シラバス参照 |
年度 | 2023 |
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科目名 | ソーシャルワーク論ⅡB |
担当者名 | 増田 和高 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
相談援助における事例分析の意義と方法およびソーシャルワークによる支援の実際について理解する。 |
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到達目標 Class Goal |
社会的排除、虐待、DVなど危機的状況にある相談援助事例についてソーシャルワークの視点から分析し、多様な理論を応用しながら問題解決に向けた支援を組み立てる基本的力量を身につける。 |
授業内容 The Content of the Course |
相談援助の全体と構造について学習を進め、相談援助の実践モデルについて理解を深める。また、相談援助の過程とそれに関する知識と技術についても学習を行う。実践モデルとして提示されている国内外の諸モデルについて解説すると同時に、どのような事例について援用可能かということについて自発的に理解を深められるよう自主学習課題についても講義内で触れていく。 |
授業計画 Class Plan |
【対面授業15回】 第1回 相談援助の全体像 第2回 ソーシャルワークの発展過程 インテーク支援の視点と構造 第3回 ソーシャルワーク発展過程における初期の実践モデル 第4回 ソーシャルワーク発展過程における近現代の実践モデル 第5回 インテーク支援に求められる技法・理念 第6回 アセスメントの視点と構造 第7回 ニーズ把握の意義・目的・方法 第8回 アセスメントに求められる技法・理念 第9回 プランニングの意義・目的・方法(小テスト) 第10回 プランニングと社会資源調整(コーディネーション) 第11回 チームアプローチのモデルと方法 第12回 ケースカンファレンスの意義・目的・方法 第13回 モニタリングの視点と構造 第14回 実践評価の方法とその意義(実験計画法、効果測定) 第15回 スーパービジョンの意義・目的・方法(小テスト) |
授業方法 Class Method |
授業は対面の講義形式により進められ、相談援助過程の全体像や、各過程に求められる知識・方法について基本理解を得る。また、講義内の質問や意見を通じて、自分の価値観の相対化を行う。講義受講後は「出欠アンケート」に回答するとともに、アンケート内にある「講義に対するコメント」にコメントする。コメント内容については講義内でも振り返りに活用し、フィードバックを行う。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
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アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
講義受講時に出た疑問や質問について、積極的に受講生同士で共有できるように講義ごとにアンケートにて「講義に対するコメント」入力を求める。また、コメントについては次回以降の講義内にて教員からの返答することに加え、受講生に論点を伝えることで自ら考える機会を提供することで、学生の講義参加とディスカッションを促す。 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
講義内で指示された資料の範囲を事前に読み進めておく。また、講義時間内に小テストを実施するため、小テスト出題範囲の復習および小テストの結果を踏まえた反復学習をその都度行うこととする。加えて、講義内で触れられた他の学生のコメントや質問に対して、自ら関連文献等を介して自発的学習に努める。 |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(70点) ・平常点(30点) 平常点等配点内訳:講義内での小テスト30点 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
テストについては、テスト実施後に正答の提示と解説を文書にて実施する。 |
教科書 Textbook |
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参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
【重要】 令和5年度より、受験資格制度は成績評価対象資格に変更となる。また、学修機会保障制度が始まる(授業公欠制度は廃止となる)。 ★「成績評価対象資格」:週1回開講科目は5回以上欠席すると、成績評価対象資格を喪失し、成績評価が受けられなくなる。 ★「学修機会保障制度」:授業公欠制度は廃止され、新たに学修機会保障制度が始まる。 以上の2点については、Student-Guideを熟読しておくこと。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-2 社会福祉学に関する基礎的・専門的知識を有している。 2.技能・表現 2-2 人と社会との関係を理解し、様々な課題の解決に社会福祉学の専門的知識を統合し活用できる能力を有している。 3.思考・判断 3-1 必要な情報を収集・整理し、あらたな問題を発見することができる。 3.思考・判断 3-2 問題に対する解決策を立案し、実行することができる。 3.思考・判断 3-3 身の回りの様々な現象を既有の専門知識と結びつけて分析的・論理的に考えることができる。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
障害者支援領域で介護職(5年)、相談職(3年)として就労した経験に基づき、講義内で扱う実践モデルの有用性や課題などについて、実際の実践経験に基づいて情報提供を行うことで具体的援助方法について教授する。 |
教科書コメント |
シラバス参照 |