
第16回 心理演習(後期)の概要/相談面接法の概観【講義】
第17回 傾聴訓練①【演習】
第18回 傾聴訓練②【演習】
第19回 心理実習および参加実習の概要/心理実習の科目到達目標の理解/実習関連書類の説明①【講義】
第20回 子どもとの関わり方のロールプレイ①【ロールプレイ】
第21回 アクシデント対応のロールプレイ①【ロールプレイ】
第22回 実習記録の作成①【演習】
第23回 自己評価と課題設定/実習記録の作成②【講義・演習】
第24回 実習生個人票「自己PR」の作成と発表【講義・演習】
第25回 子どもとの関わり方のロールプレイ②【ロールプレイ】
第26回 アクシデント対応のロールプレイ②【ロールプレイ】
第27回 秘密保持義務/実習のマナーの再確認/実習関連書類の説明②【講義】
第28回 実習計画書の作成①【演習】 
第29回 実習計画書の作成②【演習】 
第30回 心理演習振り返り【発表】/総括
授業方法
Class Method
対面授業を実施する
講義、ケース検討(グループ討議)、ロールプレイ、さらに実習記録など実習に関する書類の作成等の演習を中心に行う。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
受講生に連絡する。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
ロールプレイ、ケース検討(グループ討議)や、実習記録等の実習に関する書類の作成とそのフィードバックを行う。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習:クラスルームで提示された事前課題や資料や関連書籍等によく目を通し、基礎知識を身につけておく。
復習:講義やグループ討議で学んだことを専用ノートにまとめ、実践にどのように活かせるかをつねに念頭において反復学習し、参加実習に必要なスキルが定着するように心がける。
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:小レポート55点、授業に対する積極的参加度 25点、発表20点
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
小レポートについては、授業の中でフィードバックを行う。
教科書
Textbook
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
市内の保育所・認定こども園、小中学校での学外実習に参加する準備として、演習を行う。
受講上の注意
Notices
4年次の「心理実習」で必要となる知識およびスキルについて、テーマごとに、講義の後、ケース検討やロールプレイや記録作成などの演習を中心に行うため、遅刻・欠席すると授業の進行についていけなくなくなる可能性がある。また、妥当な理由のない遅刻・欠席は、平常点等の評価対象となる。
教員は講義担当だけでなくファシリテーターの役割をも務めるが、受講者が主体的にケース検討でのディスカッションやロールプレイに積極的に参加することが求められる。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
〔心理〕
1.知識・理解 1-1 心理学に関する基礎的・専門的知識を有している。
1.知識・理解 1-2 社会福祉学に関する基礎的・専門的知識を有している。
2.技能・表現 2-1 科学的な視点に基づき、様々な課題の解決に心理学の専門的知識を統合し活用できる能力を有している。
2.技能・表現 2-3 自らの考えを他者に伝えられるコミュニケーション能力およびプレゼンテーション能力を有している。
2.技能・表現 2-4 他者との円滑な関係を構築し、それを維持しながら多様な人々と協働することができる。
3.思考・判断 3-1 必要な情報を収集・整理し、あらたな問題を発見することができる。
3.思考・判断 3-2 問題に対する解決策を立案し、実行することができる。
4.態度・志向性 4-1 社会環境および人間関係における課題を自ら発見し、解決しようとする積極的な姿勢をもっている。
4.態度・志向性 4-2 個人および個人と他者との関係に関心をもち、多様な場面において人との関係づくりができる。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
教科書コメント

シラバス参照